いにょさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

サイレンス(2016年製作の映画)

3.5

B級感ありつつも設定が設定で最後まで緊張感途切れさせない仕掛けが色々なされてて面白い。頭空っぽで観れる系。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良かった。世間騒がせたけどこの2人俳優としてはめちゃくちゃ凄いね。特に唐田えりかは朝子というこういう選択をしちゃう危うさのあるキャラクターの表現が完璧。500日のサマーばりに男が可哀想にな>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.7

個人的にはアリ・アスターには一歩及ばないものの良質なホラー。何かが直接襲って来るとかじゃないけど、呪いという抽象的な見えないものがじわじわ這い寄る感じが秀逸。ハードル上げ過ぎて昼に観たけど、これだった>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.1

最高過ぎる〜、近年稀に見る良質なアクション映画。ジョン・ウィックとかと設定近いんだけどこっちの方がはるかに良質。アクション映画はこういうのもっと観たい。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

ちょうど1年ずつ1日だけを遡って行く技巧がメメントばりに素晴らしい。最初全然意味わからんかったが新たな過去が明らかになる度に引き込まれると同時に切なさとエモさを感じる。本当めちゃくちゃエモい。
本当良
>>続きを読む

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.8

思考停止で楽しめる制約シチュエーションパニックもの。B級臭があまり無く、オチが想像出来なくて良かった。

オールド(2021年製作の映画)

3.8

M・ナイト・シャラマンと言えばシックスセンス以降の駄作のイメージしか無かったけど、ヴィジィット以降良作が増えてる気がする。

本作も良作でテンポ良く新しい展開が提示されて最後まで飽きさせない良質なシチ
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.6

海外からの帰りの飛行機で観た。これまでのキングスマンからは完全に独立してて、直接的に関連する要素はほとんど無い。なのでシリーズを観てなくてもこれ単独で楽しめるようになってます。

中盤にショッキングな
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

いやいやいや、最高過ぎる…!

佐藤二郎も伊藤蒼も演技がすご過ぎる。佐藤二郎はほとんどバラエティでしか見たことなかったんだけどこんな演技をする役者だったとは…。

伊藤蒼は日本で唯一暴動が起きた西成と
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.0

出張兼プライベートでのひさしぶりの海外旅行の道中機内で見た。やはり3部作で完結したものをこうやって掘り起こすべきでは無いんだよな。。。すべてが3部作を下回っててファンとしては残念なものを見せられてしま>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

シンゴジラほどは刺さらなかったし、世間では評価が分かれるらしいけど個人的にはそれでもめちゃくちゃ良かった。
ウルトラマンは世代じゃなくて断片的な知識しか無くてほぼ初見だったけど、特撮へのリスペクトと現
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

北アイルランド紛争の激動の時代を現地で生きる家族にフォーカスし、彼らの生活に寄り添うように撮った映画。

わかりやすい誰かに作為的に作られる感動は無く、ただただ静かに混乱と分断の中でも人生を全うし、楽
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

会社で高評価で話題になってて観た。爽やかな青春感動系なんだけど、やや展開や構造としては捻りが無くてどストレート過ぎる感。

あとはダイバーシティが声高に叫ばれるご時世柄こういうのが賞賛されやすいし、受
>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.5

72分間のワンカットでPOVで文字通りウトヤ島の悲劇を追体験するというなかなかな映画。「静かなる叫び」と近いタイプのやつ。映画としての面白さはあんまり無い。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

最高だった、独特の世界観で面白すぎる。しかもこれほぼ1人で7年かけて撮ってるとか。素晴らしい狂気。続編期待せずにはいられない。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

設定は悪くないのにネタバレまでの展開が何かもうちょっと面白く出来なかったんかな感を感じなくも無い。いや、楽しめましたけども。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

カルロス・エドゥアルド・ロブレド・プッチ という70年代にアルゼンチンで実在したわずか17歳で12人を殺したシリアルキラーをモデルにしたクライムムービー。

テーマや題材を考えるともっと面白くて良いは
>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

鬼才キューブリックの遺作。面白く無いわけがない。高校の時に上映されてて気になりつつ今まで観ずに生きて来て今さら観たけどこりゃ名作ですね。もっと早く観るべきだった。

