これぞ映画。ある小学校 宿題を言われた通りにやれず次は退学だと通告され涙する同級生を 可哀想に思う主人公の少年。下校後に自分のカバンを開けて青ざめる。その同級生の宿題ノートを持って帰って来てしまったの>>続きを読む
ラジオでは「ウクライナ…ロシア…」と悲惨な現状が流れる。そんな空虚な日々の中で スーパーで働く女と 現場仕事の男はカラオケBARで出会う…。紙に書いた電話番号や 会うための待ち伏せなど時を忘れさせる郷>>続きを読む
1人の命を失う“落下”によって壮絶な問題へと発展していく…。法廷は現世の如く…裁く者と裁かれる者、護る者と責め立てる者、脈略の無いコメンテーターに好きに囁き合う傍観者。日本人にとって最もタイムリーな映>>続きを読む
10年くらい前に観た『籠の中の乙女』の監督最新作。変わった映画だと記憶してたが案の定今作も然り。継ぎ接ぎ顔の天才外科医と その外科医が生み出した女性 (少女)の話。手塚治虫かよと思いながらも奇妙で可愛>>続きを読む
母息子の二人暮らし「外に出れば窒息死する」との母からの教えで息子は生まれて約30年 部屋の外に出た事がない…。部屋にいた方が良かったのではと錯覚させる程の苦難の連続。だがこれぞ生きるという事なのだ。確>>続きを読む
「犬が大嫌い」という理由で犬を殲滅しようとする“権力”は疫病を口実に犬をゴミの島 (犬ヶ島)へ送り込むが…。アニメ調の作風が苦手に思ったが この作風だからこそ面白かった。少年と犬との 師弟にも似た主従>>続きを読む
『ムーンライト…』以来のウェス・アンダーソン監督。作名はよく聞いていたが 初鑑賞。ホテルのコンシェルジュとボーイとの師弟関係を画いた品のある名作。超一流ホテルの超一流コンシェルジュのもとに1人の身寄り>>続きを読む
お久しぶりぶり愛しのクロネ。退廃的な雰囲気漂う未来のお話。人類は痛覚を失い芸術は人体 (内臓)を使ったパフォーマンスアートが主流に…。世紀末のようで創世記のよう。同監督作『クラッシュ』や、別監督『マト>>続きを読む
マザーファッカーな作品。小さな田舎町。宝くじで大金を当てた母子家庭の女性が主人公。数年後にはアル中になり人生も無茶苦茶に…。何度もやり直そうと思うが何度も挫折する。彼女の発する暴言はそのまま自身に返っ>>続きを読む
平和ボケした頭を鉄パイプで殴られたようだ。ダンサーの母と娘はバレエ一筋の生活を送っているが…。次から次へと波打つように苦難が押し寄せる。権力と暴力という至極男性的な“圧力”に何度も挫けそうになりながら>>続きを読む
親友で兄弟のように仲良しな2人の少年。進学をするとその仲の良さを周囲から笑われるように…。誰も悪くないのに皆に罪がある。最初はジェンダーが題かと思っていたがそうでもない。現代は人を支える軸が思想哲学や>>続きを読む
アイルランドの某小学校の記録映画。そこでは学校長による哲学の授業がある。信仰や思想の違いで未だに分断され憎しみ合うその地域で 教育の出来る事は何か?熱き希望と失望を繰り返し 教育の可能性を疑いたくなる>>続きを読む
父と娘の夏休みの思い出を残したビデオテープ。これは父の思い出なのか娘の思い出なのか…。サマーバケって躁鬱ですよね。めっちゃ気分上がるからこそ常に憂鬱が付き纏うと言うか。サマバケ系作品は多々ありますがサ>>続きを読む
タクシー運転手が主人公。不運が重なるある日のこと 迫力のあるお婆さんが客として乗ってくる。「お金と時間はある」と言う客から告げられた行き先はタクシーで行くには遠過ぎる場所。そこから2人きりのパリ・タク>>続きを読む
フランスの監督ローラ・キヴォロン。最近は知らない監督だらけだ。スラム育ちの破天荒な女が主人公。命知らずのバイカー共(暴走族)に刺激を受け自ら危険な世界へ飛び込む。男達と対等に渡り合う肝の据わりよう。令>>続きを読む
田舎で過干渉な母親と失職中の父と暮らすミッション系の女子高生が主人公。今となっては共感できない所が多々あるが、後先考えずに言葉を選ばずに発言してしまう感じや、管理されたくない反抗からくる 根拠が言えな>>続きを読む
スーパーが舞台の物語。新人の青年が働き始める。無口で身体にはタトゥーの青年。どんな人物かが分からないまま物語は進んでいくが…。特別な事は起こらない。誰にでもある日常。そんな中にこそ存在するドラマや美し>>続きを読む
