imachamaさんの映画レビュー・感想・評価

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悪童日記(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

双子が本当に美しい。
戦禍から逃れるために預けられた母の故郷。
鬼のような祖母のもと、日々を耐え、生き抜いていく中、双子は美しいまま、内側に彼らなりの正義と残酷さを孕んでいく。
冷酷にしか見えなかった
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

アニメの中で一番好き。

憎み合う、森に生きるものと人間。
それぞれに暮らしが有り、物語があり、悲しみや痛みがあり、ほんとうの意味での悪人は居ない。
シシ神は、その恩恵と脅威が自然そのものであり、それ
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.1

現女王、エリザベス2世の父に当たるジョージ6世の史実に基づく映画です。
ヘレナ・ボナム=カーターの、妻として、母として、皇族としての愛すべき女性という存在感がいい。
舞台出身のジェフリー・ラッシュが舞
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

見てから一週間くらい経っていますが、作品を振り返ってレビューを書く気になかなかなれませんでした。
もう、見た後の絶望感たるや、今までで断トツ。
歴史的な悲劇を軸に描く意味を考えると、ラストは納得せざる
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ダイバージェント(2013年製作の映画)

3.8

思っていたより点数が低いみたいだけど、私は面白かったです。
フォー役の人に引っ張られてるような気もするけど(苦笑)
あと、マギー・Qがキレイで格好良かった。
設定は、作り込みきれていない部分にはあえて
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.2

エンターテイメントとしてのアクション映画な感じで、最後まで飽きるヒマなく楽しめました。
自分の実力に過不足ない自信が有り、潔く、達観している、かっこいいお年寄りの話しです。

モーガン・フリーマンには
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トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)

3.4

ホアキンのキャラクターに血の通うような演技が、素晴らしいです。
グウィネスも美しい。
新興宗教のコミュニティで幼少期を過ごしたホアキンが、アメリカのユダヤコミュニティの青年を演じています。
窓越しの電
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ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

4.2

竹内結子、西島秀俊、大沢たかお、好きな人ばかりで、興奮を抑えつつ見ました。
もう、牧田にがっつり心奪われました。
原作も読みましたが、一部違いますね。
私は、映画版の方が好きです。
かつて、自分を力で
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.8

冒頭から大きなことを成功させていて、この先何をもってめでたしとなるんだろう、と思いながら見てましたが、いい意味で予想を裏切るラストで面白かったです。
ラストの真相によって、頭の中で冒頭まで巻き戻される
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25年目の弦楽四重奏(2012年製作の映画)

3.9

何かを企んでいないフィリップ・シーモア・ホフマンが見たくて見ました。
本当にいい役者さん。残念です。
講義のシーンなどにあるそれとない説明と、弦楽四重奏の中での役割そのままのような4人の人間性が、クラ
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

4.5

この映画でヴァンパイア物が好きになりました。
トム・クルーズの、慈悲なきヴァンパイアレスタトが官能的で美しいです。
ブラピ演じるルイは、慈悲深くヴァンパイアになっても心は人で在りたいと苦悩し続けます。
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.5

わりと最後まで飽きさせない感じでした。
ヴィカの、ジャックへの愛情の裏に見え隠れする無機質な冷たさが、少しづつ不安にさせていきます。
ジャックは、混乱と葛藤を抱えた人間味のある優秀なエージェント。
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エリジウム(2013年製作の映画)

2.8

ジョディ・フォスター、冷徹な国防長官が意外にも似合ってました。
ただ、治療カプセルってあんなに簡単に治癒できるんなら、地球の人らに使わせてやればいいのに、高値アイテムが必要な感じにも見えなかったし。
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ビザンチウム(2012年製作の映画)

4.2

録画してたけど、ヴァンパイア物だとここで知ってすぐ見ました。
どうしてもインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアに比べてしまうけど、面白かったです。
エレノア役の子の表情がいいですね。
フランクは場面によっ
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コレクター(2012年製作の映画)

2.3

実話を基に、って触れ込み頼みな映画に感じました。
ラストだけは実話と違うものにして、オリジナル性を持たせたいけど、いい別エンディングが思いつかず、ぼんわりさせて高みに置こうとした?、って勘繰りたくなる
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赤ずきん(2011年製作の映画)

3.2

女優さんが、パイレーツの人魚役で気になったジェマ・ワードに似てるなーって感じで借りました。
ゲイリー・オールドマンも好きだから楽しみにしてたけど、ちょい悪役でしたね。
ジョニー・デップの「スリーピーホ
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

4.0

キリスト教、エクソシスト、アンソニー・ホプキンス、と私の好きなもの盛りだくさんで公開された頃から気になってました。
見た感想は、やっぱり好きな感じ。
冒頭の、前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の言葉
「大
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

これはもう何回見たか分からないです。
見た後、「ありがと~!!」ってガッツポーズしたくなる感じ
初めて見たときの驚きと感動はいまだに薄れる事はなくて、見る度に好きだな~って思います。
妻を失い無実の罪
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

4.2

ボリショイ劇場の天才指揮者は、ある事件をきっかけに音楽の世界から締め出されてしまう。
それから30年が経っても音楽の世界から離れられず、ボリショイ劇場の清掃員として暮らしていた元指揮者が、いつものよう
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

知性に裏付けされた狂気は、魅力的で美しいと思わされた映画です。
この映画を見たのが思春期真っ只中だったこともあり、見る前と後では映画を見る目線が変わりました。
一番好きな映画です。
守ってくれるはずだ
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

4.0

面白かったです。
ラスト、全く予想できてませんでした。
涙したのに(笑)父のためじゃない、ってロキのセリフはラストのソーのセリフに繋がった感じがしました。
ソーがロキを認め、それを父に伝え、ロキの願い
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ローマ法王の休日(2011年製作の映画)

2.2

なんか、勝手に予想立てていた自分が悪いのだけど、嫌な形で裏切られた感じで、これっていいの?っていうのが見たあとの感想でした。
人々を導く職にある方達が、不眠症で薬漬け、普通のおじいちゃん達っていうトコ
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.2

ギリギリで切り抜ける感じが続いてくうちに、作りての目線を強く感じてしまって、キャラクターから気持ちが少し離れてしまいました。
なのに、えっ、そんな簡単に捕まるの?ってトコも。
でも、後味の良い映画好き
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.5

実話だから、おおよそは解っているのに、刻々と変わっていく状況の中、ずっとハラハラドキドキ。
最後まで緊迫感を保っていて、全く飽きさせない。
トニー・メンデス本人と家族も、ラストの空港でのシーンに出てる
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.3

マラヴィータ、まさかの犬の名前だったとは(笑)
そういう奴いるーっていうムカつく奴等を、この家族はボッコボコに(笑)
それがすごーく気持ちいい(^^♪
あと、ベル役の女の子がめちゃめちゃ可愛い♥
アメ
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ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)

3.0

まさかの、続く・・・・、で終わりでした。
なんとなくしか前作を覚えていなかったので、ここで皆さんのレビューで復習してから見れば良かった(T_T)
大統領役の人、ダーティーセクシーマネーのダーリング家の
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.4

本当に風景が綺麗でした。
ヒースとジェイク、それぞれがときに女性的で男性的で、でもジェイクの方がより女性的だったのかもと、見終わって思いました。
でも、『女性的』『男性的』って視点は、異性愛者としての
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.8

なかなか好きな感じ。
パーソン・オブ・インタレストのリース君で、パッションのキリスト役だった人でした。
しかも若い。
暑苦しいくらいの親子愛に元気もらいました。
ただ、悪役がちょっと無敵すぎるような気
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