いにょさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

華美な脚色無く淡々と人の命が奪われていく様が緊迫感と深刻さを余計に伝えて来る。これが実話とは。一方で反抗グループの少年達のふとした時に垣間見える無垢さや脆さとの対比によって簡単には片付けられない感情を>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.7

ジェイク・ギレンホールという俳優が強過ぎて、先入観無くニュートラルに無名の1名の警官として入って来なくて、やはりオリジナルの方が好きだし初見の衝撃強かったですね。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

三者三様の視点で同じストーリーが語られるがそれぞれが「見えている」ものに違いがあり、最後のマルグリット視点でのストーリーをそれまでの男2名からの視点との違いを比較することで、男達が自身では認識すること>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

たぶん今年観た中では一番。後半の展開が全く予想のつかないものでめちゃくちゃ引き込まれた。ゴーンガール好きな人はハマると思う。メッセージ性つよつよ。ただ主演のキャリーマリガンはさすがに女子大生役は無理が>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.9

飛行機の中で見た。北川景子以外は特に見るものは無い。

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.5

リロクラブのTOHOシネマズチケット1,400円を買った後にシネマイレージデイで1,200円で観れることを知って持て余したチケットで観て来た。

じいさんのキャラが割れてしまってるから1作目と比べると
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

最高だった。

ノマドと呼ばれる家を持たずにキャンピングカーで移動しながら季節労働で生計を立てる、分断によって取り残されながらも毎日を懸命に生きる貧困層にフォーカスを当てたロードムービー。主人公以外は
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

1作目に引き続き気軽に観れてとても良い。こういうので良いんだよ。

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.8

頭空っぽでサクッと気楽に観れてゾンビ映画の中では爽快感があってそこそこ面白くて素晴らしい👏 ゾンビ映画のポジショニングを理解してる。トゥウィンキーってお菓子はじめて知った。エマ・ストーン出てるのビック>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

ひさしぶりに面白い映画観たって言える映画。

タランティーノだから血が流れる系かなと思いきや一滴も血が流れないまま終盤に入って、おや?と思ってたらやっぱりラストにちゃんとあった。

そんでも少し前の作
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マザー!(2017年製作の映画)

3.4

終始不穏で望まれざる来訪者たちの傍若無人さにずっとイライラしてた。本当に人の神経を逆撫ですると言うか、間接的な映像表現だけでここまで人のイライラする気持ちを掻き立たせるのすごい。

冒頭の映像の意味が
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.4

サクッと観れる系だけど変態映画。ユニークネスは凄い。新規軸で楽しめた。

ストーリーとしては一本通ってはいるんだけど、ちょいちょい狂った表現が出て来て新鮮。バクダッドカフェ観た時に近い匂いを感じた。

トップガン(1986年製作の映画)

3.3

BS世界のドキュメンタリーでたまたまトムクルーズのドキュメンタリーやってて興味持った勢。この映画の公開で海軍への志願者がめちゃくちゃ増えたらしい。

話の筋としてはパイロットにフォーカスした青春物でこ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.1

頭空っぽで観れるやつ。ネトフリ制作のこういうのはあんまり期待できないので期待しないけどやっぱそんな感じ。資源や食糧問題のメタファーで設定は面白いんだけどありがちな有耶無耶系ラスト。QUBEっぽい設定は>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

こういう陰鬱で静謐な絵作り大好き。不穏さがたまらない。さすがA24ホラー。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.7

会社の人達にオススメされて見てきた。実はガンダムほとんど観たこと無いんだけど、単体でも楽しめると聞いて観てきたらちゃんと楽しめた!
セリフ回しが「絶対そんな中2みたいな会話するやつおらんやろ」って感じ
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.7

たしか高校ぐらいの時に観た。竜巻怖すぎる。

何故か分からないけど、小さい時は渦巻きに対して根源的な恐怖を感じていて、水流の渦とか竜巻などに対して言語化できない恐怖を感じてたな。

新聞記者(2019年製作の映画)

1.9

東京新聞の望月衣塑子記者の原作を元にした左翼のプロパガンダ映画。

最終的に証拠が見つからなかった安倍政権に対する疑惑をさぞ陰謀があったかのようなフィクションで描くが、その陰謀論のオチが荒唐無稽で笑っ
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.9

