ガンで余命宣告をされた母親と、母親を支える息子の物語。
ストーリーは非常にオーソドックスな内容だけど、安田顕と倍賞美津子の巧さで、映画の面白さが担保された印象だ。随所で挿入される、大森監督によるユニ>>続きを読む
何でこんなことになってしまったのか・・・と嘆きたくなる珍作だった。
迫り来る外国の脅威に備え、安中藩の藩主は侍達を鍛えるべく、遠足(マラソン)の実施を決める・・・という話。
基本的にキャストは良い(>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
安田美沙子、室井滋出演の「子宮頸ガン」を題材にしたドラマ。
文化庁が助成していることから、単なる「啓発映画」に成り下がっていないかと危惧しつつ、どんなものかと思ってシネスイッチ銀座で観賞。
映画の方>>続きを読む
第25回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品された、マルガレーテ・フォン・トロッタ監督が女性哲学者:ハンナ・アーレントを描くヒューマンドラマ。ユーロスペースにて現在開催中の第8回死刑映画週間にて>>続きを読む
インドで迷子になったパキスタン人の女の子と、彼女を故郷へ帰そうとするインド人のバジュランギおじさんの物語。
もともと評判が良いことは聞いていたけれど、実際に観たら予想以上に良かった!
「迷子を家へ送>>続きを読む
震災をテーマにしたドキュメンタリーかと思いきや、様々な事情で故郷を離れ、新たな地へと移住する人々の普遍的な姿に迫るダイナミックな映画だった!
見せ方の部分で少し物足りなさは残るけれど、テーマがどんど>>続きを読む
ヨルゴス・ランティモス監督の新作。
ヴェネツィア国際映画祭での受賞やアカデミー賞へのノミネートなど、各方面で評価が高い今作。期待はしつつも、難解な『ロブスター』や『聖なる鹿殺し』のヨルゴス・ランティ>>続きを読む
交通事故で死んだ父親が、家族を省みなかった人生を挽回するため、猫の姿で現世に戻される・・・という話。
ポスタービジュアルからも伝わる「何だこれ?」感は本編を観ても残る。しかし、意外にも不思議と強い嫌>>続きを読む
死期が迫っている人が透けて見える「フォルトゥナの瞳」を持つ青年の物語。
元がメチャクチャなファンタジーながら、『青空エール』や『アオハライド』などの「青春キラキラ映画」を撮る要領で、出来る限りラブス>>続きを読む
2011年の東京国際映画祭コンペティション部門で上映されたタイのサスペンス映画。
頭を撃たれたことにより、世界が上下反転して見えるようになった男を主人公にしたノワールもの。
嘘や裏切りの連続で、2転>>続きを読む
145分間に渡って不穏感と緊張が持続する傑作サスペンス。
東京国際映画祭を皮切りに、三大映画祭の1つであるベルリン国際映画祭、そして香港国際映画祭で高い評価を獲得した坂本あゆみ監督のデビュー作。>>続きを読む
未体験ゾーンの映画たち2019にて鑑賞。
郊外の高級マンションに引っ越した夫婦の物語。引っ越し先のマンションで、妻は不可思議な体験を頻繁にするようになるが、果たしてそれは妻の妄想なのか、それとも・・>>続きを読む
言わずと知れた『クレヨンしんちゃん』の2015年の劇場版。
メキシコで甘い蜜が採取出来るサボテンが発見され、その輸入のためにひろしにメキシコ転勤の話が持ち上がる。野原家はメキシコに引っ越すが、実は発>>続きを読む
ジェイソン・モモア演じるアクアマンの単独映画。
「海中バトルアクション」と聞いた時から期待はしていたけれど、期待通りの楽しいエンターテイメントでした。
ストーリーら王座を巡る御家騒動かと思いきや、伝>>続きを読む
未体験ゾーンの映画たち2019にて鑑賞。
さすがは未体験ゾーン。見事なまでに「無」だった。ここまで大して話が広がらないソリッドシチュエーションスリラーも珍しい。
ゴア描写をダイレクトに映すこともなく>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
登場人物達からは悪意を感じないけれど、やってることを考えると「醜悪」という嫌なパターンの映画でした。
「死んだと言われていた伊藤凪が、実は生きていた」という物語に組み込まれた仕掛け(そもそも難病を抱>>続きを読む
30年前の誘拐と放火を巡る話が、次第に「記憶」を巡る話へと昇華するのだけど、如何せん早々に事の真相が予想出来てしまうので、あとは延々とつまらない話を見させられている感が残る。
「漆」と「記憶」を「塗>>続きを読む
3人のヤクザが性転換手術を受けて、女性アイドルグループとして売り出される・・・という話。
主人公達がスターダムを駆け上がるプロセスなど、面白くなりそうなポイントは外され、主人公達の自分語りだけが残る>>続きを読む
元カノの彼氏に対抗するため、大手広告代理店の内定を目指す大学生を主人公にした、就職活動を題材としたドラマ。
『何者』をオールタイムベストに選んでいる身には気になる映画だったので鑑賞したけれど、これが>>続きを読む
昨年のカンヌ国際映画祭で高評価を獲得した(メディアが実施する星取りの勢いでは、パルムドールを獲った『万引き家族』をも凌駕していた)、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」をイ・チャンドンが映画化した今作。>>続きを読む
『セッション』『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督の最新作。
ニール・アームストロングの月面着陸を題材にした今作。伝記映画ではあるけれど、描かれるテーマは偉業を成し遂げることの「困難」や「尊>>続きを読む
昨年の東京国際映画祭の特別招待作品に選出されていた今作。映画祭期間中は基本的に特別招待作品を観ないので、劇場公開初日にチェック。
母親との関係が上手くいかない女子高生が、母親の故郷の屋久島で謎のロボ>>続きを読む
『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズの続編!
