富井さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

富井

富井

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少年、機関車に乗る(1991年製作の映画)

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予想通りロケーション最高!
地平線と稜線に満たされ、溶けあう荒野の景色
白い空が水辺に白く映る

機関車に石が投げ込まれるとこビビった
いつか人死ぬで!

土食べて生きていけたらなあ

あの夏(2017年製作の映画)

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イディー親子がこんなにイケイケ達を惹きつけてたのは知らなんだ。
ピーター・ビアードのコラージュ

イタリア旅行(1953年製作の映画)

5.0

バーグマンのお出かけパートは漏れなく素晴らし〜
部屋から逃れるように、よく出かける

今にも動き出しそうな古代ローマの彫像も、声がこだまする建物?も、イオン現象で煙が湧き出る火口も、美しすぎて見惚れる
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夢去りぬ(1955年製作の映画)

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背中を押す力は強すぎて、月を破る速さまで加速する
真っ赤なブランコはいつまでも彼女のそばに…(ホラー!)

10番街の殺人(1971年製作の映画)

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面白さ以上に不快感が募る。
マジ不条理…現実…となり、力を吸いとられた。

絞殺しかしてないのだけれど、色んな見せ方があって面白い。絞殺の瞬間(アッテンボローの顔!)や絞殺に至る過程(ロープ!)、死体
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

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劇場で見た!
アダム・ドライバー似のチャーリー・ワッツ
ラフなコーラスと、仕切りの向こうでノってるミック・ジャガー

ある夏の記録(1961年製作の映画)

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トークで小森監督も言っていたが、映画としては欲張り感がすごい!

「新しい真実」について考える
現実で認知される真実とは違う形態でスクリーンに映し出される真実?
ダイレクトシネマに対する問題提起でもあ
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セールスマン(1969年製作の映画)

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容赦なく表情を捉える凄腕のカメラ
被写体をひとつの物語に組み込む編集
映画の面白さに制作者の傲慢が見える

シェヘラザード通りやシンドバッド通りなど、ムスリム地区(と言っていた)で車を走らせるシーンが
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鳥の歌(1995年製作の映画)

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ボリビアのどこか
鳥の歌が聞こえるはずの場所

「砂の女」みたいな蟻地獄砂場

「俺はインディオじゃない!」
差別的な力に取り込まれる無関心

The Hand of God(2021年製作の映画)

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時速200キロのジェット船

オープニングのモナシエロは少年がパトリツィアを信じた証

スクリーンで見れて良かった!
旅した気分

ビッグなおばさんに何やら詩情を持たせており、サラギーナを思い出す

長距離ランナーの孤独(1962年製作の映画)

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孤独な走りから、ジョン・アディソンの表情豊かなスコアによって、過去の虚しくも幸福な思い出が現れる
地元の友達が感化院に現れ、思い出が急に現実的な力を帯びる

尊厳をかけた選択に迫られるラストがすごい、
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男子ダブルス(1986年製作の映画)

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雪山での抱擁、あそこでは何が起こっていたのか
孤独な愛情、嫌悪、あるいは何とも言い難い感情の昂りが互いに閉ざされていることを悟り、ぶつかり、はじける瞬間のように感じた

イヴ・アフォンソ切ない
雪山が
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ビヨンド(1980年製作の映画)

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印象的なシーン
硫酸
クモ
ゾンビ〜ゾンビ〜
少女

ゾンビの頭を撃たないから代わってやりたくなる
地獄の門もだけど、この抜け出せない恐怖が凄く良い。ワクワク?する

地獄の門(1980年製作の映画)

5.0

目から血を出すメアリーが間一髪で内臓大放出を逃れるのでドキドキした
唐突な蛆虫ら。
ラストでなぜ叫んだのか…ダンウィッチは終わらない…ひょー

ゾンビに対する攻撃、頭部以外も結構効いている

あんなに愛しあったのに(1974年製作の映画)

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オープニングから何やら情緒不安定でムフフと思ったが、終わってみれば切なさがとまらないっ
仕方なかったのかしら…な展開が泣ける

映画がスコなスコーラスコ

ラルジャン(1983年製作の映画)

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画面内に在るという即物性と雄弁に語る身体に圧倒され、こちらは防戦一方でした
一方で、想像力を要請するストーリーテリングはあらゆる攻撃を許しながらもダウンする気配すら無いからやっぱ強え

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

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怖さとうしろめたさがある最初のスリ、緊張
みんなでやれば怖くない、中盤のグループスリ、軽快
わかっちゃいるがやってしまう、ラストのスリ、案の定

