ilさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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シャーコーン! 呪いのモロコシ鮫(2021年製作の映画)

1.0


観た。というか流し観した。

バカ映画としてなら評価はもっと上げる。
ゲームで言うとせがれいじり、鈴木爆発のノリ。

ちょっと前にTwitterでこの映画の情報流れて来てたのをヘリのシーンで思い出し
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.4


2回も寝落ちした。

初ゴダールなので、
評価が難しい。

おそらく気狂いピエロとか、もっと初期の方から観ないと現段階の評価は意味が無いような気がしてしまう。

ゴダール、ヌーベルバーグについてwi
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.2


是枝追いしてた時期があり、やっぱりこれを観ておかないと是枝作品の評価は出来ないのではと変な力が入り鑑賞。

ドキュメンタリー畑出身の是枝さんらしい、
社会問題切り込み系。

オチ前の展開とか、オチの
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海街diary(2015年製作の映画)

3.2


一月に観た舞妓さんちのまかないさんが良過ぎて是枝作品追いした。

吉田秋生作品の映像化率よ。

是枝ファミリーが脇固めて、
大物女優の大盤振る舞い。
そりゃここまですれば商業的成功を収めない方がおか
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ムンバイ・ダイアリーズ(2010年製作の映画)

3.6


思いの外良かった。
というかかなり良かった。

あらすじの
"大都市ムンバイで、境遇も階級も異なる4人の男女の人生が交差する様子を描いた人間ドラマ。"
とはよく言ったもので、
モウリーニョみたいな顔
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セブン(1995年製作の映画)

3.1


ブラピもモーガンフリーマンも若ぇ。

やっぱり刑事モノ苦手かも。
経験値重視過ぎない?
若手陽キャ過ぎない?

まぁお約束を準えるストーリー展開がマストで、
95年ではリドル追いの鮮度、練度が現行の
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.4


"素晴らしいとしか言えない"

デリケートな話題に言及する事になるし、
実際そっち方面の映画としても評価されているのだろう。

かといって、
そこを無視して語ることはできないし、
自分の性別がストレ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5


日本人大好き24時間戦えますか映画にして、
陰キャ大爆発ボッチザムービー。
と斜に構えていても、ここまでされると大号泣必至。

伏線回収の鋭さ、わかりやすさ、
お約束的涙腺崩壊秘孔同時ベタ押し、
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.3


伏線回収モノ。

週間ストーリーランド話。

話の整合性、完成度は高いしエンタメとしてレベル高い。

が、何ともまぁ主人公以外に救いのなさすぎること。

女性への性的搾取、芸能の闇、
60年代の幻影
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私の20世紀(1989年製作の映画)

3.2


マッチ売りの双子の少女、
別々の大人に拾われ天使(活動家)と悪魔(ビッチ)に。

20世紀最初期のエジソンの時代。

その当世感。
思想、風景、性。

寓話的に、牧歌的に、
平和と革新を映し出し、
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.5


煽り文句がフリなんよ。

no angels.

現実にコロンボもホームズも存在しない。

机上の空論ミステリは、
所詮ごっこ遊びに過ぎない。
というドライなリアリズム。

これだけで聡い人には
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.5


尖り新人女性アニメ監督が創る
「超時空要塞マクロス〜音、おぼえてますか〜」
VS
天才監督の創る
「バイク少女まどか★マギカ」
の覇権争いの映画。

アニメ制作の現場感、
クリエイターの葛藤、
オト
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.4


冒頭のメタ発言が全て。

巡り巡るチョップしてごった煮にしたようなプロット。

Twitterのタイムラインのような会話劇の中に散りばめられた身も蓋もあるような、ないような内容。

スーパーマーケッ
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.2


作画の良さによりストーリーの味わいが何倍にも増幅されている。

家族愛、兄弟愛、死、純愛、思いやり、愚直、と
万人が共感出来る「んなもん泣くに決まってるやろ」とキレたくなるほど涙腺崩壊爆弾がてんこ盛
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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

3.4


写真家ヘルムートニュートンのドキュメンタリー。

反骨精神の権化。故に非凡。
女性の肉体美を偏執的に捉え続けた氏の背景を12人の女性に聞いて回る。

胸に刻んでおきたい言葉は、
写真家にとって汚い二
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

2.8


ハインライン原作SF。

タイムトラベルとコールドスリープで過去と未来を行き来して血の繋がらない妹に会いに行く物語。

と言ってしまえばもう全てネタバレと言っても過言ではないくらいシンプル設定。王道
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それから(2017年製作の映画)

3.2


アンジャッシュ。


シーンの切り替えで時系列を切り替えるトリックが洒落てて面白い。

人生という長い時間のほんの一日の出来事。
その出来事がある人にとっては鮮明で、またある人にとっては過ぎた事。
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カーター(2022年製作の映画)

3.3


ゲームみたい。

俺tueeeeee!な超絶アクションRTA。

ジョンウィックとゲームだがアンチャーテッド、ラスアスとかを足して割った感じのストーリー。

アクション映画はあんま観ないので稚拙な感
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何者(2016年製作の映画)