独特なスリルのあるサスペンスだけど
>>続きを読む

パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.2

1作目よりも前の時代の初めてのパージ実験の話。4作目になるとさすがにこすりすぎてて劣化が強い。

パージ:大統領令(2016年製作の映画)

3.5

主人公のイケオジが2作目から引き継がれててる。設定的に一緒なので基本的な構造はあんまり変わんないんだろうけど、逆にこの設定だからこそ3作目でも劣化が少なく楽しめる。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.7

脳死で気軽に観れるやつ。前作の記憶がだいぶ曖昧だったけど、設定以外の繋がりは無いので特に気にせず楽しめる。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.6

去年観たのにMark付け忘れてた。2010年代にもなって真っ向から本格的なゾンビ映画を見せてくれる大好きなシリーズなので期待値も高まるけど個人的にはちゃんと超えて来てくれた。まあでもやはり1作目が至高>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

1作目が想定外に面白くてそのまま2作目も観始めてしまった。こちらも1作目のパターンの派生系で少し変化球だけど同じ感じで楽しめる。

UNIVERSALのロゴの出し方のところで大体展開分っちゃうけどそれ
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

なんかB級ホラー的なやつかと思って期待せずに見始めたら、あんまりホラーじゃ無くて想定外に面白かった。

散々こすられたパターンなのに展開が読めなくて飽きないし、よく出来てる。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

いやいやいやいや、何でこんな傑作が世に知られて無いんだ、、、日本にこんな面白い映画があったなんて。。。

サスペンスもノワールもコメディもドラマも青春も全部入ってて、エンタメに振った映画として最高レベ
>>続きを読む

マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

2.8

ネトフリでホラーの前方に上がって来たから観てしまったけどネトフリ制作B級あるあるなチープさ。この映画に2時間弱使うなら他の観れば良かった。

フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.1

臨死体験を観察するっていうネタは悪く無いだけにもったいない感がある。ちょっとチープ過ぎたかな。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.6

時系列を入れ替える・演じる俳優が変化して他人に見えるなどの手法を使い、認知症を患った人の感覚を追体験できるような新感覚がウリだとは思うんだけど、こういう観せ方はどうしてもノーラン作品と比較してしまって>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

コロナ禍による混乱という世相を反映したテーマで風刺が効いてて最高なブラックコメディ。科学を無視した政局による狂騒を豪華なキャストでシュール&ファニーに描いてて、あえてシリアスなタッチにしてないのが風刺>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.6

原作に忠実なんだけど、わかりやすいバトルシーンが少ない話なので、映画映えしないと言うか劇場で観るスペクタクル感や必然性があんまり無いんだよな。シリーズアニメの方がもっと観てて楽しい。五条先生と夏油の過>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

大晦日に「偶然と想像」を観てすげーーーってなって、少し前に話題になってたこっちも上映中だったので元旦から観に行った。

村上春樹含め小説とか全く読まず全然原作を知らなかったけど、ストーリー展開が読めず
>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

邦画にこんな映画があるなんてびっくりした。良い意味で邦画っぽく無くて、今年TOP3に入る傑作。タイトルの通り、偶然によって想像できない方向に転がる3つの群像劇を1:1の会話だけで映画として成り立たせて>>続きを読む

ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.4

数年前ニュースにもなってた実話を元に着想を得たフィクション。後半の展開がやや消化不良感。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

単身敵地に乗り込んで狼狽えることなく舌先三寸でユーモアも交えながら丁々発止の弁論を展開する三島由紀夫が凄過ぎる。

発言者によってはかなりハイコンテクストで、当時学生運動していた学生達の間で読まれてい
>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.1

今年観た中でTOP10に入る傑作。単なるドキュメンタリーではなく、北朝鮮からの脱北者達の証言をもとに構築した、ある日突然強制労働所に収容されたある家族のものがたりにフォーカスしたアニメーション。この時>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.0

色々カットされてたシーンが追加されてよりコンテクストを理解出来て2回楽しいやつ。初見の方はオリジナル版観ずにこちらを観れば良いと思います。