カポERRORさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カポERROR

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それでも幸福でいなさい(2021年製作の映画)

3.8

本作を仕事帰りにスマホで視聴したのは大誤算だった。
10/23(月)20時過ぎ、山手線の内回り、五反田から東京に向かう7号車の端っこの席で、人目をはばからず咽び泣いていたスーツ姿の怪しい男…それは他な
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.3

使い古された表現になってしまうが、本作は、じんわりと切なく、鑑賞後何とも言えない余韻の残る、とても愛おしい作品である。
多くの人が、葉(よう)や照生(てるお)に自分自身の心の一端を重ね合わせて、少なか
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.3


  『人を見かけで判断してはいけない』

私のような人一倍素直なひねくれ者は、人を見た目で判断しないクレバーさを装いつつ、実は内心見た目MAXで相手を信じきっていて、最初は自分の情報を小出しにしなが
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.3

U-NEXT勢並びにDVD勢の皆さーん、グッドモーニング!
今日も早速、モチベ爆上げ体操いってみよう。
そう、まずは『キューティー・ブロンド』 1.6倍速設定で、再生ボタンポチッ!
カーソルで開始56
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こじらせて屋上(2022年製作の映画)

3.5

備忘録。

Filmarks勢、なかなか厳しいなぁw
私は結構好き。
8分で(⑉・᷄ᴗ・᷅⑉)フフッてね。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.3

『ソウルメイトの不合理性と科学的解釈』

およそ頭の悪い厨二病が発表する卒論テーマのような見出しである。
だが、人一倍感情移入力の高いこの私が、ここまで感情移入出来ない作品に高評価をつけている理由を説
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

私が彼女をを初めて見たのは、2008年公開の『つぐない』だった。
ブライオニーという穢れのない少女を演じた若干13歳の彼女は、作中、物語を激震させる大きな嘘をつく。
無垢であるが故に。

2014年公
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.3

初めに言っておこう。
本作は比類なき傑作である。
Filmarksスコア 3.6?
フッ・᷄֊・᷅…集計ミスに違いない。
過去、アニマル映画で、これ程感情移入出来る作品があったか?
否!!!
は?何な
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

  『Bravo!(素晴らしい!)』

流石はイルミネーション。
全世界のマリオファンの期待を裏切らない、素晴らしい作品を生み出してくれた。
個人的には、あのキャラのプニプニした絶妙な質感と、損壊ダメ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『チェイサー』『海にかかる霧』『ファイ』『タチャ イカサマ師』『哀しき獣』…今まで何作もキム・ユンソクを見てきたが、どのキャラのどの演技もなかなか私の心に刺さらず、私は「嗚呼、彼とは相性が悪いのだな」>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.3

最初に結論を言ってしまうと、私にとってこの作品は、”涙腺洪水警報発令案件“である。
とにかく明るい安村®曰く『…大丈夫、泣いてますよ!』

こんなことを言うと、まーた名だたる評論家や批評家から「二言目
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.3

今回は先日レビューした『劇場版 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』に続き、ストップモーション・アニメ大作、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の感想を綴りたい。
尚、KUBOの発音は『久保(
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僕のピアノコンチェルト(2006年製作の映画)

4.3


 『貴方は大切なものを自ら手放した
  ことがありますか?』

もしも、自分がIQ180の天才児だったなら、どれ程の孤独やストレスに苛まれるのだろうか?
どんなに頭を捻ってみても想像がつかない。
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.3

本作、私のような無駄に感情移入力が高い人間が鑑賞すると、寿命が明らかに数日は縮む作品の筆頭である。
他にも『娘は戦場で生まれた』『ある人質 生還までの398日』『クーデター』『ルワンダの涙』『ホテル・
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メガマインド(2010年製作の映画)

4.3

ドリーム・ワークスの最高傑作と言えば『ヒックとドラゴン』に他ならないが、その次は?と問われれば、躊躇なく本作を挙げる。
さぁ、皆さん御一緒に…

メガ・マインド!!!
メガ・マインド!!!
メガ・マイ
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

過去、これ程レビュアー泣かせの作品テーマがあっただろうか?
インドで女性生理用ナプキンを作りまくって社会を変えた男の波乱万丈の物語…ふざけたコメントなどしようものなら即炎上必至だ。
しかし、私の中では
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画音楽と言えば、ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマーを初めとした作曲家たちの天才っぷりに目が行きがちだが、実は私がこの作品の中で最も衝撃を受けたのは、オーケストラのスタジオミュージシャンたちの驚異的>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

例え強引すぎる設定(人里離れた湿地帯の家で6歳からたった一人で生きてきた美少女)であろうとも、例え西村京太郎もビックリの時刻表トリックがガッツリ使われていようとも、そんな瑣末なツッコミは、この際燃える>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