3.5


何者にもなれなかったってよ。

朝井リョウ原作作品。

就活というモラトリアムの終活。
殺伐とした競争社会の渦中の主人公達。

自分は何者かになれるかもという根拠のない自信を抱えたまま、
現実への妥
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海月姫(2014年製作の映画)

3.3


原作未読故そことの差異は分からない。

設定の癖のわりにはしっかり王道ストーリー。

序盤のカマしが肝。

ファッションショーのシーンでしれっと作者本人がドン小西の横で見てるん笑った。

原作読もう
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関東無宿(1963年製作の映画)

3.2


小林旭の二枚目度合いが凄い。
目力凄い。眉毛ピクピクさせんの上手い。

色彩と照明と音の使い方が効果的で、
演技をよりドラマティックに脚色している。

ヤクザもんのロミジュリ的禁断の恋。

世渡り上
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

3.1


落語の居残り左平次の風呂敷を少し膨らませた話。

江戸時代物語の縮図かのような、登場人物それぞれのストーリーをひとつに収束し、伏線回収して生きると言い捨て逃げる様で終わる。

話の綺麗さ。江戸っ子節
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.3


ちょいネタバレになるかもしれません。
なるべくガワの部分を抽象的に書くようにしていますが、前情報無しで見る事をおすすめします。


ウルトラマンオタクのオタクによるオタクの為のウルトラマン。

そし
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羊の木(2018年製作の映画)

2.0


見るんじゃなかった。

ロケ地がかわいそう。

序盤のほんわかBGMで切ろうと思ったけど何とか最後まで見た。

何でこんな出来なのに
バンドの演奏サウンドオブメタル的ノイズなん無駄にクセあってちょっ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5


普通。


普通過ぎて刺さる。

90年代に青春を生きてこなかった世代でも余裕で置換出来るし、
擦り倒されてきた普通。

みんなと括ってしまっても共通知があり、
日本の社会や情勢や文化が下支えしたあ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.1


まぁ好き。

ただこれは映画という媒体である必要があるのか?と思ってしまう。

深夜枠の10分〜15分ちょいくらいのショートドラマとかだったらもっとよかった気がする。

それはあまりにもハマりすぎか
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.3


まぁ取り立てて言う事もない戦争&ケミカルゾンビ映画。

商業的成功する上で必要な要素を卒なく取り入れている。

ド派手なアクション、
美人のヒロイン、
巨大な悪、
正義感の強い弱者主人公。

全部ど
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.6


ハッピーオールドイヤーから続けてタイ映画。

チュティモン主演関連。
イッサヤー・ホースワンも出てる。

大筋は罪と罰的。

カンニングをビジネスにして一儲け。
まさしくバッドジーニアス。

その背
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.9


ナワポンやばい!
え、、、やばい!

断捨離だけでここまで描ききるのか。
人の感情、心理、作用。

そしてその映像表現も圧巻。
展開も見事。

邦画の匂いもするけど、
またちょっと違う。

断捨離の
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国境の夜想曲(2020年製作の映画)

3.5


虚構の映像表現技術で事実を映し出す。

神視点からなる無主張は、
観る側に思考を促す。

映像美、音像、画角、
全てがただただ美しい。

ただそれが現実の凄惨さの対比。
というふうに描かれていないよ
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ガンドゥ(2010年製作の映画)

3.5


話的にはインド版アイデンティティかなぁ。
映像はビジュアルバム的シュールさもあっていい。お笑いでいうと、ランジャタイとか天竺鼠好きはハマりそう。

ラッパー言ってるけど、
日本で言う80.90年代の
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

2.6


間が抜けてて薄味〜。

コメディに振るのかハラハラに振るのかはっきりして欲しかった。

嘘をつくと吐く、
文字通り嘘を吐く純真な看護師が被疑者の時点でわりと無理設定。

ハイテンションミステリと銘打
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.4


新年一発目は今更エヴァ。


話の本当の本当は、
結局ジブリ的変哲ない話で、
それをそのまま描くには拗れすぎていて、
内的宇宙の中で組んず解れつ考えては投げ、考えては投げを繰り返し、堂々巡りで、
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.1


良くも悪くもザ・邦画。

脚本吉田玲子とあってそつのない仕上がり。

原作から入ったら、大体実写は観てられなくなるけど、小寺さんは実写も原作の雰囲気をしっかり残してあって良い。

元々がわりと雰囲気
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.2


期待値高すぎて肩透かしくらったぞ馬鹿野郎。このヤロー。

よく出来てるけど、ファンムービーの域を出ない。

ハイヒールの件がニクい。

しれっとクリーピーナッツ出てる。

深見役大泉洋なのは深見さん
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.2


ガンダムシリーズには疎い。

だから観終わった後疑問が残ったので、
時系列とか諸々Wikiって盛大にネタバレ見てしまい、三部作になるであろう今シリーズの結末を知り頭を抱え現在に至る。

ガンダムはと
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