アニメシリーズから引き続きとにかく心の浄化作用がヤバい。子供の道徳教育に見せるべきアニメ。心が洗われる。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.1

世間では絶賛されてるけど、正直はぁ?って感じ。

岡田斗司夫も言ってるけど、エヴァの卒業式であって、色々構造がメタなんだけど、そんなメタ構造での解釈の楽しさとか別に求めてないのよ。

そうじゃなくてシ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

少し異色な韓国バイオレンス。設定がわかりやすく振り切っててエンタメとしてシンプルにめちゃくちゃ楽しめる。

あれ?って思ったら主人公はやっぱり梨泰院クラスのチョ・イソ役の人だった。この映画で有名になっ
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.7

モントリオール理工科大学で実際に起きた女子大生を狙った銃乱射事件に基づいた実話系映画。ドゥニ・ヴィルヌーヴこんなん撮ってたんだ。
モノクロで淡々と削ぎ落とさずに描写する感じで衝撃度強め。

アップグレード(2018年製作の映画)

3.9

AIによって身体能力を拡張するという設定として近い未来に本当にありえそうな技術が面白い。ストーリーのオチは何となく見えながらも最後まで緊張感途切れない面白さ。

スタンドアップ(2005年製作の映画)

3.5

大学の時に友人と4人で観に行ったんだけど、2つある選択肢のうちこっち選択したら超絶ヘビーな話でビックリした。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.6

原作ファンやけどそれなりに頭空っぽで楽しめた。でもやっぱ原作が面白過ぎんのよ。木村文乃ってこんな顔だっけ?三船美佳にめっちゃ似てる。向井理と柳楽優弥ひさしぶりに見たな。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7

大好きな実話系。もはや本人に演じてもらっても良いんじゃないかってぐらい本人達が登場する。もはやドキュメンタリーとも言える。こういうジャンルポジショニングはある種新地平だな。

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.1

ネトフリオリジナルはどうもモヤモヤ感が残って好きになれないやつが多いんだよな。これだけ面白くなる所与の上限や背景設定があるにも関わらず、ストーリーとしては引き込まれるものが無い。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.6

激シブ。こういうの大好き。絵はニコラス・ウィンディング・レフンに近い気がする。

ほぼ最初から最後まで劣悪な環境のタイの刑務所内で話が進む。全体的にカットが対象人物に近めで全体を引きで見渡せるシーンが
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来る(2018年製作の映画)

3.9

面白過ぎると思ったら中島哲也か、そら期待を裏切らん。お家芸のように展開が二転三転。妹役は小松菜奈だと全然気付かなかった。メイクと髪型で変わるなあ。終盤のみんな集結するあたりの展開は特に胸熱。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.9

グロ過ぎて最高。ラース・フォン・トリアー健在。ニンフォマニアックのようにある老人との対話の中で6つのエピソードで過去を振り返る形で話が進行する。最近の作品であんまりグロいの無かった気がするけど、グロい>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

めっちゃくちゃ面白いわ。こんな事件があったのも知らなかったし、マジでこんな裁判があったんやっていう驚き。ラストの静かな感動とカタルシスよ。現代の「十二人の怒れる男」のような法廷カタルシス映画。

華氏 119(2018年製作の映画)

4.0

911をまだ観てないのに119先に観た。トランプの台頭を許したのは民主党に問題があり支持を失ったからだという鋭い視点で民主党内部の問題に切り込んで行く。ミシガン州フリントの水道汚染事件とそれに対するオ>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

4.0

こういう抑制的な環境下でのパニックホラーはQUBE以来大好き。ショートフィルムで余計な要素が削ぎ落とされてるからこそ映える。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.9

スノーデン事件はあまり詳しく知らなくてこの映画を通じて知った。結局、自由と平等を説きながら民主党政権時代の方が一番テロに対して超法規的なことやってたのよな。

昼顔(2017年製作の映画)

3.1

ドラマ全部見てしもたから流れで映画も。まあ感想は上戸彩が美人って以外は特に無いかな。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

邦画でもこういうのが出る時代ですか。長澤まさみの毒親の演技がとにかく凄い。開始間も無い子供の膝の傷を見た時の行動からいきなりぎょっとさせられる。

程度は違えど毒親というのは結構世の中にそこそこ存在し
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