いおりさんの映画レビュー・感想・評価

いおり

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

原作通り、正統派の映像化で何の異論もないです。
アニメーションのクオリティが高い。
幾田りらの棒読みだけ気になったけどそういう演技?
リアルはにゃにゃフワーは思ったよりソフトな発音だった。

原作未読
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シュリ(1999年製作の映画)

3.4

ラストまで前戯だから!といわれて観た映画。

諜報機関のセットのクオリティは日本のちゃちなドラマレベル(2024年の立場からいうのも無粋かもだけど)だし、
まずスパイのくせにみんな脇が甘すぎるのは笑え
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もう少し現実的なキャラクターなのかと思っていた里伽子が惣流・アスカ・ラングレーがかわいく見えるレベルのツンと自由奔放っぷりを発揮していて驚いたし、
それを寛容に受け止める杜崎の聖人君子っぷりがすごかっ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

視覚的にも物語的にも、あれだけたくさんの要素が詰まった上で一本軸はしっかり通った映画にまとまってるのがとにかく凄すぎた。

ヨルゴスランティモスを聖なる鹿殺しから知って、独特の冷たいトーンだったり、印
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

もうなんか良すぎて、、
この気持ちを自分の陳腐な言葉で言語化すると興醒めしてしまいそうな、
正しく良さが伝えられないようで怖い気もしつつ、
自分の感じたことを書き留めるためにレビューもしたためる。
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無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語(2024年製作の映画)

4.0

レビュー数少なっ笑

何の気なしに観に行ったら3回も泣いてしまった。。
好きが高じてプロレスが仕事になった父親ですら知らなかった超マイナープロレス団体の立ち上げ人の話。
というより、自分の半径2kmく
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.0

パターソンみたいな映画を期待して行ったら、
役所広司がラノベ主人公並みに女に囲まれている東京おしゃれトイレ探訪、のもはやコメディ(意図して笑いを取りに来ているシーンもある)映画だった…という感じなんだ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

コピーにあるようなぶっ飛び感とか気持ちいいみたいな感覚は、
たしかに劇中の登場人物たちは楽しんでいる感じあったけど観てる側にはそこまで…?
怖さもキャラクターの掘り下げも中途半端な感じはしたけど尺も含
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

良い。岸井ゆきの演技うますぎる。
キャスティングも絶妙。
登場人物それぞれがそれぞれの考え方でケイコを思いやっていて優しい世界。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

あんまりCGがっつりのアニメは好きじゃない派というのと、
てっきり全編セル画で来るもんだと思ってたからその時点で心の距離が開いてしまった感が。。

試合を観てるのはめちゃ楽しくて、
時々ボールを持って
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


・こんなこといったら怒られそうだけど、吉沢亮の演技が下手。
今回の政はかわいそうな子供から王の器になっていく変化が肝だったのに、なんかそこのトランジションが全然ないというか。。

・杏の配役は漫画の
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.3

CGがすごいらしいとだけ聞いて観に行ったけど予想以上に楽しめた!
キャラの動きやグラフィックのクオリティも高いし、カメラワークや演出も相当バラエティに富んでて、最近陥りがちな「残りの尺を気にする現象」
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.5

プルシュカ発育良すぎる。
ちょっとMOTHER2のラスボス戦前のシーンを思い出した

怪物(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大人視点でストーリーが進むパートは映像のトーンも重い感じで、キービジュから想起する不穏さそのまんまに、怪物は誰なのかというスタンスで鑑賞してたんだけど
子供視点になった途端、映像まで途端に無垢できれい
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.8

原作も元々好きだった上、好きな映画(百万円と苦虫女)の監督が映像化ということでもともと期待値高かったけどそれ通りかそれ以上だったー!

漫画を読んでいて感じた熱がそのまま映像化されている感じ。

主演
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

後半のリゾート地のシーンの画がきれいでよかったことだけ記憶している

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

演技力がすごすぎる。
ラストはオチがつくわけでもなく、このままこの2人の人生が続いていくんだろうなと感じさせてくれた所がすごく好きだった。
安易に落とし所を作らないというか。
物語として終わらせず、人
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Winny(2023年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

いちばん良くないと思ったのは、
「無罪を勝ち取った7年の道のり」と謳っておきながら、詳細に描くのは罰金刑の判決が出るところまでで、肝心な無罪へのプロセスが全く描かれないところ。
愛知県警の裏金問題も絡
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.0

なんとなく、けどしみじみ良い映画だな、と思える感じ。画が綺麗。
唯一犬嫌いのばあちゃんだけその後どうなったかしらと案じてしまう。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

どこかで「ものすごくお金をかけた全力のB級映画」みたいな評をみたけど全くその通りだと思う。

並行世界の考え方と能力の引き出し方にはゲーム性を感じて、普段映画を観るときに感じないおもしろさがあって良か
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落葉(1966年製作の映画)

4.0

ときどき訪れる「展開が劇的すぎない古い洋画をだらだら観たい欲」を解消するのにぴったりだった。
仕事を始めて間もない青年が社会のままならさに直面して、そこにどう向き合うかが描かれているので
新社会人が見
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

見応えはあったけど、A24の手がけるSFスリラー、という肩書きから期待するものよりは普通だった。
自分がこの手のジャンルを見慣れていないのもあるのかも。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.6

キャスト全員が役そのものにごく自然になりきっている感じが、ほとんどの作品に共通してるけど、やっぱりものすごいことだと思う。
特に遊園地?縁日かなにか?に行ってるシーンでそう感じた。
あと好きだったのは
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.3

空気感がものすごくよかった。
淡々としているけどとても優しい感じ。

RRR(2022年製作の映画)

4.6

この作品にしろバーフバリにしろ、映画をとりまいて独自の文化つくっているというか、もはやCultureというよりKultの域だと周囲の人を見ていても思う。
暴力的なレベルの世界観の押し付けが良いんだろう
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.5

ワンカット映画の見応えとスピード感が好き。
題名についてはオチを観てなるほどと思った。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

感想メモ。

・時々アクションシーンに動体視力が追いつかない
・戦が始まろうとしている瞬間でお互い距離を保ってるのに近接線の構えをしちゃう信
・きょうかい突然謎のスタミナ切れ
・今回は解説役に徹する筋
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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この手の映画はなかなか観ないから、とりあえず思ったことを箇条書き的にメモ。

・一番武器のギミックが凝ってたのにあっさり殺されちゃうムタ
・SEのごとく「信!」と叫びまくる橋本環奈
・流れ弾で吉沢亮ま
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香川1区(2021年製作の映画)

4.6

たまたま観に行ったらトークショーの日でラッキー。

選挙活動を追うドキュメンタリーなので無論政治の話なんだけど、
いまの日本での政党の勢力図やその背景など、とても分かりやすくまとめられていて不勉強な身
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

1.8

タイトルの語感の良さに惹かれてしまったけど、伊藤沙莉がタクシードライバーという時点で異変に気付くべきだった。

ラーメン食いてぇ!(2018年製作の映画)

4.2

ちゃんと面白かった記憶があるので忘れないようにメモ。冷静に考えるとすごい世界観だ。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.7

結局なんだったのかと聞かれるとよく分からないけど、観終えた後の満足感が心地よくて、良いものを摂取したなって気持ちになった。

毎シーン毎カット、画が計算されすぎてて、
さながらピタゴラスイッチだったか
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

原作とかなり印象の違う話になってて驚いた。
ハルキ感もあるけど、物語としてはすごく率直な話で、そのバランス感がすごい。画は文句の付け所がないくらい綺麗。


三浦透子の配役が1番良かったと思っていて、
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