inukoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.5

アナウンサーが「みなさんさようなら」と言うシーンだけ何かで見たくらいで、全く観てないことに気づいた。宝田明さんのインタビューがきっかけ。「ゴジラも被害者だ」と、試写会で号泣したと言う。子ども向けの娯楽>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.6

主人公ミゲルの吹き替えの声優さん、歌がとにかく素晴らしい‼︎小さい頃の三浦大知くんを想起する。デラクルスのどんでん返しはひどいや‼︎

東京裁判(1983年製作の映画)

4.2

子どもの頃、終戦記念日あたりにテレビでやってたやつかなー。2日連続とかで。じいちゃんちに行ってたけど、この日は遊んでやれないと言われたと思う。シベリア抑留経験のあるじいちゃんがどんな気持ちで観ていたか>>続きを読む

ペット2(2019年製作の映画)

3.6

意外と別行動の話が多くて、どう繋がるのか気にはなったけど、途中気が遠くなった。キャラが多くて名前が覚えられない…。子どもはあっという間に覚えてたけど。スノーボールが人畜無害になってしまったのが残念。か>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

4作目にして初めて映画館で観た。いつもながらのこれでもかという苦難の連続。おもちゃと思うと気が遠くなる…。久々登場のボー・ピープがやたらカッコ良い。戸田恵子さんの声も凛々しいし。なんか、田舎の青年に新>>続きを読む

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

3.3

ああ、いまの労働者もさほど変わらない状況だなーと思いつつ観た。そいえばマルクスの人生って知らなかった。当時の社会背景はなんとなくわかるにしても、労働者の組織がもっとわかればよかったかも。なぜ彼らの人生>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

ベトナム戦争が、勝ち目がないと分析された政府文書のリークを記事にするかしないか、一地方紙だったワシントンポスト紙の選択。政権からの圧力とか、日本の現政権みたい。政権側の人間まで、大統領をクソというくせ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

現実の日本の状況に即していて、こんなことが今まさにどこかで起こっているに違いないと感じさせる作品。面白かったけど、本物のニュースとして、森友加計問題や伊藤詩織さんの事件や文書改竄を知らない(関心がない>>続きを読む

ハロルドが笑う その日まで(2014年製作の映画)

3.7

IKEA全面協力だよなと思うと、懐が深いというか…。IKEAが原因で潰れてしまう、町の家具屋の老人が、IKEAの創業者を誘拐してのドタバタ。行きがかり上くっついてくる少女も、その家族の破天荒さに驚くけ>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.7

主人公モードは多分記録にも残らない一労働者で、観れば観るほど無力感が際立つ。婦人参政権論者の団体の中でも過激派だけど、それだけ追い詰められている切実さは、男性の存在そのものが敵だったような状況で描き出>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

MtoFのトランスジェンダーのリンコさんと、書店男子のマキオと、マキオの姪っ子トモの、一夏の三人暮らし。他人暮らしの三人が、徐々に家族になっていく感じに心温まる。生田斗真くんが本当に可憐で溜め息が出る>>続きを読む

シネマ歌舞伎 野田版 桜の森の満開の下(2019年製作の映画)

4.3

世界観が野田作品の他のどれより歌舞伎向きと気付いた。何故今までやらなかったんだろうと思ったら、野田さんと勘三郎さんとの間では真っ先に上がっていた企画だったとか。七之助の虚構性の上での美しさ、勘九郎のひ>>続きを読む

主戦場(2018年製作の映画)

4.0

恐ろしいほどの両論併記。だけど結論は明らか。ガチでやり合うと、感情的になってきっと観てられないけど、これならどちらの意見も安心して観てられる。慰安婦問題に興味がある人もない人も是非観て欲しい‼︎

忍びの国(2017年製作の映画)

3.4

原作の、無門の外道なのに無敵ヒーローな感じが、大野くんで良いんだ‼︎という驚きと共に納得できる。アクション凄い。

娼年(2018年製作の映画)

3.0

AVを観ている気分だった…。舞台はどうだったんだろう。ポツドールだし。同じ演出家でも、映像になると、ただの…という気分が否めない。舞台版と違って、あまり有名じゃない女優さんが多いのが余計にその感が強く>>続きを読む

