lpさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.0

山戸結希は今回も山戸結希だった。驚異的な勢いとテンポで進むストーリーに、目まぐるしく切り替わるショット、ほとんど鳴りっぱなしの音楽と、今回も山戸結希の世界観は健在。目と耳に恐ろしい量の情報をガンガン叩>>続きを読む

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)

2.5

基本的な話の内容は悪くないけど、クライマックスのインパクトの薄さとか、現代パートの高校球児達の存在感の薄さとか、決定力に欠ける感がある。柳楽優弥が13年前を演じた堀家一希と同一人物ってところに、どうに>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

上半期のラストにホラーの快作と出会った!「殺されるとその日の朝に戻る」というタイムリープものに、脚本の練り込みと主人公のキャラクターの面白味が加わることで、爽快な映画に仕上がってる。前半はちゃんとホラ>>続きを読む

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

2.2

『別離』のアスガー・ファルハディ監督の最新作。

世界で最も好きな監督であるファルハディの新作とあって、カンヌでの低評価も何のその。公開初日に迷わず鑑賞!
しかし、今回のファルハディは残念ながら不発に
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空母いぶき(2019年製作の映画)

2.8

空母いぶきの内部と、内閣のドラマに的を絞って描けば、勝機は充分にある映画だったと思うのだけど、これが余計なシーンとドラマを加えてしまったことで、何とも物足りない結果になってしまった。

特にキツかった
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貞子(2019年製作の映画)

2.5

池田エライザ主演、中田秀夫監督による『リング』シリーズの最新作。

中田秀夫監督の代表作である『リング』は、小学生の時にVHSで観てトラウマ級に恐かったオールタイムベスト級の1本。その後はハリウッド版
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ワイルドツアー(2018年製作の映画)

4.0

『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督の新作。

あるワークショップに参加した中学生達と、その運営に携わるインターンの大学生達の物語。
最初は登場人物達がワークショップに取り組む姿をドキュメンタリーの如く
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ナイトクルージング(2018年製作の映画)

3.5

全盲のミュージシャン、加藤秀幸さんの短編SF映画製作の過程を追ったドキュメンタリー。

上映時間が144分と長尺の映画だけど、その長尺に見合うドキュメンタリーの良作だった!
加藤監督による映画製作のプ
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

2.3

ガス・ヴァン・サントの最新作。

『永遠の僕たち』や『追憶の森』に比べれば面白かったけど、残念ながら個人的にはあまり刺さらない映画だった。1人の男の自己受容と再生の物語ってテーマ自体は、好きなんだけど
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キュクロプス(2018年製作の映画)

3.0

妻を殺された男の復讐を題材にしたノワールサスペンス。

映画冒頭で違和感を覚えたポイントの数々が、後半に入るとスルスルと回収されていくストーリー展開が気持ち良い。
ただ、仕掛けの部分も含めて、根本的に
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タイムライン(2003年製作の映画)

4.0

オールタイムベスト。
公開初日の朝早くから映画館に並んだ思い出枠。その2。ただ、今となっては何故今作にそんなに強いこだわりを示したのか、我ながら謎。

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。
公開初日に朝早くから映画館に並んだ思い出枠。その1。

ターミナル(2004年製作の映画)

-

東京国際映画祭との出会いのきっかけとなった1本。そんな訳で現時点でのオールタイムベスト入り。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

言わずと知れた「ポケモン」のハリウッド実写映画。

同名タイトルのDSのゲームはやっていないけれど、小学生の頃にポケモンに嵌まった「ポケモン世代」の人間としては見逃さない訳にはいかない!・・・というこ
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.3

旅先で失踪した妻を探し続ける夫と、犯人の男を巡るサスペンス。

リアリティには欠く話だけど、主人公の「真相」への欲求が次第に観客へも浸透し、最後には主人公と観客が「真相を知りたい」という想いでシンクロ
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(2018年製作の映画)

4.0

解散したあるバンドのボーカルを主人公にした物語・・・なのだけど、これが驚きの1本だった!

映画冒頭、バンドのライブシーンから始まり、正統派の青春音楽映画が始まったかと思いきや、映画は徐々にダークなト
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.0

『サラの鍵』のジル・パケ=ブランネール監督の新作とあって鑑賞。アガサ・クリスティーの原作は未読。

ある大富豪が殺され、その孫娘がかつて恋仲にあった若い探偵の下に、事件の調査を依頼する・・・という話。
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

2.0

原恵一監督の新作。

当然ながら期待して鑑賞したのだけど、残念ながら今作はイマイチだった。
誕生日の前日に異世界を旅することになった少女を描くファンタジーなのだけど、展開があまりにも単調かつ内容もオー
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センターライン(2017年製作の映画)

2.7

法廷劇として楽しめた面もあるけれど、主人公の心情の揺れ動きが腑に落ちず、今一つ惹き込まれなかった。SFとしては『十年』よりも、「近未来の日本」を地に足の着いた視点で捉えていた印象。もう少し設定を突き詰>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.4