2019年2月の第2週。今世界で最も注目を集める映画監督の一人と言っても過言ではない、デイミアン・チャゼルの新作『ファースト・マン』に、DCからは>>続きを読む
「シティーハンター」の20年振りの新作。
元のテレビアニメや原作漫画が、自分にとってリアルタイムの作品では無いので、今回は手短に。
久々の劇場版とあってか、製作陣が気合いを入れて、やりたいことをや>>続きを読む
仕事終わりにフラりと鑑賞。あまり期待はしていなかったけれど、意外にも悪くは無かった。
本編前の映画泥棒とのタイアップでは、「これはかなりキツい映画かも」と思ったけれど、本編は上々の映画に感じた。
登>>続きを読む
最終日の最終回に滑り込み!
貸し切りかと思いきや、30人ぐらいは他にもお客さんがいて少しビックリ。
本編は「なんだこれ?」が続く謎映画。ストーリーの時点で何がなんだかよく分からなかったけれど、スピリ>>続きを読む
未体験ゾーンの映画たち2019にて鑑賞。
タイトルからお察しの通り『ストレイト・アウタ・コンプトン』のパロディ。本編には『トレーニング・デイ』や『スネーク・フライト』のパロディも盛り込まれていて、そ>>続きを読む
ヴェネチア国際映画祭で監督賞を受賞したフランス映画。
両親が別居中で、調停により隔週で週末は大嫌いな父親と過ごさなければならないジュリアンの物語。
脇に置かれたジュリアンの姉のエピソードはイマイチだ>>続きを読む
ジェイソン・ライトマン監督の新作。
1988年の米大統領選挙の最有力候補と評されたゲイリー・ハートの物語。
実話をベースにした映画ではあるけれど、ジェイソン・ライトマンはゲイリー・ハートに迫ることに>>続きを読む
『空飛ぶタイヤ』に続く、池井戸潤の小説の映画化。
会社内での不可解な人事異動を皮切りに、社内に様々な波紋が広がっていく様子を描いたドラマ。
二転三転するストーリー展開は面白い(観終わってから逆算する>>続きを読む
予告の段階から「中島美嘉の「雪の華」にフィンランド要素が見当たらない」とか思ってたけど、本編はそんなことが全く気にならないレベルで凄まじい話だった。ここまでメチャクチャな映画は久しぶりだ。
前半のエ>>続きを読む
タイトル通り、学校で暮らす女子高生達の物語。
念のため最初にお伝えしておくと、ガッツリとネタバレするつもりは無いですが、映画内の色々な仕掛けの内、予告やポスターで明かされてる部分(そもそも予告編の段>>続きを読む
未体験ゾーンの映画たち2019にて鑑賞。メキシコ映画。
母親が行方不明となった少女の物語。
ホラーかと思いきや、メキシコ麻薬戦争にガッツリ目配せしつつ、スピリチュアルホラーの要素を盛り込んだ少女の成>>続きを読む
『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』『パトリオット・デイ』に続く、ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグの4度目のタッグ作。実話を基にした過去3作とは異なり、今回はオリジナル脚本の作>>続きを読む
素晴らしい「青春」映画だった!
死んだ「チワワ」を巡る仲間たちの証言を軸に「チワワ」の実像に迫る・・・という話。やってることはミステリーのようだけど、実際は各キャラクターと「チワワ」とのエピソードの集>>続きを読む
未体験ゾーンの映画たち2019にて鑑賞。
撮られた生き物の「死」を写すカメラを手にした若者たちの話。純粋なホラーかと思いきや、蓋を開けたらホラーコメディでビックリ。
得られるものは何もないし、キャラ>>続きを読む