イペーさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

イペー

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バンク・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

1.7

最早、惰性で観光地に必ずある土産物の提灯とか、キティちゃんとか集めちゃうのと同じだよね。
ゾンビ×◯◯の組み合わせが出尽くすまでは終わらない、オブザデッド映画。
多分出尽くす事は無いだろうし、ゾンビよ
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デアデビル(2003年製作の映画)

3.5

パッと華やぐ様なアメコミヒーローらしさが無い地味な作品。アクションもイマイチ。ただ主人公の葛藤や、超感覚の映像表現などは繊細に描かれている。実は好き。地味に。

[リミット](2010年製作の映画)

2.6

狭い。この手の限定シチュエーション映画の行き詰まりを感じさせる狭さだ。などと穿った見方をしてしまうのは自分の了見の狭さだ。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

混乱の時代の陰謀渦巻くLAを舞台にしたフィルムノワール風刑事バディアクションサスペンスエンターテイメント〜
観る者を満足させる要素がギュウギュウに詰まっていて書き切れない。それでいてそれぞれの要素が邪
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宇宙人王さんとの遭遇(2011年製作の映画)

3.1

シアターNが無くなる前に行けて良かった。毒も毒のまま垂れ流しで、製作意図が明け透けなのにはちょっと萎えちゃったな。密室で宇宙人を取り調べるという状況設定は面白い。

ガールファイト(2000年製作の映画)

3.3

ミシェル・ロドリゲスを世に知らしめた事実以外に特筆すべき事はないかな。戦う女子は当時も今もハマり役。女子を怒らせないように注意します!

クローサー・ユー・ゲット(1999年製作の映画)

3.5

オラが村に嫁を!的な番組は未だにあるが、そのアイルランド版ですな。村の男たちのサエなさ具合が、まー本格的なんですよ。アメリカのゴージャスな金髪美女をゲットすべく彼らが奮闘するんだけど、案の定努力の方向>>続きを読む

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.4

原作の再現度云々で映画を評価するってのはあまり褒められた態度じゃないとは思うんだけど、いくら何でも浅野忠信は違い過ぎるでしょうよ。
小日向しえは魅力を発揮。鶴見辰吾のスカした悪役オーケー。我修院達也の
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.6

ヴァーホーベン先生、貴方は一体何に対してそんなにお怒りなのでしょう。強烈なバイオレンスと、こだわる方向性を見失って、下品とも取られかねないディテールの数々。いや、実際下品です。
でもどんなに悪趣味とか
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エンディングノート(2011年製作の映画)

2.5

肉親の死、あるいは自分の死という重大事を、ある部分ではシニカルに、かつ距離を取って記述するというのが狙いなのかな。
監督の意図がどこまで伝わっているのか判らないが、世間からは感動作として受け止められて
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フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)

3.8

自分にとってはどちらもアイドルなんですよ。画面に映ってるだけで満足なんです。それがまさか二人同時に見られるなんて!
喧嘩しないで、喧嘩しないでって祈ってたのにやっぱり…。
ただ、どんな異能力バトルにな
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

4.0

淡い夢を見る様に、儚く美しいアニメ映画。先にこちらを鑑賞していたので、原作読む時に猫の姿で再生されてしまった。細野晴臣の音楽が無かったら、ここまで記憶に焼き付いてないかも。

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.7

これが反ドラッグ映画なのかどうかは良く分からないが、陰鬱な映像と散々な展開の目白押しで、馬鹿にならんダメージを受けた。特にテレビ狂のお母様が…。いやー、ホントに気分が滅入って、"クスリ"とも出来なかっ>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.4

どんな苦境に立たされても、歯を食いしばって闘う男の姿に、まさに本物のカウボーイの矜持を見た気がする。
ドラマ性を過剰に煽る事の無い演出が役者陣の演技を際立たせていて、グイグイ引き込まれてしまった。
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パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会(2010年製作の映画)

3.3

高難度の技にチャレンジしてまずまずの出来、着地に失敗して足捻挫という感じかな。
適度にツイストしていく話も、サイコ野郎が出て来る話も、どちらも好みなんだけど、設定の為の設定になっているのは否めない。同
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.9

♪もしもーピアノがーひーけーたー上に、船上で生まれて陸地に降りた事が無かったら、って歌が有るよね。
1900の決断はとっても切ないけれども、自らに与えられた物語を生き切る事が、彼にとっての幸せなのかも
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

4.1

映画に対する思い入れも、レンタルビデオ店に対する思い入れも、ちょっと人前で話すのに照れるくらいにはありますもので、こんな作品に出会ったら、涙が出ない訳がないじゃないか。

メカニック(1972年製作の映画)

3.6

凄腕の殺し屋が綿密な計画の下、仕事の準備を冷徹に進めていくのが見ものなのだが、どうも余計な手間を掛けている風に見えなくもないし、割と予定外の事態が起きたりもして、ドンパチやら爆破やらでケリを付けてしま>>続きを読む

幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦(2015年製作の映画)

