13さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

軽蔑(1963年製作の映画)

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カミーユがしっかりものを言わずに軽蔑することを選ぶのがちょっと違くないか?と思ってしまった…
夫婦であるならしょうもない夫にずばっと言えば良いのにな…これは女の女の部分だと思いました。最初のシーンか
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0


ちょうどこれを観た日に頭を強打したので僕も世界の外から降りて来たのかもしれません。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

ようやく観ました…
1960年後半から1970年前半まで宇宙に対する憧れが世界的に強くあったように思います。
2001年宇宙の旅、ピエール・カルダンのデザイン、デヴィッド・ボウイの衣装、スターマン、宇
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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

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謎にThe Cureが掛かっていて写真の緊張感とポップさがアンバランスで(The Cureをお口直しな形でバランスをとっていたのかもしれない)ちょっと個人的には不自然だった。
それ以外は彼の人間性を知
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

4.3

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ヴィム・ヴェンダースの言う「天使」の意味が僕の好きなファッションデザイナーという職業を通して理解できたように思う。
またカルティエ=ブレッソンの写真から見るサルトルの着ているコートなどクリエイションが
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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恐らく10年以上の時を経てちゃんと観ました。当時はニコニコ動画で探して最初の方だけ観ました。(タイトルが全然違うインターネットの海賊版みたいなやつで)

愛と欲について語っていたように思う。パトリシア
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女は女である(1961年製作の映画)

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はじめてのゴダール
全編通してお洒落でした…

自分は今恋人が居なくて居る方は恋人が恋人であるための越えなければいけないものを日々越えて居るのだなと思いました。認め合ったり何かを諦めたり。なんだか日々
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ロダン カミーユと永遠のアトリエ(2017年製作の映画)

4.0

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ロダンにはゼウスが見えると思っていましたが本当にそうでした。お金のかかっている映画であるからか見応えがあった。女性も男性もその肉体は美しく素晴らしい。
倫理観ぐずぐずと言われておりますが彼なりの作品や
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エデン、その後(1970年製作の映画)

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難解でした…僕の推察だといつものカフェの暮らし、彼らの営みを精神的な部分で暴く風景が後半だと思います。そこには欲に塗れた人の性が存在する。それが夢や記憶のような紡ぎ方をしていて主題を捉えるにはある程度>>続きを読む

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

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ストーリーが分かりやすかった。
スカーレット・ヨハンソンが可愛い過ぎたのでもう少し味のある女優でPG15+とかにしてもっと耽美さを増して欲しかったな…無いものねだりですね…
ピアッシング後に好きな男の
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

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愛の枯渇によって露にされた女性の内面性を生々しく描いた作品だと思います。まるで経血のような作品。

少女ムシェット(1967年製作の映画)

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本当に美しく生きようとするとこの世の中はあまりにも残酷すぎる。

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

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自分の気分が世の中を一歩引いて見るという気分だったのでバルタザールの見る目が少し理解できたように思う。
美しい目 愛おしい目
人間は盗んだり奪い合ったり愚かな感情に苛まれ愚かなことをしてしまう。
自分
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

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ツァラトゥストラの”愛について”項中の”遠人を愛せ”を思い出しました。
きっとこれは永遠に語り継がれる愛の話であり、だからこそこの映画が愛されているのかなと思いました。とても良かったです。

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

5.0

何も言うことはありません。
ただ皆さんにこの映画を観て欲しいと思うだけ。
映画を観て泣いたのは久しぶりでした。

ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

4.0

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知らないことをたくさん知れて本当に良かったです。ゴルチエの系譜はかっこいいなとは思っていましたがその前にChristian DiorやCardinも絡んでいるとは初めて知りました…
僕の好きな30年代
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

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ラストシーンの持っていき方までイケてすぎ…
深層心理については僕も思い当たる節があるので自分の内面に没落し過ぎて死なないようにしたいです。

この映画のように僕の第5階層の自分自身、死を待つだけの自
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.1

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今の自分にとってはめちゃめちゃに心動かされる映画でした。
作中、随所で80’sのUKインディーバンドの名が上がっていて自分は元来そういったバンドが好きだったことを思い出させてくれました。
色々なことが
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.2

スチームボーイを観てから改めて観ると宇宙や生命の話だということがようやく分かりました。
すげえよ大友克洋…
民族的な音楽も私たち人間の“力“を象徴していると思いました。
THE NOVEMBERSのT
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.2

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哲学を映像という媒体で表現するという手法は、美術アーティストや芸大生が発表するような動画を美術館などで観たことがあります。
しかし、この作品は”映画”という作品として昇華しておりこのような映画は初めて
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ゲルハルト・リヒター・ペインティング(2010年製作の映画)

4.0

リヒターの抽象画かっこいいなとは思っていたけど作り方も含めて本当の良さが分かるなと思った。
自分が最近感じたのであればエルメスの革製品やデザイナーズの椅子。おそらく何につけてもそうだと思う。職人の手を
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.8

オドレイ・トトゥがとても魅力的です。
ココ・シャネルについて詳しく知らなかったので勉強になりました。
デザイナーとしてでなく、「人間性がどのようにして成立したか」といったことが焦点となっています。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.9

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1971年のシリアルキラーの実話が元になっているようだが、ファッションに関しては70'sバチバチで、タートルネック系のタイトなニットに、Levi'sの646のようなベルボトムなパンツを履いている主人公>>続きを読む

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.9

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レディ・バードと比較されているが個人的にはこっちの方が100良い映画だと思います。
Arcade Fireの曲が流れてすごく良いです。
生まれた土地から出たことがない人や過去そうだった人にはすごく分か
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

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正直ティモティモじゃなかったら観ていないだろうなと思うような薄い内容だったな..と個人的に思いました。日本でも良くある"トレンドの俳優を起用してみたけど映画としてはあんまり.."な映画に捉えてしまいま>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

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私たちはもともと民族的な生活をしていた訳で、この世に生を受けた命や肉体について神に感謝しなければならない存在であり、どの動物よりも優れた知識を持った、地球上で最も高尚な存在である。

にも関わらず、現
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.3

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安っぽい言い回しかもしれないが”Angel’s Time”という曲や詩を書けそうなくらい良い映画だった。
今後の人生の中でこの映画のことを思うことがあるだろう。

“もし自分があの時ああしていたら”と
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デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲(2001年製作の映画)

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自分が小学生でデジヴァイスを歩数稼ぎのため振りまくってたあの頃、まだルネス金沢が存在していたあの頃 東京はすでに東京だったんだなと思いました...

タクシードライバー(1976年製作の映画)

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大統領を殺そうとしたが出来なかった不満からポン引きを殺しに行ったような気がする。
本当にアイリスを助け出したかった訳ではないのだろうなと思った。
自分自身の閉塞した感情が狂気を生み出し、行くあてのない
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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シン・エヴァンゲリオンの年なのでかねてから観たかった2001年宇宙の旅を見ました。
人類の進化という点ではやはりエヴァンゲリオンもそういう考え方なのだろうと思います。
本作ではモノリスは人智を越える高
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