Kaoric747さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Kaoric747

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エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

3.5

何だかんだ、みんなエリザベス女王好きですよね。英国女王の真面目なドキュメンタリーというより、エリザベス女王のエピソードを切り貼りして、ユーモラスに映したドキュメンタリー。音楽の使い方も古い映像や映画の>>続きを読む

逆光(2021年製作の映画)

3.0

1970年代の日本の田舎の風景がとてもうまく描かれていた。当時はそんな感じだったんだろうなぁと思うけど、ちょっと苦手だった。映画が苦手なのではなく、70年代の雰囲気が何か苦手(2022/6/9 kin>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.0

80年代90年代ならジェームズ アイヴォリーが監督していそうな映画。コリン ファースがそんな映画で父親役を演じるようになっていたことがとても感慨深い。風景がとても美しい。(2022/6/9 KBCシネ>>続きを読む

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

3.7

Netflixを導入してオリジナルの映画やドラマを観ていると、LGBTQのキャラクターが当然のように存在するし、もはや悲劇の存在でもなく、演じている俳優自身がカミングアウトしていることも多い。日本では>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.5

オードリー ヘプバーンの出ている映画がそんなに好きかと言われると、そこまででもない気がする。「ローマの休日」のアン王女は気品はあるけどとても活発ないい役だったし「暗くなるまで待って」も面白かった。私が>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

2.5

俳優陣(特にジェシーの子)は上手かったけど、あんまり響かなかった。宣伝観たときはすごくいい映画だろうなと思ったんだが…(2022/5/18 中洲大洋)

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初のドクターストレンジもそうだったけど、MARVELにまるで興味がなく、これから観ようとか思うわけでもなく、ただただIMAX3Dでカンバーバッチを観たかっただけ。最初のはティルダ スウィントンとかマ>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最近のロシアのウクライナ侵攻の話題で「ロシアの一般の国民が悪いわけではない、政府やプーチンが悪いんだ」という人が多くいるが、結局それは1960年代ソ連も2020年代ロシアも変わってないということだと感>>続きを読む

ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

4月に入って「チェリまほTHE MOVIE」を何度も観ているが、この映画を観ていてふと思い出したのが「チェリまほTHE MOVIE」だった。2人がしか住んでいないフロアで、人知れず愛を育んでいるニナと>>続きを読む

2gether THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

特別上映があるということで、お誘いいただいて観に行った。映画の前にはドラマも全部予習しておいたが、作りが全体的にチープだなとか、みんなチョロいなとか思いつつ、それがいいんだろうなと。でもドラマで割とき>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭とエンドロールはとてもよかったけど、ちょっと自分には合わなかった。アネットが生まれてアンが死んだ後の怪談展開は悪くなかったと思うけど(2022/4/13 KBCシネマ)

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマは死ぬほど観た。映画もたぶん何回も観る。どれだけ考えても「よかったな」以外にうまく表現できる言葉も文章も浮かばないのでこれだけ(2022/4/9、22、5/4 ユナイテッドシネマ 福岡ももち、4>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

薄汚れたクソマッチョなカウボーイ役のカンバーバッチなんか何が楽しくて観るのかと敬遠していたが、アカデミー賞を機に何となくNetflixで観たところ自分が間違っていたことが分かり上映終了間際に映画館で鑑>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.7

人間が突然記憶を失ってしまう病気が蔓延する社会。主人公もバスに乗っていたら突然記憶を失くし、自分が誰でどこに住んでいてどこに行こうとしていたのかも思い出せず、IDを持っておらずに身元不明者扱い。新たな>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

4.5

音楽好きのためのロードムービー。ドラムのグリムとギターボーカルのアクセルはノルウェーのバンドコンテストへの出場のため9歳のチェリスト、ティルダと運転手のマッティンと共に国の反対側にある会場を目指す話。>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.3

ケイト ブランシェットとルーニー マーラの名前で観に行ったようなものだったが、華やかな古き良きカーニバルの雰囲気、デルトロ監督の映画「フリークス」を彷彿させる異形の者への愛情、傲慢な人間が堕ちていく様>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

北アイルランド紛争に関する映画と言えば深刻になりがちな暗いテーマだが、ケネス ブラナーはそこに触れつつも、ユーモアと愛情をうまく合わせて映画を作ってくれた。両親が大ゲンカしたり、友達の万引きの片棒担が>>続きを読む

