急激に老いた地獄大使(大杉漣)に向かって本郷猛=藤岡弘、は「身体をいたわれ」と言葉をかけてサイクロンに跨がって去ってゆく。
宮口二郎も天本英世も潮健児も納谷悟朗もいないいま、藤岡弘、はなにと戦うのか>>続きを読む
特集/成瀬になれなかった男 映画作家・千葉泰樹
プリントタイトルは「下町」がメインで、「ダウンタウン」とルビ。
特集/成瀬になれなかった男 映画作家・千葉泰樹
プリントタイトルは『妻と女記者 ―若い愛の危機―』
特集/成瀬になれなかった男 映画作家・千葉泰樹
ビキニスタイルで踊り、漫画に目がなく、脚の先でくすぐり、天井からぶら下がって口づけを交わす。イノセントと呼ぶにはあまりに奔放でかわいい女、島崎雪子の前>>続きを読む
レイトショー特集/若松孝二生誕80年祭
1ミリも理解できないのがすごいが、まぎれもなく若松孝二の映画。
特集/フィクションとドキュメンタリーのボーダーを超えて
『ヘイトスピーチ』につづけて観たので、この作品の、そして原一男の特異性が際だつ。
あまりの原の「演出」に、取材協力の中止を申し出る夫婦に対し>>続きを読む
特集/フィクションとドキュメンタリーのボーダーを超えて
原一男の指導する学生の製作したドキュメンタリー。
興味深い題材であり、ヘイトの最も盛んだった時期の記録としての価値はあるが、師匠のようにどこま>>続きを読む
特集/自選シリーズ 現代日本の映画監督4 根岸吉太郎
『青い獣 ひそかな愉しみ』(1978)『ひと夏の秘密』(1979)『おんなの細道 濡れた海峡』(1980)と、一年一作で続けられてきた脚本・田中>>続きを読む
特集/自選シリーズ 現代日本の映画監督4 根岸吉太郎
戸浦六宏や根岸明美の起用、いどあきおの脚本、出だしからしばらく濡れ場と無縁の展開など、日活がこの新人監督のデビュー作に寄せる期待の大きさがうかが>>続きを読む
特集/日本映画の未踏の頂巨匠 内田吐夢のダイナミズム
一軒の大衆酒場から一歩も出ることのない『たそがれ酒場』に対して、こちらは東海道の道にさまざまの人生が交錯する〈回らぬ舞台〉。
特集/映画監督 三隅研次
原作・野坂昭如×脚本・藤本義一×監督・三隅研次×撮影・宮川一夫×主演・勝新太郎
まさに異種交配のきわみから生まれたのは、彼岸から地球の終わりを眺める映画。
野坂得意の男>>続きを読む
特集/日本映画の未踏の頂 巨匠・内田吐夢のダイナミズム
沢登翠の活弁つき上映で鑑賞。字幕の台詞の量もたっぷりの2時間を語りきる技量はやはり、活動写真弁士のトップ。地の説明における、いまは使わない堅苦>>続きを読む
流れるようにエピソードの連なりが語られるが、逆にただそれだけという観もある。
〈リアル亀岡拓次〉というべき宇野祥平のみリアリズムを体現していたが、それはむしろ脇筋なのだろう。
麻生久美子とのエピソ>>続きを読む
特集/フィクションとドキュメンタリーのボーダーを超えて
柳下美恵の音楽は映画の内容に合っていないように思う。
特集/映画監督 三隅研次
長谷川伸の原作「関の弥太ッぺ」を忘れて、軽いタッチの股旅ものとして楽しめる。
もともとは市川雷蔵主演の予定だったが体調不良により降板。同じ年の池広一夫監督『ひとり狼』と好>>続きを読む
特集/フィクションとドキュメンタリーのボーダーを超えて
特集/フィクションとドキュメンタリーのボーダーを超えて
この日の併映は今村昌平監督の『無法松故郷に帰る』。未帰還兵の藤田松吉は戦時中の上官と涙ながらに電話で話す。「また米英や中国人の首をとりましょう>>続きを読む
特集/合唱の街・北九州 連動上映 昭和館で歌声を♪2本立て
振り付けやアイディアを凝らし、贅を尽くしたミュージカル・ナンバーより、街頭や埠頭でふつうに歌ったりステップを踏むシンプルなソング&ダンスの>>続きを読む
特集/合唱の街・北九州 連動上映 昭和館で歌声を♪2本立て
「きみの声はいまだけなんだ。ある朝突然消えてしまう。残された時間は少ない」
「あんたもな、じいさん」
少年と指導者はかぎられた時間、その>>続きを読む
邦題で損をしているのではないか。
朝鮮戦争が勃発して興南から群衆が脱出するくだり、(CGIで増やしてはいるだろうが)エキストラが半端でない人数。脆弱な日本映画にはけっして撮れない場面である。
キム>>続きを読む