まずは、素晴らしかったと先に言わせて欲しい。
浜辺美波と北村匠海…二人とも、この作品を演じるために生まれて来たのではないかと思える程に輝いていた。
演技が神がかっていた。
このキャスティングは、もはや
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.4

本作、多くの方が既に数多のレビューをされていて、その一つ一つに目を通しているわけではないので、もしかしたら同じような感想を記されている方もいるかもしれない。
もし表現が被っていたら平謝り。
しかし、私
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映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

4.4

「一言も台詞を発さず、文字による説明も行わずに、誰にでもそのストーリーを正確且つ分かりやすく伝えてくれるエンタメ映画は?」と聞かれたら…あなたは何を思い浮かべるだろうか?
『WALL・E/ウォーリー』
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

「ディズニー映画で一番のオススメは?」と誰かに問われれば、私は相手が最後の「…メは?」の2文字を発する前に『リメバミ!』と爆速で答える自信がある。
ディズニー映画史上文句なしの最高傑作と断言しよう。
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.4

個人的にMCUの殿堂入り作品は、今のところ本作のみである。
私自身、如何せん頭が固いので、タイムトラベルやマルチバースといったギミックがどうしても受け入れ難いのだ。
なので、エンド・ゲームもノー・ウェ
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.4

ありえない程美しく、ありえない程愛おしい作品。
自分の涙腺はこんなにも脆いものかと驚かされた一方、この作品に心を動かされた自分を少しだけ好きにもなった。

原作も実写版(日本版・韓国版)も全く触れたこ
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.4

本作は言うまでもなく、私が敬愛してやまないどんでん返しマイスターこと、オリオル・パウロ監督の殿堂入り傑作ミステリーである。

私のようなミステリー好きは、如何なるミステリー・スリラー・サスペンス作品に
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まる(年製作の映画)

3.8

2023年に観た短編作品の中で、最も印象に残ったお気に入りの作品です。
わずか15分の尺で、これほど孤独や温もりや成長を巧みに描ける才能には脱帽です。
次回作を楽しみにしています。

プロメア(2019年製作の映画)

3.9

ただただ凄まじいまでの熱量と勢いで圧倒され、最後まで持っていかれた。
アメイジング!
斯く言う私は、恥ずかしながらグレンラガンも観たことがなく、今石監督作品初体験だったのだが、多くのファンが魅了される
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

色々な意味で深く考えさせられる作品だった。

子供の視点。
子供の内面。
何がしたいのか、何が言いたいのか、何を望んでいるのか。
理解が及ばない。

それは親である私がまさに長年直面している現実。
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.4

コメディ映画において、北米の横綱が『ラスト・ホリデイ』だとすれば、アジアの横綱はまさにこの作品である。(勝手な私見だが。)
とにかく、設定・展開・キャスティング全てにおいて私のハートをメッタ刺しにして
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.3

この映画は、作中で見せるボーチンとボーチンの父上の股間並みに、全くもって筋金入りのラブコメディである。
しかも往年の深夜番組『TV海賊チャンネル』ばりの底抜けにバカバカしい下ネタ満載だ。
それでもいい
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ソウ(2004年製作の映画)

4.4

もう語り尽くされているため、今更言うまでもないどんでん返しシチュエーションスリラーの金字塔。
私が愛してやまないジェームズ・ワン監督の出世作。
よく、もう一度記憶をなくして観たい映画に本作が挙げられて
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ラスト・ホリデイ(2006年製作の映画)

4.4

この映画、こんなに面白い傑作コメディなのに、あまりにも不遇な扱いに甘んじてる気がして悲しい。
当時、サブスクや近場のレンタル店のどこにも無くて、TSUTAYAでお取り寄せして半月くらい待って鑑賞。
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.4

『女神の見えざる手』が世に生まれるまで、私の中では本作が21世紀どんでん返し映画のマイベストだった。
本作はテーマが「死刑制度の是非」と重いだけあって、終始重厚且つハードなサスペンス・スリラーとなって
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操作された都市(2017年製作の映画)

4.4

これは超一級品の極上エンタメ作!
一般評価が低いのは、ツッコミどころや荒唐無稽なフックが多いせいか?
いやいや、この映画はそんな細かい事は考えずに、ただただ感じろ系でしょ。
ツッコミ禁止w
ラフティン
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

元ネタのフランス版『エール!』自体が好きで、むしろあのフランス語の美しい歌風がアメリカ版リメイクで損なわれるのでは、と危惧していたのだが…そんな心配は完全に杞憂に終わった。
ブラボー!マーベラス!素晴
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