いしんじさんの映画レビュー・感想・評価

いしんじ

いしんじ

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.3

アニメがまだ途中までなんですけど、アニメは「the 昭和感を身体が欲してる時」に見てるっていうのがあって、若干そこを引っ張ってしまってるとこの令和版を見るのが辛い場面もあるなと思いながら…。

でも鈴
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

「天気の子」の時の、無茶苦茶にやってのけてエゴを突き通していく感じが好きだったからどうしても自分の中でそういった一面を求めてしまっている部分があってしまって…。笑

大自然相手にしてるのに、基本的に無
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.7

やっっっっっっと観れた。

いやもう色々ムチャクチャなのに、開けた扉や窓はちゃんと閉める几帳面出してきたり、でも車のドアにコートが挟まってるのは気にしてなかったり。

犯行グダグダで、全然スマートじゃ
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シグナル100(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

デスゲーム?系で、見せしめ殺しはもちろんあるものだけど、初っ端にあの人数死ぬんだ!?っていうちょっとしたワクワクでスタート。

あまり一括りにはしたくないけど、でもこういう質感の映画がたまらなく見たく
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.3

泣かせようとか心をギュッとさせようとかするのが顕著に出てくる時はすんごい冷めそうになるけど、でもなんとか気持ちは冷めきらずに最後まで行けた。

別れが、犬からスタートなのがズルい。それは感情揺らいじゃ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

1.9

「トランスとして生きる男性」「人生経験豊富で貫禄のあるパブのママ」「乱れた生活の母親」「お金持ちの親と窮屈に感じる娘」「"虐げられる側"の人間」など、それぞれの人間の使う言葉や行動にそれぞれの型が存在>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あの人力車みたいな乗り物から新しいお母さんが降りてくる時の、足の滞空時間で「うぁ…人間だ…」ってなった。他にも、あんまり覚えきれてないけどやっぱり人間のことをすごく見られているんだなということを感じて>>続きを読む

1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

原作は全く観てないです!

止めてみたいもの全部止めてみた感のある、あの運転手との出会いの場所が好きです笑

自然物とか時間帯は動くんだ〜と思ってたら、夜のシーンになって「あー!なるほど!だからなのね
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

「怪物」って、よく考えたら「怪しい物」と書いて怪物だから、恐ろしいものというよりも、得体が知れなくて不気味な存在であると理解する方がフィット感があるなぁと途中で気づきながら。またちゃんとした言葉の起源>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

強くてニューゲーム!
お酒を拾う拾わないみたいなバタフライエフェクトで振り回されるのをもっと見たかったなあ。

とはいえ、初っ端からあまりに違うことになりすぎてもそれはそれで…なのかもしれないし、だか
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

始めは、こういった殺人鬼を描く上での所謂「美学」というものなのかなと思わされて、だからこそすごく話を信じる。

でも、進むにつれて「誰かの言葉を映像化」「推理を映像化」したものでしかその「犯行」を見る
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人数の町(2020年製作の映画)

3.0

こういった存在には意外と色々需要があって、複数の業種の色んなクライアントが居るんだろうなということを想像させる感じはすごく不気味で、不必要にそれらのクライアントの意図を語らず「想像すること」でしか探れ>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

4.5

おもしろかったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

冒頭の親権について話すところ。あんな、名前もないおばさんが部屋へ行くまでの間ですらもゆっくりと、リアルの時間に近い時間で見せられる。
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.8

始まりはすごい好きでした。次々と色んな世界観が入り交じって、だからと言ってそれが思いつきのようではなく、後からもまたその世界観に帰ってきて活かしていく。その同時並行に色んな世界観が進みながらも、状況と>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.0

えーーー、もっと渋谷めちゃくちゃにしてほしかったなーーーーーー(願望)

最終起きたこと自体はなかなかイイネ!だったんだけど、なんかもっと派手に色々阿鼻叫喚の地獄絵図みたいな、今まで暴れ倒した劇場版コ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.8

国税庁で、一般市民たちが、日常的な格好で、バチバチにやりあう。しかも、あんな感じのばあさんがゴリゴリに戦闘力高い。そんな始まり。私そういうの大好き。

他の世界が、華やかだったり技能を極めていたり、か
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.7

幾重にも重なる「沈黙」。肯定の沈黙、隠す沈黙、潜む沈黙、目を背ける沈黙、選ばぬ沈黙…。それぞれが違う沈黙を持つ。

作中で「偽証罪はあるけど、沈黙罪ってありますか?」という言葉がある。ここでやっぱり思
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