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

オチがもうちょっと深刻な感じなのかと思ったら、想定外だったなという映画。眠くなると例の音ではっと目が覚めるのは、主人公になった気分だった(2022/3/10 KBCシネマ)

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.5

今までに観たルーフトップコンサートにはなかった、事務所内での準備や何テイクも重ねて撮られたライブ映像、貴重な映像を高画質な大画面と大音量で観られたのはファンとしては本当に幸せ。

ただコマ割り?して3
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

King Gnuの主題歌の聴き過ぎでアニメを観て、映画も観た。歌詞が映画のセリフとリンクしているところがとてもいい。(2022/1/12 ユナイテッドシネマ 福岡ももち)

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.0

皆美しい人を見るのが好きだし、それが否定されるのもまた違うと思うけど、美しい外見を持って生まれた子供を食い物にする大人は醜悪だ。そんな大人に囲まれた子供時代を過ごして、日常生活がままならないことがあっ>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

3.3

以前爆音映画祭で上映されていたのは知っていたが、正直トーキングヘッズに全く思い入れも愛情もなかったのでスルーしていた。「アメリカンユートピア」をきっかけに上映されることになったので鑑賞。デヴィッド バ>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.0

過去にヤスミラ ジュバニッチの映画を2本観たが(「サラエボの花」と「サラエボ、希望の街角」)どちらも戦後のボスニアヘルツェゴヴィナで生きる女性の話だった。今回正に戦時中に起きた陰惨な事件、スレブレニツ>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初めてトーキングヘッズと聴いた時に合わない感じがして以来、ずっと避けて通って来たが、偶々観た予告がよかったのと、音楽映画好きの友人たちが絶賛しているのを観てとりあえず観ておくかくらいの感じで観たら、音>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この前に観た「燃ゆる女の肖像」と話が近すぎて比べてしまう。順番が違えば印象も違ったかもしれないが。でも映画自体がよくなかったとかいうわけではなく、主役のケイト ウィンスレットもシアーシャ ローナンもと>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

波の音、キャンバスに描くときのザッザっという荒い音、衣擦れの音、劇中の音すべてに色気があった。近頃同性愛者を陰の存在として描く作品が減っているように思う。いいことだ。(2021/01/06 kino >>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

原作がどろどろしているだけに映画が軽すぎた。「こうなる前にもっとこういうのがあったじゃん」という大事なポイントが映画では描かれていないから、すべてサラっと流されてしまっているようだ。最初主導権を握って>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

観た直後は何か違うくらいだったけど、個人的にこれはない。「もしも突然ビートルズがいない世界に行ってしまって、自分だけが彼らの曲を知っていたら」という想像はファンやミュージシャンならしないこともないだろ>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

グレン クローズのいつ爆発するか分からない緊張感あふれる演技にドキドキしっぱなしだった。自伝作家に対しては絶対に自分は書いていないと笑顔でいなすのに、夫に対して激しく不満をぶつける正反対の顔、グレン >>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.4

同性愛がどうこうというよりも、どこの国でも田舎ってこうなんだなーという感想を抱いた。口うるさい家族や毎日同じことの繰り返しの仕事で遊ぶところもない鬱屈とした田舎での日々を送る若者と、そこへ突然やって来>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ファンファーレとAnother One Bites The Dustの件と最後のライヴエイドのシーンだけでお金払う価値があった映画。ジョセフ マッツェッロのジョン ディーコンがよく似ていたことから、今>>続きを読む

刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカや日本の映画なら、きっと事件解決後の後日談を入れて、きれいにまとめて終わるだろうというところをバッサリ切り落としてしまう辺りスウェーデンだなと思う作品。ドラマ化もされた有名なシリーズだけど愛想>>続きを読む

ガールズ(1968年製作の映画)

3.0

スウェーデン映画への招待にて鑑賞。3人の女優の現実と劇中劇を交えながら、フェミニズムに切り込んだ作品で、今ならさほど問題にもならなかっただろうに、1960年代公開当時はあのスウェーデンでも反感を買った>>続きを読む

まともな人生(1979年製作の映画)

2.0

ステファン ヤールの「モッズ3部作」の2作目。「俺たちはモッズと呼ばれる」から10年後のケンタとストッフェ、ストックホルムの街の様子を撮った映画なのだが、これが中々の鬱映画。そもそもストッフェ役の人(>>続きを読む