あらやさんの映画レビュー・感想・評価

あらや

あらや

夢追いウサギ(2020年製作の映画)

-

めちゃくちゃかわいい絵のタッチ、縦横に広がっていく地下の世界が最高。
勇気を出して声をかけてみんなが仲間になる展開も感動したし、短編とは思えない満足度だった。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

-

いい意味でハードルを上げずに観て、いい意味でおバカで楽しい。
モンスター達の言葉抜きで表情と仕草でストーリーがわかるのは、大袈裟に言えば「ひつじのショーン」に引けを取らない。
シーモが可愛いとか、スコ
>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも特徴的な色遣いだけど、疾走感があって迫力のあるアニメーションになっていてものすごい。
ストーリーはニワトリや伯母さんがかわいそうと思ってしまったけど、ニワトリを絞める直前に、リンダが漠然とし
>>続きを読む

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

-

「クラユカバ」と連続で鑑賞。
同様に世界観が魅力的で、無数にある穴を探索して地図を描くという設定もたまらない。
ダークさは抑え気味だけど、登場人物の親しみやすさがあって良かった。

クラユカバ(2023年製作の映画)

-

大正ロマンとスチームパンクを合わせたようなレトロフューチャーな世界観がとても魅力的だった。
集団失踪や地下に巣食う組織、主人公が幼いときに遭遇したであろう怪奇のダークさのある描き方もとても好み。
もっ
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

-

コロナ禍のピクサー作品、全て傑作とは。
死後の世界も生前の世界もデザインがどうかしているほど攻めていて最高。
生きる目的が定まっていなくても、「何者でもない」状態でも優しく包み込んでくれて、嬉しい温か
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

-

人生のパートナーを1人しか選べないなら、人生が一度切りなのは少なすぎるし、イニョンという考えを信じたくなる、そんな柄にもないことを思った。
女性の主体性を中心に据えて恋愛至上主義になっていないのが良か
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

複雑な構成、ひたすらなり続ける劇伴の効果もあって3時間もの長尺でも飽きない。
映像のリッチさ、作品としての重厚さはさすが。
初めて日本が言及されるのがナチスが降伏した直後で、アメリカ側が日本に原爆を投
>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

-

これまた傑作。
シー・モンスターがどういう生物かわからなすぎるとか、ルカを探す両親が街の子供達に乱暴しすぎているとか気になる点はないことはないけど、全体的にとてもロマンチックで熱くもなる展開に魅了され
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

-

正直色々と物足りない。
もっと迫力のあるバトルシーンがあってもいいし、登場人物が多すぎるのかそれぞれの掘り下げも不足しているような。
これなら女性版の続編の方が断然観たいと思ってしまった。

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

-

イルミネーションらしい安定の面白さと、飛行シーンの迫力が見事で、大きいスクリーンで観て満足の作品。

ミニオンの月世界(2024年製作の映画)

-

1作目で宇宙に浮遊していたミニオンが無事だったことに安堵。
ミニオンらしいハチャメチャっぷりに安心して笑える。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

-

コロナ禍で劇場での上映がなくなり、それでもいつか劇場で観たいと思い結局配信でも観ていなかった3作が劇場上映される今回の企画そのものがまずありがたい。

そして本作、もの凄く傑作でピクサーでもトップ級で
>>続きを読む

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

-

猫もピットブルも可愛いくてアニメーションとしてめちゃくちゃ好み。
ただほっこりする話ではなく厳しい現実からの解放と、最後には愛に救われる展開で、短編とは思えないほどの完成度と満足感、素晴らしかった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

IMAXでの迫力、没入感を存分に堪能した。
1作目での話の進まなさとは打って変わって展開が進むし、説明の少ない様々な設定はそういうもんだと受け入れることに慣れて、物語としても楽しめた。
上映時間の長さ
>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

-

とにかくブライス・ダラス・ハワードがキュートで魅力的。
サム・ロックウェルもクールながら愛嬌があって良かった。
古い男女の役割を逆転させる、パワフルな女性が男性をエスコートするようなコンビネーションで
>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

-

実話を元にこんなに緩く笑える作品に仕上がっているのはさすがタイカ・ワイティティ監督。
しっかり熱くなる展開もあり、謎にブラックなギャグも良い。
登場人物みんな好きになって、もっと観ていたくなる。

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

-

自分の思ってるガイ・リッチー作品とは一風変わって、骨太で見応えのある作品だった。
エンタメとして消化させるだけのものではなく、初めから主人公側の米軍の嫌な感じが出ててある意味安心して観られた。
自分の
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

-

前評判から期待値低く観たら、普通にそれなりに面白く感じた。
ヒーロー映画として欲しい派手さはないけど、ヒーロー誕生の物語としては仕方ないのかなと。
しかしキャスト自身がもうやりたくないと発言していて、
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

よくこんなの思いつくなと笑っちゃうくらいの負の連鎖。
冗長のようでずっと観ていたくなるし、地獄を見せられているようで不思議な解放感がある。
変な映画を観る楽しさを感じさせる作品だった。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

PMSとパニック障害を軸に据えながら、いわゆる「普通」から外れた人達のその経緯に物語性を持たせずに、そこからさらに恋愛をも排して、ただどう向き合い助け合えるのかを丁寧に描いていてとても感動した。
山添
>>続きを読む

違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

-

中島歩の最高に面白い芝居を堪能できる。
オフビートな長回しの会話はハマれば心地いいし、コミュニケーションに関するあれこれのあるあるも楽しい。
派手じゃなくて気楽に観られる日本映画として良作。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

-

こんなにもしみじみと観て良かったと思える作品はめずらしい。
はじめから優しいおばさんの存在がとても救いになっていたし、不器用で言葉数の少ないおじさんが徐々に距離が近づいていく様の機微の表現が素晴らしい
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

終始圧倒されっぱなし。
アート的な美しさと奇妙さに魅了され、性的な表現はいやらしくなくむしろ笑えて、力強く自由なベラが哀れで愚かな男たちをあしらう様は気持ちがいい。
「女王陛下のお気に入り」に続いて中
>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

-

先行上映にて鑑賞。
前作に比べると「マトモ」な人物が多い分親しみやすいストーリーで、その分若松孝二のハチャメチャっぷりが際立って楽しい。
シネマスコーレを若松孝二が作り木全さんたちが運営する話、井上少
>>続きを読む

>|