MCUとDCの違いがあるとはいえ、『エンドゲーム』の後にヒーロー映画を観るには、もう少し時間を空けた方が良かったかなと少し後悔。圧倒的な『エンドゲーム』の興奮が体内に残ってる間は、何を観てもノリ切れな>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.0

ギャグが上滑っていたり、ストーリー全体の青臭さが気になったりと、100点とは言い難い。ただ、スピーディな展開に惹き込まれて、「続編があったら観たい」と思える位には満足。若いキャスト陣の演技も上々。期待>>続きを読む

JK☆ROCK(2019年製作の映画)

3.3

思わぬ拾い物だった!
もう少し話の細かい部分まで気が利いていればと思うところもあり、粗さは目につくけれど、音楽映画として充分に満足。メチャクチャテンポの良い冒頭から、『セッション』のような鬼レッスンの
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

午前0時からの最速上映にて鑑賞。

ネタバレ絶対厳禁案件なので、内容には一切触れられないけど、1つだけ。応援上映でもないのに幾度となく拍手と歓声が自然と巻き起こる映画体験は最高だった!
以上!早く映画
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映画 少年たち(2019年製作の映画)

2.5

オープニングがいくら何でも長過ぎるとか、キャラクター描写が捌ききれてないとか、思うところもあるけれど、意外にも話の本筋は普通に楽しめた部分もあり。ただ、最後の最後にガチのホラーになったのは笑った!>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.3

今回コナンは大して活躍しないけれど、怪盗キッドと京極真の2人だけで一本の長編映画を成立させられるのは大したもの。長年続くシリーズものならではの強みじゃないかな?何れにせよさすがだ。

各キャラクターを
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

40年前の映画『ハロウィン』の続編。ストーリーは一言で表すと「マイケル(ブギーマン)VSローリーの兄妹バトル」。

シンプルな正統派のホラー映画にして、申し分の無い面白さでした。特筆する点も少ないけれ
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新宿タイガー(2019年製作の映画)

3.3

新宿の街中や映画館で、たまに出会す虎のお面を被った派手な格好をしたおじさん「新宿タイガー」に密着したドキュメンタリー。

タイガーさんと同じく、新宿の映画館を転々と散策することが多い身には、このドキュ
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ダンボ(2019年製作の映画)

2.3

ディズニーアニメ『ダンボ』の実写版。

ティム・バートンの新作として期待して観たけれど、久々に緩~い映画でした。
映画冒頭で出てくる大人の大半が典型的な「嫌な奴」ばっかりだなぁと思っていたら、ダンボが
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

3.8

2004年(なんともう15年も前!)に公開された日本映画『いま、会いにゆきます』の韓国リメイク。

実は今朝まで今作の存在を全く知らなかったけど、Twitterで偶然今作を観た人のツイートをキャッチ。
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

3.5

メチャクチャ完成度が高かった『レゴ(R)ムービー』の続編。

前作のラスト直後からスタートする今作。
相変わらず、様々な映画ネタに虚実を織り混ぜたメタ構造と、物語の練り込みが恐ろしいことになっていた。
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こどもしょくどう(2017年製作の映画)

3.3

全くノーマークだったけど、脚本に『百円の恋』や『14の夜』の足立紳が参加していると聞いて観ることに。

両親が食堂を営む小学生の男の子が主人公。主人公と、母親からネグレクトを受けている幼馴染みの男の子
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

3.0

白石和彌監督の最新作。

1945年の戦後の東京で生きる博打打ちの男が、2020年の東京にタイムスリップする・・・という話。
公開前からの炎上商法や、ピエール瀧の一件、お世辞にも「品が良い」とは言い難
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美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.0

『勝手にふるえてろ』の大九明子監督の新作。

性別は違えど、細かい台詞回しの部分とかで「何か分かる」と思うところがあって、意外と嵌まった。
ただ、最終的な主人公の考えには、違和感を覚えるところもあり。
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

ヴェネツィア国際映画祭と、アカデミー賞外国語映画賞を制したアルフォンソ・キュアロンの新作。

ある家政婦と、彼女の働き先の家族の物語を、映像はモノクロながら非常に鮮やかに映し出す。終盤の海辺のシーンな
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

イーストウッドの新作。『サッドヒルを掘り返せ』を経ての鑑賞だったので、期待値は少し上がっていたけれど、期待を上回る面白さだった!

基本的には1人の老人の物語で、やることも「麻薬の運び屋」という地味な
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天然☆生活(2018年製作の映画)

3.0

日本映画界が誇る名バイプレイヤー、川瀬陽太の最新主演作。

田舎で暮らすオジさん3人組の生活が、東京から引っ越してきた1組の家族により変化する。
「田舎VS都会」の対立軸をベースにしたサスペンスフルな
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