イクルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

イクル

イクル

映画(204)
ドラマ(5)
アニメ(0)

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

4.0

現実と小説とでの2つの軸、そこでの対比、現実とSFの対比、それは現実からの逃避?でも対比すればするほど、現実が影を伸ばし続ける矛盾。

変わるものと変わらないもの。
彼は木の中に秘密を囁き、変わらない
>>続きを読む

エンパイア レコード(1995年製作の映画)

4.8

最高。
自由が自由を生んで自由になる。
ヘイトの裏側には強烈な興味が眠ってる!

四月物語(1998年製作の映画)

4.2

独特のリズム。
雨の使い方良すぎ。
傘のシーン最高!

空気人形(2009年製作の映画)

3.8

空気ってなんだろうな、心を持てばみんな人間なのかも。
でも、人間として生きていくと、息が詰まる。そして、人間として認められたら、外から社会の空気を向けられたら、中にある空気は社会に吸い取られて、、残酷
>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

4.0

安寧した秩序の上では、考えることのない命、無意識の境地を揺らす、破壊力のある作品。死生観と人生観の表裏一体を感じた。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.8

嘘か誠か、夢か現実か。
対をなす2つの観念が混ざるようにグルグル回転し、観ている私たちを溶かしてゆくような、、

カット、音楽、キャラクター、全てがこの2つの対にスポットライトを当てて演出、幻を描いて
>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

まずOP。メロディー、映像、これは違うぞと震える。巧みなメロディーからうまくヤクザの世界へと誘導し、そこで起きる非日常を理解する。
その非日常は経験がないため、理解し難いがそこに、私たちにとっての日常
>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

ルパンならではのコミカルさ、悪に見えて正義に見えるカラクリが良かった。
この時代ならではのタッチもやっぱり好き。初めのカーチェイス、歌、そして最後の銭形のセリフは、名シーンでした。

さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.5

モッズを学ぶためのカルチャー映画。
モッズコートはもちろん、フレッドペリー、オーダースーツ、スクーター、THE WHO。今の自分にとっては、最高なカウンターカルチャー。若者の熱狂が必要なのは、あらゆる
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

4姉妹からなる賑やかな旋律、大人になるにつれ生じる不調和、そして孤独。
家族という存在は近いようで遠いのかも。
そんな隙間を1人の女性を軸に、小説と共に描いているのが良かった。
シアーシャローナンとテ
>>続きを読む

山の焚火(1985年製作の映画)

3.7

大自然からなる無秩序。
あの光景、生活が日常だということを体験しつつ、無秩序から派生する異常というなの刺激を味わうことができた。
多分、あそこに住んでた。そんな気持ち。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

夏、鮮やかな映像、子どもの目線。
アングラな環境から起こる出来事、周りの対応が新鮮で面白かった。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.9

別の角度から人間を観ることができた。
無力から進化する人間の知性はとてつもないものであるし、それを独特な絵で表現されていた。多分映画館で観たら、発狂したくなると思う。

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.4

やっぱり繊細な音の使い方がすごくいい。
すごく上品で、魅せ方に華がある。

日々の移り変わりと共に変わるドレス。
心は移ろうものなのか否か。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

自分の居場所を誇れることは素敵なこと。
でも誇れるためには、時にはその居場所を飛び出して、新たな居場所を見つけることも大切。
自分の上京と重なったな。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

サイケデリックというか、ヒステリックというか、、
普段落ち着いてる感情が刺激された感じ

てか、ホラーって聞いてないし!!
不気味だけど、まあいいよね、、。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.8

90年代の淡い、ノイズのある雰囲気がすごくいい。
鮮明ではなく、少しぼやけている感じ。
見たいものを見るためには、拭かなければ見えない。そんな手間が、省かないことが、今の時代に大切なのかな。

“画鋲
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

淡い、それでいて平坦で地平線のような。
感情面では起伏が少ない分、スーッと心地よく沁みて行く感触。

これだけ、言ってしまえば地味な作品なだけ、観ている我々も同じ日常を過ごしているような気分を味わうこ
>>続きを読む

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.3

時間の矢から派生するバタフライエフェクトや、時間の定義、それらを補正する映像が相まってとても良かった。

どんなレールを敷いて、人生を歩むのか。とても考えさせられる作品。

マルチバースといい音楽。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.7

映画館でのおばあちゃんと主人公のやり取りが好き。

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.8

アングラな感じで、正にヒップホップで、伝説の一部を垣間見れた。

イノセンス(2004年製作の映画)

4.2

やっぱり素晴らしい。映像が鮮明。
少しパプリカ的な要素も感じた。
後ロボットの死に方?が好き、心地いい。