フライさんの映画レビュー・感想・評価

フライ

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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.1

以前から興味のあった本作だが、最近NHKのアナザーストーリーで放送されたナチス略奪絵画について扱った衝撃的な内容に、本作が紹介されていたのを見て一層感化され鑑賞。
ナチスが絵画などの芸術品や高価な貴金
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.9

去年アメリカ軍が撤退したアフガニスタン紛争での実話と言う事も有り感情移入しながら鑑賞出来たが、終始地獄の様な展開に恐怖と苛立ちを覚えたし、メインの銃撃戦は一見の価値が。ただそれ以上に、本当にこれ実話な>>続きを読む

スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

3.8

昔々テレビで観た記憶はあったが、内容にハマらなかったのか、程ど記憶に無かったが…
宇宙人と女性とのラブストーリーだが、人情劇もあったり、政府機関への皮肉もあったりと想像以上の面白さが。

1977年8
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はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

2016年当時、富山市議や県議の辞職ドミノは、かなりインパクトのあるニュースだっただけに、富山市議14人辞職ドキュメンタリーが有ると知った時点で必ず鑑賞しようと思っていた作品。鑑賞して驚いたのは、内容>>続きを読む

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

4.2

アフガニスタンと言う国の悲惨な状況と、一人の男性が少年時代に犯した過ち、そして衝撃の真実を通し、色々なものと向き合うヒューマンドラマ。

2000年アメリカ合衆国カリフォルニア州に住むアミールは、妻ソ
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カカリ-憑-(2022年製作の映画)

2.8

フィッシャーズが好きな人なら、楽しめるのだろと思える作品。若しくはホラー苦手だけど怖い系これから挑戦したい人にはいいかも。
フィッシャーズに心霊スポット巡り系の動画がある事を知らなかったので、途中迄他
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

この映画を夫婦で鑑賞したら、滅茶苦茶気まずい状況に陥る可能性があるシュールなコメディ映画。
要所で笑いを誘う展開は、心の底からは笑えない苦笑いの連続で、ある意味重い内容にも感じるストーリーに見終わって
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.1

これ迄の作品同様、相変わらずクオリティーの高い映像と、秀逸なストーリーで、最高に楽しめたアニメ映画。
バラエティーに富んだドラゴンと美しい飛行シーンには、心擽られるものがあったし、ラスト究極の選択と決
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

アニマルパニック系作品としては、ここまで緊張感を継続して楽しめる作品は、近年余り記憶に無いだけに、ある意味新鮮で楽しめた。何よりワニの特性をしっかりと掴み活かして作られているので、リアルで面白かった。>>続きを読む

ダークスカイズ(2013年製作の映画)

3.8

スコア低いのは理解出来なくも無いが、救いようのないホラーは、観ていてゾクゾクするから個人的には結構好き。何よりストーリーがしっかりと構成されているので、中々楽しめた。

'宇宙に存在するのは、我々だけ
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オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

4.0

中盤までは精神疾患の妄想による込み入った在り来りな混乱系ホラーかと少し軽視して見ていたが、恐怖演出の斬新さと救いようのない展開に、ホラー作品としてだけでは無い面白さを感じ、かなり楽しめた。

暗い家の
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冷たい月を抱く女(1993年製作の映画)

4.0

人間不信になっちゃうよ系サスペンス
久しぶりに見て思い出したのは、本作と誘う女を見てニコール・キッドマンが暫くの間、苦手になった事…それでもこの頃の美しさは見とれてしまうものが有るし、それ故、納得がい
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.5

最近のニコラス・ケイジ作品の中では、久しぶりの高スコアなので気になって鑑賞したが…なんじゃこりゃと言いたくなる面白さが。
ガチガチのB級映画だが、ぶっ飛んだストーリーと、ニコラス・ケイジのぶっ飛んだポ
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9.11~アメリカを変えた102分~(2008年製作の映画)

4.0

ヒストリーチャンネルが、本作2008年に製作したドキュメンタリーを、2016年更にインタビュー映像を加えた作品を鑑賞。
2001年9月11日。8時49分にワールドトレードセンタービルに最初の飛行機突入
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アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの(2009年製作の映画)

3.8

前作1、2を観てハマった本シリーズ作品。終始笑い多めのストーリーは、相変わらず最高のキャラクター達とのやり取りで安定の面白さが。そこに全く種の違う、動物達の友情ストーリーが絶妙に絡んで行くのが素敵なの>>続きを読む

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

3.8

北朝鮮が描いた台本により、北朝鮮が素晴らしい国である事をごく自然に進めていくのを前提に取られたドキュメンタリーは、密かに裏側迄カメラを回しハリボテ国家である事を暴露したドキュメンタリー。
簡単に言うと
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マシニスト(2004年製作の映画)

4.1

何回観ても見慣れない、罪から来る狂気の表情と表現は、クリスチャン・ベイルの寿命を縮めているとしか思えない、圧倒的な役作りと演技に気圧されるサイコスリラー。
兎に角見ていて疲れるが、ストーリーが進む内に
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

リュック・ベッソン監督の代表作でもあるニキータを彷彿とさせる序盤の展開に、自分で作った作品をリメイクする必要有るのか?と変に勘ぐってしまったが、同じ女スパイと言う題材で、ニキータとは全く違うアプローチ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

