58さんの映画レビュー・感想・評価

58

58

マッドマックス(1979年製作の映画)

4.4

これもまた信じがたい評価の低さ。
とんでもない傑作なんだが。

当時の衝撃を今の人が感じ取るのは相応の映画体験の積み重ねが必要ということか。あるいは逆に平和で安全な映画体験しかない十代なら受け取れるの
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

山崎貴さんは特撮監督としてなら優れているのかもしれないが映画監督としては重要なものが欠落している。ゴジラにしろ登場人物にしろ作り物をそこに存在せしめる能力、これを欠いている。
海外での評判や岡田斗司夫
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

2.8

七人の侍を下敷きにしてるらしいが、真似が下手すぎ。ホントに見たんか?
あと、なんか全体的にベチャベチャしてる。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

とてもおもしろい。
話も面白いが、撮影がすばらしい。サーキット映像の新しい基準。
タイトルに込められた意味を考えるのも楽しい。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

ばかばかしくもおもしろい。
ありえんやんけ、ギャグかよ!の連続ではあるが、喋らぬ老人の風貌に妙に説得力があって見続けてしまう。ナチス将校も出色。
今気づいたが、もしかするとこれコメディなのかもしれない
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

よくぞ描ききったなあ。ホントに敬服いたします。
前作でも感心させられたが、多次元を移動するってアイデアをどう本当っぽく見せるかってめちゃくちゃ難しい。どこにも正解はない。それをらしく見せることに成功し
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.0

この映画も評価低すぎるので一言。
出会いの場面で人間が上手く描けている。どんな映画もそこが出発点。凝った脚本も新奇な試みも大事だけど、人間がそのための道具になってるとつまらない。そこをおろそかにせず面
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.9

新作にむけて再鑑賞。たぶん三回目。

冒頭がとてもいい。
医師がなぜロボットのスクラップを漁っているのか、アリータは誰なのか何も分からないうちから二人に感情移入して心動かされている。
アリータが永い眠
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.3

リアリティの無い秘密の組織の内部抗争、、、知らんがな、勝手にやっといて。というわけでやたら大仰なんだけど心動くことはなく、一旦途中離脱中。点数つけられないけど一応。

バイオハザード(2002年製作の映画)

4.2

久しぶりにミラ・ジョボビッチみたくなって観た。四回目ぐらい。
特撮、美術、音楽なんかはさすがにふるさを感じるが、プロット完璧じゃない?実におもしろい。ここでの評価低すぎるよね。
パイプの上を逃げるシー
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.3

それなりにおもしろい。新味はない。

アクション映画は好きだが工夫のないありきたりな格闘シーンは大嫌い。この映画の格闘シーンは工夫が凝らされてるがまだまだ足りない。よほどのアイデアがなければ格闘なんて
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

いまいち評価が高くないがおもしろい。テスラのシーンには感心した。過剰な攻撃性を抑えられない主人公って設定にもリアルさを感じる。大傑作ではないが優れた作品。ちょい知的な人には評価高いんじゃないかな。

マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.8

誰もが胸の内をよく喋る。なんだか舞台劇みたいだなと思っていたらやっぱりそうだった。キャラクターの極端さも、人間関係を表すやり取りの繰り返しも、突然の展開もみな舞台劇的。不条理さも。そうした作りに面白さ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

演技を作るのに独自のメソッドがあるってことが高く評価されてるけど、それってそんなに上手く行ってますかね?失礼だけどハッタリ臭いなと思った。西島の演技は人によってとても評価高いが僕は平凡と感じる。その評>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.0

随分評価が高いが、良さがわからない。何がしたいのかもよく分からなかった。
なぜ聾唖?なぜボクシング?弟とその彼女いる?なぜ最後わらった?

ボクシングの競技としての面白さも今ひとつ伝わらない。練習の痕
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

高く評価してるのは若くて頭の元気な人達が多いんだろうな。
若くない私は展開になんとかついていくって感じになってしまい個人的映画体験としてはとても薄い。とにかくやりたいことがいっぱいあって全部詰め込むに
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

4.0

二年前の作品。驚くほど面白かった。
突出した個人を表現の核とするアイドルグループという上手くいくはずがない試みが必然破綻していく。その過程を幾人かのメンバーが振り返る。むろん慎重に選ばれた言葉だろうが
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

2.8

予告での期待値は90点、本編観てみると60点でギリギリ赤点回避というところか。
天才的なアイデアで鮮やかに世の中を欺くというスマートで粋な作品と思っていると大きく裏切られる。
せっかくのピアノのアイデ
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