トバムネキさんの映画レビュー・感想・評価

トバムネキ

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クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

4.2

ヒロインのサキちゃんが素敵だった。
クレしん映画独特の冒険感が薄い気がするが、ストーリーは良質で、大人の方が楽しめるのではないだろうか。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

悪魔祓い系では『死霊館』シリーズ以来の当たり映画である。

節々に傑作シリーズへのリスペクトを混ぜ込みつつ、ラッセルクロウ演じる司祭が子どもに取り憑いた悪魔と対峙する。

手軽に鑑賞できる良質ホラーと
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

韓国映画恐るべし。
アカデミー賞を獲るような映画には思えなかったが。もちろん良い意味で。

社会風刺のエンタメ性をこの水準まで高めたのは見事。後発の映画はさぞかし苦慮しているに違いない。

富豪一家の
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.6

タイトル通り、最も偉大なショー。

自身の夢を叶えるため、家族を幸せにするためにニューヨークでユニークな人を集めてショーを開く。

成功もあれば失敗もある。手を差し出せば、手を差し出される。

王道ス
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

どんな映画にもお約束は付き物。
ファンタジー映画のタンスの中には壮大な世界があり、アドベンチャー映画で失われた宝をサブキャラがこっそり持って帰っている。怪獣映画では「ただちに危害はない」と喧伝され街は
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.5

少年時代にさんざん観た映画だが、社会人になって観るとさまざまな発見があった。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

「何がなんだかわからないが、好きになる映画」

本作は正しくそれであった。
謎の演劇、パステルカラー、無駄に豪華なキャスト。
噛み合っているようないないような。

とにかく、魅力的な映画だった。

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

典型的な古典SFで、現代じゃ輝けない映画だと思いながら観ていたが、終盤の戦いでその評価が覆された。

レプリカントとして、最後の敵として立ちはだかるロイの生き様があまりにも美しい。恋人や仲間を殺されて
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

タランティーノ節が光りまくっている。映画幕開けと同時に繰り広げられるマドンナ『Like a Virgin』に関する解釈、チップ不要論争。
とことんくだらない。けれど、とにかく面白い。

シーンが切り替
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

5.0

打ちのめされた。文句なしのスコア5。

極寒の大自然、保留された先住民族。
凄惨な事件、世の中知らずのFBI。

犯人探しだけに留まらない、心情揺さぶるあまりにも濃密なヒューマンストーリー。

日中に
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.8

トムクルーズが制作指揮をとった、ニコールキッドマン主演のゴシックホラー。
これだけで興味がそそられる。

第二次世界大戦の最中、イギリスで妻と子供が夫の帰りを待つ屋敷に、かつての使用人たちが訪れる。
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

IMAXでなく地元の映画館で鑑賞。前作のレビューではIMAXを勧めていた私だったが、世間のIMAX一辺倒に逆張りした末路がこれである。

所感はもちろん最高の映像エンタテインメントである。IMAXなら
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.3

これほどシニカルな映画は久々に観た気がする。

主人公は大衆に迎合せず文学を愛する黒人作家。白人が望む黒人流行を冷やかそうと、ステレオタイプの黒人ストーリーを書き下ろしたところ、「リアル」だとして大ヒ
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.0

SNSで一部ホラー映画マニアが取り上げていたため、これを機会に鑑賞。

端的に言えば怖くなければ面白くもない。少なくとも、現代に生きる我々が楽しめる映画ではない。当時、足のない幽霊を登場するさせたこと
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.7

SNSで話題になっていたので鑑賞。やや設定負けをしている印象。

夫の自殺を目撃し、療養のために田舎町の豪邸を貸切。その街で出会うのは全裸の男や彼女を責め立てる牧師や子ども。全員が同じ顔をした男たち。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

母の愛とボーの病。

ボーは久しぶりに愛するママの家に。しかし、相次ぐトラブルで彼は行けないどころか大怪我を負ってしまう。さらに急遽知らされるママの死。ママの尊厳を守るため、彼は一刻も早く喪主として葬
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

面白いかと聞かれればそう答えるし、つまらないかと聞かれてもそう答える。

時を経てマトリックスらしさは薄まり、流行映画の構造が取り入れられている。

大団円のフィナーレを迎えているだけに爽快感があるが
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

アイルランドに住む少女が経験したほんの少しの夏休み。

堕落な父親にろくな育児や教育を受けられず、笑顔と言葉を発しないコット。彼女は夏休みに、母のいとこの家に預けられることに。
そこで出会った夫婦との
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

文字通り生まれ変わった女性の再生の物語。
私が生まれて初めてパンフレットを購入した映画となった。

エマストーンは自殺で一度命を落とすが、天才外科医(ウィレムデフォー)の手によってお腹の胎児の脳を移植
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ナイル川を進む客船で起きる連続殺人事件にポアロと助手(?)が挑戦する。
犯人は想像通りだったが、エママッキーがあまりにも美しかった。物語そっちのけである。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.7

ただのスパイアクションではない。

キングスマンは表向きは一流のスーツ仕立て屋。裏の顔はどの国にも属さない独立諜報機関。人脈とハイテク装備とマナーで悪を成敗している。

イギリス節が全開だが、観るべき
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