職業訓練校に通う男たちの話。様々な人生が行き交う物語。誰が悪いわけでもないのだが 何だか気持ちの悪い人間関係などの機微を画く。監督は『苦役列車』の方なのですね。懐かしい。蒼井優が面倒臭くていいですね。>>続きを読む
ヤクザとずぶずぶな刑事の物語。今日ヤクザVS権力の構図が当たり前 (に見えるが…)の世の中になってしまったが、こんな世界もあったのだろう。ストーリーがとても面白く役所広司の渋さが際立つ。バイオレンス映>>続きを読む
事故に遭い道端に倒れていた犬を看護する女。ある日 家に暴漢が…だがその犬が暴漢を撃退。何と素敵な番犬。しかし職場でも同僚を襲ってしまう…。狂犬通り越してまさに魔犬。ただのクリーチャー映画ではなく その>>続きを読む
やべーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。このままだとTL荒らしになってしまうので。久>>続きを読む
大好きなアルモドバル監督の短編作品。原作コクトー。破壊と創造の“あの時”の懐かしさと監督“らしさ”のダブルバーガー作品。虚構は何とも愛おしい友であり恋人であり師であり憎しみであり憤怒であり…人々にとり>>続きを読む
人種差別色濃い街で 金も無い若者達はレゲエミュージックを人生の主軸として愛をもって愉快に楽観的に平和的に暮らしていた。そんな中主人公達のグループ「ライオン」は、レゲエDJの大会の決勝戦を控えていた…。>>続きを読む
医学部に進学したが心理学に興味を持ち かと思うと写真家になったりと目移りの激しい女が主人公。生活の節々に憂鬱が付き纏うのはトリアーの血なのか…。だが一貫して希望と情熱を持ち続ける所は良い。様々な悩みと>>続きを読む
ある日 女性は家族を置いて家出をするが…。SF作品を観てるかの如き時間軸の迷子。これは虚構なのか現実なのか。終始“静”の映画ではあるが、物語が進むごとに謎は深まる。まるで何度もその気にさせるが中々付き>>続きを読む
パンクに没頭する青年達はライブの打ち上げ場所を間違えてカルト団体の拠点に迷い込んでしまった…。色彩やデザインが興奮材料。体制を破壊するパンクから目を逸らすなかれ。そこには確かな人間性が。本能と理性、瞬>>続きを読む
★アマプラ祭り!戦時中、人間と見た目も生活も何もかも同じだが、「死なない」「怪我をしても一度死ねば完治する」という特性をもった“亜人”というものが世界で確認される。ある日、日本で交通事故に遭った研修医>>続きを読む
★アマプラ祭り!たまたま漫画を読む機会があり 映画も鑑賞。プロの“生粋の人殺し”が主人公。あまりにも仕事をやり過ぎた為、組織のボスから1年間その正体を隠して“普通に生きる”ことを命じられるが…。原作を>>続きを読む
★アマプラ祭り!統合失調症的な傾向をもつ女性のお話。30歳を越えて彼氏無く一人暮らしの女性は脳内に存在する“A”だけが相談相手。そんなある日、職場で取引をしている会社の若手社員と道端で偶然会うが…。の>>続きを読む
青春の一部に『トレスポ』があった方々、Part 2です。何だレントンが旧友を更生させていく物語か。つまらんが観れる。と思いきや…んなわけねぇか笑。“あの日”から止まったままの彼らの悪しき青春が、レント>>続きを読む
超やり手の音楽プロデューサーはここ数年、逸材を見出せず周囲からは「時代遅れ」と会社もクビになるなど散々な生活を送っていた。プロジューサーとしての腕は天下一品の本物なのに。そんなある日、小さなBARで無>>続きを読む
初エリック・ロメール作品。誰もが認める愛嬌のある美女とそのいとこである少女ポーリーヌの、あるひと夏のバカンスの話。「愛は自由だ」「愛は熱狂だ」「愛は生活の中にあるものだ」自己中心的な様々な愛の解釈。ま>>続きを読む
スラムで育った男と、不慮の事故で首から下が麻痺してしまった金持ち男との話。スラム男は腰掛けの仕事を探し、ひょんな事がキッカケで金持ち男のお世話係の仕事に就くが…。スラム育ちならではの底抜けのユーモアで>>続きを読む
高校生の少女以外は聾者で一切音が聞こえない漁師一家のお話。そんな少女は歌うことが大好きで…。父母兄妹の構成と関係性が素晴らしい。1人だけ“聴者”という家族の苦悩もあり、その上でユーモアと明るさで乗り越>>続きを読む