iomzさんの映画レビュー・感想・評価

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

役所さんにはずれなしというように演技の光る作品でした。現代社会における(元)ヤクザの物語は近年増えてきてはいますが、私自身はあまり身近な現象として捉えられていないので、未だに映画の中のお話です。
典型
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.0

伊藤沙莉が好きすぎて観に行ったけど、作品的には凡作。シネマトはいい感じで俳優陣も悪くないが、ストーリーが薄いというか、登場人物が感情を発露するに至る過程がおざなりな分、突然泣き出したりするところでは観>>続きを読む

Female(2020年製作の映画)

3.2

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020の配信で鑑賞。ショートコンペの中では一番好きだった。

のっけから中屋柚香が彼氏の友達に輪姦されててえ〜となるが、顔がめちゃエロい。街中からさらってきた「怒
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グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

3.4

音楽がどうしたの?っていうくらいフリー素材臭溢れるチープさで特に中盤から終盤まで気になった以外は意表を突く展開で楽しめました。

笹野高史がまさかここまでハイライトされるとは序盤からは思いもしなかった
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.0

ひたすら暴力を発動させ続ける柳楽優弥を見る映像、ストーリーはない。何かポジティブな点を挙げるとしたらカメラワークかなあ。正直言って面白くはないが、クソ演出とかクソ本の映画よりは観てられる、かも。

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下衆の愛(2015年製作の映画)

4.4

「劇場」を観て物足りなくなってこの作品を思い出したので公開以来二度目の鑑賞。

映画に関わる色んな下衆と搾取依存構造がテンポよく繋がっていく。登場人物はみんな下衆なのにひとり残らず愛すべき人間性に溢れ
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劇場(2020年製作の映画)

3.1

雰囲気を楽しむような、上京してきた男女の出会いから別れまでを描く群青映画。それぞれに夢があったが、自分ではない誰かの才能に当てられて惰性的な生活を送りやがてすれ違ったりする、言ってみればよくある話。>>続きを読む

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

3.7

原作、前作ともに知らないし、白石監督だということ以外は何の前情報もなく鑑賞。

牛尾憲輔の音楽はすぐ気づいてラッキー、と思いつつテンポ良く進んでいくので面白かった。現実の2020と違うパラレルワールド
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.9

久しぶりに園子温作品を鑑賞。

ありがち(?)なチープな演出が光る前半を経て、混迷の中盤、どんでん返しの終盤というならではの序破急が展開されていく。「地獄でなぜ悪い」以降の作品は観てないけど他の人も言
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MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)

2.0

随分前にテレビで観た気がするが、ちょっとB級過ぎて覚えておらず、再鑑賞(ながら見)。

カメラワークが下手過ぎて気になり、首折りとかの馬鹿みたいな演出が寒い。石原さとみがめちゃくちゃかわいいのと山田孝
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友罪(2017年製作の映画)

3.0

良くも悪くも瀬々監督っぽい作品。
好きになれる登場人物はほぼいないけど、実際の人間たちってこうだよなと思う。こういう場面ではこう言うだろう、みたいな定形文句の白々しさもまた味かな。

相変わらずの登場
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

ゆっくりとした時間が過ぎているようで、テンポ良く進んでいく物語。

田舎の村に映画の撮影クルーという異物が入ってくるが、徐々に双方を受け入れ合っていく。

役所さんだけでなく色々な俳優さんの演技が光る
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サニー/32(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前半は惹きつけられたが説法やりだした中盤から次の展開を期待させるものの失速したように感じた。

牛尾憲輔のサントラは最高だし、ピエール瀧とリリー・フランキーの凶悪コンビもいい味だっただけに、尻つぼみな
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.2

森見作品のスターシステムで同じ湯浅監督の四畳半神話大系のおなじみキャラクターも出てきたりするが、それだけに星野源と浅沼晋太郎を比べてしまったりする。

話としては面白いですが、少し物足りなさもある、が
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

主人公のユマが自身の障碍を言葉や行動で呪う瞬間はただの一度も描かれてなくて、それが彼女の処世術や今まで起こったであろうことをよく物語っていると思う。母親との喧嘩は障碍とは本質的に離れた母親の過保護に対>>続きを読む