単純に見たら半魚人と声が出せない女性のぶっ飛びラブストーリーだが…自分にはギレルモ・デル・トロから出された差別や偏見を測るリトマス試験紙的なダークファンタジーラブロマンス映画に思えた。

1960年代
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ザ・デプス(1989年製作の映画)

3.1

当時、深海系映画が立て続けに製作され話題になった作品の一つ。初めて見た時は、斬新な設定とこれまでに無い作品なだけに、それなりに楽しめた記憶はあったのだが…この手の作品に感じるのは、時の流れは本当に残酷>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.9

グルー、子供達、ミニオンズの相変わらずシュールで馬鹿馬鹿しい笑いでとても楽しめたが、何と言ってもそんな馬鹿馬鹿しい笑いの中に、愛おしさを感じさせてくれるから最高。初期作品から素晴らしさを感じた吹替えだ>>続きを読む

あの日の声を探して(2014年製作の映画)

4.3

1999年に始まった第二次チェチェン紛争によって、チェチェン人の少年と、姉、幼い弟、そしてロシア兵になった青年の、それぞれの悲し過ぎる出来事を描いた作品。
本作の素晴らしさは、自分達の知っているチェチ
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.2

90分と言う短い時間に、シュールで笑えて切なさも覚えるタイムループ作品に、自分でも驚く程夢中に。
多少ツッコミ所は有りながらも、自分だったらこれも試したいし、あれも試してみたいと色々と考えてしまう程ハ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.4

かなりブチ切れたストーリーで、正直ご都合主義と、ツッコミ所しかない作品だが、そこが魅力でもあり面白いと思えるから楽しめるぶっ飛びアクションコメディー。
ハリポタ以降、ダニエル・ラドクリフの出演作で鑑賞
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.8

昔見た時は、音楽やキャストの秀逸さに、それなりに楽しめた青春映画だが、改めて観ると、この当時のアメリカの時代背景に詰め込まれた若者や女性の色々な葛藤や差別、傲慢さや偏見まで見えてきて想像以上に深い内容>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.2

親にとって子供は、子供と言う'物'では無く、一人の大切な別人格の人間として接しないとならない事を痛感させられる映画。
キャスティングが秀逸で、特にメイジー役のオナタ・アプリールの寂しい表情の中に見える
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悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

4.0

前半と後半の全く違う救いようのないストーリーのサスペンスホラーが、とても好きな映画。
序盤こそデンゼル・ワシントンが演じる敏腕刑事に魅力を感じるが、途中からは全く先の見えない絶望感しか無いだけに、作品
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サラブレッド(2017年製作の映画)

4.1

2人の全く違うタイプの美しい女子高生の狂気と雰囲気が面白いサスペンススリラー。
殆どが2人の会話劇だが、淡々と進んで行く中で垣間見える狂気や異常性に、怖さや気持ち悪さよりも、目が離せない儚さや愛おしさ
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帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(2014年製作の映画)

3.8

前作を見た記憶が、兎に角超絶お馬鹿コメディーと言う事しか頭に残って無かったが、本作観てこんなに倫理観の欠片も無い作品だった?と思う位酷い内容だった。ただ最高にハマってしまい、自分に倫理観が無いと思われ>>続きを読む

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.8

アナベル人形の怖さに思わずワクワクしてしまったし、途中一瞬とは言え、本物出てきてゾクゾクした!中盤からはビックリ演出の連続に、過剰反応し過ぎる自分の体に驚いた。
ラストは、まさかの感動と、寂しさを感じ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.1

タランティーノの初期作品でありながらも、数ある彼の名作の中で本作が最高傑作だと豪語する人がいるくらい素晴らしい作品!故に本作に凝縮されたセンスの塊の様な内容、演出は、その後のタランティーノ作品の中にも>>続きを読む

おしえて!ドクター・ルース(2019年製作の映画)

4.0

日本では余り考えられない性の悩みについて、ラジオやテレビなどで相談にのる、通称ドクタールースと呼ばれる女性のドキュメンタリー。
SEXセラピストとして活動する幅広い仕事内容には衝撃を受けた。

ルース
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.2

初めて本作を観たときは、生々しい内容とリアルなヒトラーにかなり衝撃を受けたが、正直好奇心先行で鑑賞した記憶が。
独裁者が如何に虚しく、哀れな存在であるか、そしてそんな人物を信じ従う者達の滑稽で惨めな姿
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.9

以前字幕版を観て、前評判でハードル上げすぎていたせいか、余りハマらなかった…。ところが吹替え版鑑賞したら声優陣の面白配役と演出の絶妙さで、昔好きだったシティーハンターをそのまま見ている様な面白さと、シ>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.1

人種差別に感じる皮肉と、全く救い様の無い内容に、虚無感が。
黒人社会の病巣と言うか呪縛と言うか、未だに続く、警察の黒人への暴力と殺人が無くならない理由と原因、アメリカが抱えた色々な闇を、ここまで辛辣に
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

3.8

当時、注目された大作映画だった上、このレベルの作品に日本人が出演すると言う事でも興味を引かれた本作。
人類ピンチ系の作品が昔から好きで、当時は期待して鑑賞したが、ガッカリした記憶が…。今回、改めて観る
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