アコム、ドンキ、バイトル、知恵袋、バニラ……挙げだすと本当にキリがないくらいとにかく現実の固有名詞。そんなんが、実写に見える瞬間も度々あるような作画の中に出てくるもんだから、アニメであることに違和感す>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

4.6

はーーーーーーーーーーー。
インフルの日に見る悪夢。

呪いや信仰の描写が、それくらい滅裂でとても良い。人間の手に負えない"向こう側"の相手だから、価値観や理屈が理解の範疇を余裕で超えてくる。しかも、
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

4.5

シンプルに、満足〜〜〜!!!

こういうの、ヒーロー側も敵側も過去の回想とか入れたくなっちゃうよね……。けど、それが、いい意味であっさり(?)というか、塩味というか、長々と語らずに端的に示してくれるか
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.7

あーーーーーーーーーーーーーー

ちゃんと酷い‼️

どうしても、絵柄や人物の年齢的に「冒険物語❣️レッツゴー!」っていう印象を抱きがちだけど、やっぱりちゃんと「ガチ冒険物語」って感じする。逃れられな
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.8

こんな夕暮れ曇天の中のハッピーシーンがあってたまるか!!!!世界の終焉ではしゃいでるのか!!?

もう、幸せから堕ちていくことが「意外」なのではなくて、「みんな分かってるだろう?^^」ってスタンスでヤ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.3

割とガチで、死ぬかな〜っと思ったタイミングで人が死なない。ホラー映画でいやらしく鏡が写されたのに何も現れないみたいな、そんなドッキドキを何回も味わう。

回想とか裏組織目線とか無くて、得られる情報は本
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

こんなんレイプよ。脳のレイプ。完全に犯されたわ。

でも、私はレイプされ身ぐるみ剥がされ捨てられたことによって今、「道端で真っ裸になって横たわる」ことを許される「大義名分」を手に入れた。傷つけられた代
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

1.0

説明がキチキチに詰められて、シーンは気持ちよくないツギハギで、鑑賞中の感情はまるで逐一指定されるような感覚。私には、全く合わなかったです。

セリフで全部説明されてしまうから、悪い意味で頭を使わずに見
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

Part1から通して。
うぁーーーーーー。おもしれぇ〜〜〜〜〜。
今まで出てきた人とか、出てきた場所とかがどんどこ出てきて、次々ぶっ壊れていく。今まで楽しく平和な記憶があった場所がすぐに戦場へと変わっ
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.8

おもろい髪型の人達が真剣な顔して集合してるのほんまにおもろい。

「一般の人」が、「あんたらもなかなかやで」って言いたくなるほど、町スケールで全部誇張したような個性なのがすっごいやっぱり良い。「手がハ
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狼男アメリカン(1981年製作の映画)

5.0

ただ、淡々と、「どうしようもない」事実のみ。そこにドラマなんて起こさせない。悲しむのは、愛していた人だけ。
また、人が死ぬということもただ淡々とした事実。フラグとか因果とか関係ない。ただ、死ぬような出
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.7

やっと観れたぁぁぁぁ!!!!!!!

マティアスから感じるのは防衛本能のようなもの。きっと本人に自覚は無いのだろうけど、「これ以上進んでしまえばもう戻れない」という予感から来る過剰な拒絶。嫌悪感。
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

逆にこれでハッピーエンドにされてたら、なんかムズムズしてたかも。

いろんな物を捨てて、犠牲にして、未来の選択肢を狭めていく。「何かを得るために何かを捨てる」のだとしても、「邪魔になるから」という理由
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

4.2

やっぱ主催者側の金を感じるデスゲームはいいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜
薄汚れて殺気満々というよりは、コンセプトありきの「何気ない見た目」な感じが殺しにかかってくるのが性癖に刺さる。そんでまたこれが全部ビルに
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

2.6

うーん。あーん。うーん。うーん、、、。
自分には刺さらなかった!!
というか、しっくりこなかった。
なんだろ、結構ずっと音楽流れてたのが気になったせいかな。

とはいえ、ちゃんと相手の鬼が「何人もの柱
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