4.0

へー、この娘達がももクロなんだー。ふーん。いや、俺ちょっとアイドルとか、わかんないから。彼女達の物事に対して常にひたむきでありながらも、素朴で、楽しむ姿勢を忘れず、思いやりに溢れている上、とても表情豊>>続きを読む

特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年製作の映画)

3.0

同じ能天気さでも、テレビ版のがもうちょっと緩急があった気がする。躁状態のおっさん達がやたら忙しく動き回って、常に誰かが喋っているし、とにかく騒々しい。まぁテンポが良いと言えなくもないんだけど…。何か急>>続きを読む

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー(2009年製作の映画)

1.7

お相撲さんが飛んだり、ヨガマスターが火を吹いたりしなきゃストツーじゃないよ。
元ネタが徹底したおバカキャラゲーだと自分は思うので、映像化はかなりハードルが高いようだ。バカバカしさという点ではヴァンダム
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

「もうすぐ四十郎です」って言える日がそんなに遠くないよミフネさん‼︎
日本人の俳優で、どんなハリウッドスターと並んでも全く遜色なく格好良いのは、この映画の時の三船敏郎ぐらいじゃないのかな。
時代劇だ
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スティーラーズ(2013年製作の映画)

3.5

疲れていると味の濃い物を食べたくなる。こちらも頭を使いたくない時にはピッタリのジャンクな映画。濃いメンバーによる、身体に悪そうな味付けのエピソード三点盛り。エッジの効かせ方も程よくユルくて、後味は意外>>続きを読む

グラン・マスクの男(1991年製作の映画)

1.9

いつ何時、何のキッカケで観たのか判らないが、観た事だけは間違いない。うろ覚えだけどジャン・レノがルチャをやる神父さんなのは確かだ。物凄く退屈な映画なのも確かだ。そしてジャン・レノが紅の豚のポルコの仏語>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.6

いや、面白いよ。面白いんだけど…。このトリオの過去作の良さは脱線しつつも本筋は外さない所にあったと思うのだけど、今回は少しとっ散らかってる気が…。アルコールが入ってるから仕方ないか。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

"怖い映画"ではなく"映画怖い"なのである。監督の映像に対する異常なまでの執着が産む緊張感に満ちた画面の数々。時に視点は混乱し、人ならざる者の気配が忍び込んでいるかの様だ。
そもそもオバケとキューブリ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.1

自分が映画監督ならこの子を主演に10本は撮るね。ずっとT.Sを見ていたい。
ちょっと風変わりでも、家族がごく普通に家族としてあるだけなので、その普通な在り方こそが素敵なのだと思う。
もちろんテーマを家
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スクリーム(1996年製作の映画)

3.8

B級ホラー界の名人、ウェス・クレイヴンがジャンル映画である事を強く意識させつつ、セルフパロディ気味にとった変化球スリラー。
登場人物が殺人鬼ホラーである事に半ば自覚的で、セオリーを踏まえた上で脱臼して
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.0

ティム・バートンの映画として観れば楽しめるかもしれない。でもこれ、バットマンでやらなくても良くない?
ヴィランの悲しい背景も良いけど、そればっかり、はダメだよ…。コウモリ男にも見せ場作ってよ…。

バットマン(1989年製作の映画)

3.4

アメコミヒーロー映画にシリアスなムードが広がる以前の作品。バットマンも昔は明るかったよね。
ジャック・ニコルソンは文句無しなんだけど、マイケル・キートンには未だに納得出来ない。マスク被るとタラコ唇に目
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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

3.6

青春の頃、同調圧力や画一化から逃れ、自分の居場所を主張するには、全部を爆弾で吹っ飛ばすくらいのエネルギーが必要。
いざ実行となれば、爆風が凄くて、自分か他人かを傷付ける事は避けられない。悲しい。
なの
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私の男(2013年製作の映画)

3.8

多少の後ろ暗さは男女の関係にとって良いスパイスであって、世に不倫やら浮気なんかが溢れ返ってる訳であります。
この映画の男と女はまぁ多少ではなく不健全で、お互いを想うほど不健全にならざるを得ない。因果な
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アフターショック(2012年製作の映画)

3.3

ゲスい人たちがゲスい行動を重ねた挙句、ゲスく死んでゆくゲスな映画。災害の全体を把握する様な描写がほぼ無い為、臨場感があるっちゃあるんだが、終始表現キツ目の洋ゲーをプレイしてる感覚だった。

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.7

全米一、ステテコが似合う俳優ビル・マーレイ。表情筋がどうかしちゃったのかな?と思わせる脱力ぶり。太極拳の達人の様にこちらの意気込みをはぐらかしてしまう。
ジム・ジャームッシュ特有のウロウロしてどこにも
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ジャンパー(2008年製作の映画)

2.3

脚本家がどこかにジャンプしちゃったのか、とにかくシナリオがお粗末で内容が無い。観てすぐに記憶からフワッと消え去ってしまった。

旋風の中に馬を進めろ(1965年製作の映画)

4.0

戦うべき悪も、向かうべき目的地も見当たらない。安易な物語に回収されないためには、ただ馬を進めるしかない。ヒロイズムではなく、ニヒリズムに満ちた異色の西部劇。キャメロン・ミッチェルの死に際の表情が…。