内田けんじ作品は「運命じゃない人」も「アフター・スクール」も相手をどう騙すか(あるいは最終的に観客をどう騙すか)に醍醐味があったのだが、今回はそれに主眼がおかれていない。どちらかと云えば恋愛映画の方に>>続きを読む
確かに子供向けとしてはハードだ。死の問題、いじめ(シカトや嫌がらせ)、DV、メディアの残酷さ……。しかし家族の何気ないやりとりが昔の日本映画(小津や木下恵介の影響?)を髣髴とさせて、この辺りが原恵一タ>>続きを読む
この上なく不快な作品。だが、幼稚園の頃ニャロメが大好きで、ニャロメの絵ばかり描いていたことを思い出させてくれたことだけが収穫。
確かにオモロかった。ただ、途中でドリスが辞めなければならなかった理由がよくわからなかった。
実は傑作だった。平田昭彦演じるマッドサイエンティストとその娘の造形が最高! 特に娘が実はアンドロイドでというくだりがたまんなかった。しかもメカゴジラとシンクロさせられてるなんて、悲しすぎるぜ! どうで>>続きを読む
何故か未見だったのだが、やはり傑作だった。「時間軸操作もの」(そんなジャンルがあるとしたら)としては、「メメント」よりは全然秀逸。ラストで主人公が悟る事実は本当にその通りだと共感できる。世の童貞たちは>>続きを読む
なんというか、この原作は映画向きではないのかもしれない。特にどこが悪いということはないんだけど、何かなー。同じ三浦しおん原作で松田龍平なら「まほろ駅前〜」の続編に期待だ。
堤真一が志村けんにしか見えない瞬間が何度かあった。それに比して山田孝之は演技抑え過ぎ。ま、いいけど。橋本愛かわい過ぎ。あんな店で働かせたことに怒りさえ湧いてしまった。ま、いいけど。それにしても、あの妄>>続きを読む
毀誉褒貶の多いFBIだが、その創始者である長官もそうだったらしい。そこで、「本当はこんなやつだったのでは?」(フーバー自身が自分の極秘ファイルを死後破棄するように指示したので、本当のところは分からない>>続きを読む
この役はジョナ・ヒルにしかできないでしょう。スクール・カーストやバディー刑事ものや潜入捜査ものがギャグのネタになってて笑える。最後に「あの人」がカメオ出演していて、潜入捜査官の悲哀を切々と訴えてくれま>>続きを読む
最高です。特に好きなのは、情弱なお父さんがPC全然使えないギャグ。主人公の発明品で主人公が救われたり、最後にホロリとさせてくれたり、伏線の張り方上手い。
音楽はDEVOのマーク。
クリストフ・ヴァルツ最高! 「イングロリアス・バスターズ」とか「グリーン・ホーネット」とか「おとなのけんか」でもそうだったが、人を小馬鹿にしたような皮肉な話し方が良いんだよね。「モンティ・パイソン」に>>続きを読む
これ、ヒーローものに全然みえなくて、主人公が悪ふざけしているようにしか見えないのは、セス・ローゲンがいつものセス・ローゲンだからかな? ミッシェル・ゴンドリーもワザとやってるだろ?
クリストフ・ヴァル>>続きを読む
ハリウッド版・大友克洋(童夢・AKIRA)。ファウンド・フッテージ形式、つまり登場人物たちが撮ったヴィデオや、防犯カメラなどの映像から再構成されたという「てい」。途中かなり苦しい所が何箇所かあるものの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
設定の上でイマイチ納得できない点が多く。鑑賞後、嫁さんと議論になった。例えば、サードインパクトが被害甚大で、ネルフがほとんど無人のように見えた(メンバーのほとんどがヴィレに寝返ったせいもある?)のに、>>続きを読む
D・J・カルーソー作品は他には「テイキング・ライブス」を観たが、あれもこれも何か「惜しい」。本作は脚本をもっとブラッシュアップすべきだったのでは? 例えば、あんな見るからに悪そうな異星人が別の異星人を>>続きを読む
すでにスウェーデン版を観ていたのだが、まず、ハリウッド・リメイクには珍しく設定がスウェーデンのままなのは、さすがにアメリカにナチス信奉者はいないからだろう。
ルーニー・マーラよりノオミ・ラパスのリスベ>>続きを読む
こんな狂人がイギリスに実在していることに戦慄を覚えるとともに、エンディング近くなると「ブロンソン、可愛いな」と思わされてしまうのは、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の力量なのか。「ドライブ」でも見>>続きを読む
酷い。
http://youtu.be/2lc22lGOR9M
この二人の意見にほぼ同意。
まず前提として「謎解き」は映画と相性が悪いというのが、ヒッチコック以後の常識である。何故なら、観客が飽きてしまうから。それでも、例えば、ホークスの「三つ数えろ」のように、脚本家や監督さえも混乱してしま>>続きを読む
台詞や表記などで「長島県」と「福島県」が混在していたので、脚本上のミス?と混乱した。観た後に調べたら、ポスト東日本大震災という設定で、架空の地・長島県の原発でトラブルが起きて放射能に汚染されるというこ>>続きを読む
冒頭の何気ない日常の通勤が突如阿鼻叫喚と化す、「一体何が起こってるんだ?」という巻き込まれ感がリアルで良かった。が、あの主人公の運良すぎのご都合主義的展開は原作の通りなのだろうか? また、クライマック>>続きを読む
このシリーズの完結編はこの線しかないよね。つまり:グループの一番のトラブルメーカー、アダムがいかに成長するか(もう42歳だが)?ということ。だから当然、1作目、2作目のお約束は踏襲できない。冒頭を観た>>続きを読む
某コメディ映画でもそうであったように、「あの人」の黒幕感というか大物感って何なのだろう? 終盤のカオスは盛り上がるね。
アルフォンソ・キュアロンの長回し、ここに極まれり。「トゥモロウ・ワールド」では、登場人物たちが車に乗り込むと同時にカメラも車の中に入ってしまったが、今回はカメラが宇宙服の中にまで入ってしまう。宇宙空間>>続きを読む
面白いけど、あまり内容がないな。同種の映画としては「ポイント・ブランク 殺しの分前」の方が秀逸。
昔の著名人の物真似合戦は見もの! 深夜のパリって徘徊していると、本当にあんな感じなのよ。
ベン・アフレックは「ザ・タウン」でもそうだったように、嘘が真実に変わってしまうという主題が好きなように思われる。そのせいかどうか分からないが、この映画のクライマックスシーンはかなり盛ってあるらしい(実>>続きを読む
今にして思えば、松岡茉優の演技のうまさに初めて注目したのは、この作品だった。「やめなよーw」という台詞を言うときの嫌な女ぶりは秀逸。