大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](2012年製作の映画)

3.0

綱吉編をコンパクトにまとめられてたけど、原作の飄々とした空気感はなく、ただの時代劇になっちゃっててなんか残念。桂昌院の西田敏行は、ビジュアル的にああなるほどという感じ。

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

父は不在(そうでなければ役立たず)だけど、主人公と物語に大きな影響を与えていて、その印象は是枝監督の作品によくみられる構図だなと思う。そのお城に君臨する樹木希林さんというのは、母親の強さだったりしたた>>続きを読む

Beyond the Waves(2018年製作の映画)

3.9

戦前回帰しつつある日本の現状、ターニングポイントなど、山本太郎を追跡して行く過程で描かれて行く。海外の監督が興味をもったキッカケって何だったのだろ。真摯な山本太郎の姿勢に頼もしく思うともに、この撮影時>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

タマシイにクイーンの曲が刻まれてるよなひとにはたまらんだろなと思う。制作秘話って楽しいし、ブライアン・メイ他メンバーが、どの人もとてもかわいい。

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.8

歴史修正主義者との闘い。小さな事柄を間違いと指摘して、それ故に全部無かったという論理は従軍慰安婦とか、南京大虐殺は無かったというヤツらと一緒だ。まさかホロコーストは無かったなんていうヤツが世界にいたと>>続きを読む

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.3

原作は知らないが、かなりゆるゆるであろと想像できるくだらなさ。楽しかった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

色鮮やかで、ダンスも歌も観応えがあった。「シェルブールの雨傘」へのオマージュかしらと思う部分も。エマ・ストーンの健気な表情に釘付け。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

スターウォーズシリーズの中で、一番悲劇的だった。こんなに悲しいお話だなんてー。

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.2

資料が残されていないために、知られざる沖縄北部のゲリラ戦、食料補給のために家畜を獲られ、強制移住でマラリアに罹り多くの住民が亡くなった波照間島、日本軍よるスパイ容疑での住民虐殺。どれも殆ど知らなかった>>続きを読む

ニセコイ(2018年製作の映画)

3.0

中学生の姪っ子に付き合って鑑賞。ヤクザの御曹司とギャングのお嬢と「ロミオとジュリエット」。あともう一捻りあって、意外と関係性は複雑だった。少女漫画かと思ったら、少年漫画原作なのね。若い男の子たちのお芝>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーというより、ムーア監督が全力で発する警告という感じ。どれも興味深く、理解すればするほど怖くなる。観た人みんなが、何か行動することを突きつけられるのだ。

教誨師(2018年製作の映画)

4.0

多彩な役者さんたちの演じる死刑囚たちに目が離せなくなる。「柿喰う客」の玉置玲央さん演じる死刑囚と教誨師の大杉漣さんの、クライマックスでのカラミは胸が締め付けられる。静かで激しい映画だった。

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

3.5

三木聡監督の物語のグルーブ感がたまらん前半に、え、こういう話だったの?という後半。どこに連れて行かれるかわからない映画。ふせえりのデビルおばさんと、田中哲司の社長がすごい。

野火(2014年製作の映画)

3.5

戦場の理不尽や不条理が黙々と描かれている感じ。旧作はモノクロだったからあまり気付かなかったけど、カラーだから風景の美しさがとにかく不条理に感じる。娯楽として観ているのが一番不条理だ。

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

ストーリーは想像の域を全く出なかったけど、実写で動くプーさんや仲間たちが可愛くて仕方ない。字幕でみちゃったけど、アニメで慣れ親しんでたから、吹き替えでも良かったかも。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

日本でも、こんなに無名の人たちしか出ていない映画がヒットすることがあるなんて‼︎ 予備知識が無ければ無いほど楽しめると思う。ネタバレが怖くて何も話せないので、ともだちにはみんな観てほしい。

汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーとドラマが交錯するような感覚。ヘドが出るような世界企業のエゴに立ち向かう一社員。映画化されてなお、報われていない事実に絶望する。でも何かが動き、変わっていく過程と信じたい。

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.8

思ってたより真面目な内容で驚いた。実話だというけど、お伽話のよう。単純にいいお話だったと思う。千葉雄大くんの可憐さが良かった。