デコにキッス

防寒帽(1978年製作の映画)

5.0

ストーリーはわけワカメだがめちゃ良い

オープニングは『走り来る男』かと思う暗さと炎!
そして『走り来る男』の不穏さと似た雰囲気もありながら、ラストは全く違う方向に気持ちが良い!
別れのカタルシス
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いつもの見知らぬ男たち(1958年製作の映画)

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マストロヤンニの赤ちゃん溺愛キャラがベスト、ではあるが、本当に皆魅力的
スポーティーな格好のおじいさん、出癖が悪いが情に熱いマリオ、喧嘩っ早いズッコケボクシング野郎、妹監禁ダンディー、とかとか

本当
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やさしい女(1969年製作の映画)

5.0

Filmarksでいろいろな感想を読み、あんなシーンやこんなシーンを思い出す。繰り返し繰り返し脳内で再生され、その度に感動してる。強すぎ

COME & GO カム・アンド・ゴー(2020年製作の映画)

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日本人が持つステレオタイプ的な「外国人」イメージからの解放
冷めたようで、しかし力強い主張のこもった熱い映画

主張が強い
一方、画面の印象が薄い

もしも私が泥棒だったら…(2013年製作の映画)

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パウロ・ローシャ論byパウロ・ローシャ
的な印象。
人はなぜ土地に留まり、新しい土地を求め、そして帰ってくるのか(あるいはモラエスのように異国の土地に留まるのか)…みたいな問いが一貫してある

新しい
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黄金の河(1998年製作の映画)

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血の海だ、血の海が見える!

河で歌いながら洗濯をする女たちの美しいシーンで始まり、リアリズム映画の趣を感じるも見事に裏切られた
『青い年』と『新しい人生』から考えれば犯罪要素と映画的マジックが組み込
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モラエスの島(1984年製作の映画)

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感情的語りによってかたちづくられるモラエス像。モラエスの生気を感じられる

寂聴さんがユーモラスです
寂聴さんがステレオタイプ的な女性像を語り、言葉が淀むローシャ

外交官として日本に長く滞在してたこ
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恋の浮島(1982年製作の映画)

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感傷的で郷愁的な素晴らしきサウダーデ映画!モラエスに捧ぐ…

小春が辛すぎる

モラエス死後の世界

新しい人生(1966年製作の映画)

5.0

35mm
都会の仕事がナゾ
映像やっぱり良い

もう一回見たら詳しく書く

【追記】
2回目 リマスター版
めちゃ面白い!
2回目は『青い年』よりこっちの方が好き

何か不思議な力が働く「ジュリアの部
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青い年(1964年製作の映画)

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35mm
『新しい人生』よりこっちのが好き
土地を離れ、都会に越してきた田舎青年ジュリオ。都会で女中として働くイルダ。

ジュリオの父に関する話とか、職を得る過程とか、省略が印象的。それに対し、仕事中
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

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当事者の参加できる議論の場をつくる!
街を綺麗に保つ!安全に保つ!
就職支援!
食の担保!
数々の市政の仕事が具体的に明らかになる。市政基礎講座

当事者が参加できる議論の場がある。大前提なのだけど、
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Szenario(原題)(2014年製作の映画)

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1970年西ドイツ。統計学的に平均的な男女3人の情事が(ナレーションで)伝記的に語られる。
ハンス。おじさん。会社の偉い人。既婚者。
モニカ。ハンスと同じ会社に働く女性。ハンスと不倫中。
モニカの夫。
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On Paradise road(2020年製作の映画)

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75分、全6シーン、大体全部12分くらい
カメラは固定

様々な見方が許されすぎた映画
画面に映る細部を持ち合わせた知識で観察するも良し
時間経過を楽しむも良し
オフスクリーンの音から情景を想像して楽
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ある夜警の視点から(1977年製作の映画)

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国家主義、強権政治を礼賛する語りをだだ漏らす警備員の男性。彼の言葉と身体の乖離がおかしくもある。上司になだめられ、犬にはそっぽを向かれ、息子には控えめな態度をとる。社会状況によって彼の扱われ方は大きく>>続きを読む

自由は何処に(1952年製作の映画)

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サルバトーレの陽気さ(トトの陽気さ?)により、不在の22年がもたらす痛みには悲壮感がほとんど無く見やすい。しかし、22年間社会にいなかった事が、やはり現代社会との隔たりになる。諦め…からのハッピーエン>>続きを読む