いとさんの映画レビュー・感想・評価

いと

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トラペジウム(2024年製作の映画)

4.0

アイドルに憧れるゆうは何としてもデビューの夢を掴むため、計画を実行に移す…。

元乃木坂46の高山一実原作映画。中盤までは目的のために偽りの友人関係を築いていくほぼサイコホラーな作品。人を誘導しアイド
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

終戦後、多くの犠牲者を出してしまった過去にうなされる敷島の前に、恐るべき力を持つ巨大怪獣が現れ…。
アカデミー視覚効果賞受賞作。物語にダイジェスト感を覚えてしまい内容の割にあっさりとした鑑賞後感。纏わ
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.5

資金繰りに困る探偵の荘太郎は、巷で噂される集団失踪事件の謎に挑むため「クラガリ」に足を踏み入れる…。
大正スチームパンクな探偵映画。世界観も雰囲気もキャラクターも好きなものだが、上映時間の短さゆえに物
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.3

常に拡張を続ける炭鉱町で地図師で日銭を稼ぐカガリ。町に拠点を置く複数の勢力の緊張状態が高まり、やがて事件が発生し…。
クラユカバのスピンオフ作品。成田良悟が原案なのでデュラララ!!っぽいキャラが複数登
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

2.8

怪盗キッドに狙われた脇差を守るため函館を訪れたコナンと平次は殺人事件に遭遇し…。
劇場版27作目。北海道版「から紅の恋歌」のような作品でどことなく金カム色もある作品。やや地味に感じたが函館の知っている
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦末期、金塊を掘り当てたアアタミはナチスの戦車隊に目をつけられ…。
1人で舞台に立ち向かう老兵を描いたフィンランド映画。ジョン・ウィックさんと同様に体力の高さで頑張っていくアアタミさんを応
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.0

刑務所でギャンブルの才能に目覚めたウィリアムは、各地のカジノを廻りながら生活を続けていて…。
オスカー・アイザック主演作。カードカウントが序盤しか出ないどころか物語は贖罪がメインになりカジノ自体が主題
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

類稀なる才覚を持つ物理学者のオッペンハイマーは、新型爆弾の開発を担当することとなり…。
クリストファー・ノーラン監督作。時系列が変わりまくるややこしさこそあれど、自己顕示欲がそのまま後悔に変わっていく
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

4.0

元総合格闘家のダルトンはバーに用心棒として雇われる。自身の罪と共に生きていたダルトンは新たな人生を見つけるが…。
Amazonプライム独占配信作。主人公がニヤついたら大概相手が酷い目に遭うのでニヤつき
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.2

旅館で発生した殺人事件の謎を追った監督が消息を断ち、撮影記録だけが残された。映像を手にした配給会社は映像を編集し公開する…。
韓国で大ヒットを記録したモキュメンタリー映画。最終盤に好きなワンシーンがあ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

謎の円盤が東京上空に現れ3年。高校生の門出たちは恋や進学に迷う日常を過ごしていて…。
浅野いにお原作映画前編。いつ訪れるか分からない死の横で過ごす日常の雰囲気が凄く好き。現実も似たようなものかと思いな
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

部長となった久美子は少人数編成でのコンテストに向けて、部員同士で自由に編成を組むように通達する…。
劇場公開された中編作。ここまでが長かったこともありメインキャラ達の成長ぶりだけで既に熱い。春からの3
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変な家(2024年製作の映画)

3.0

不思議な間取りの物件の存在を知った配信者の雨宮は設計士の栗原に相談するが、その間取りには悍ましい真実が隠されていて…。
同名小説の映像化作品。間取りの推理はガバガバな気がするが、佐藤二朗のキャラが絶妙
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.0

タイ東北部の村で女神の精霊を宿すニムは、姪のミンの様子がおかしいことから彼女に憑いた存在を調べ始めるが…。
タイ・韓国合作映画。お祭り騒ぎ的なシーンが多いのかと思いきや、割と丁寧なモキュメンタリーだっ
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

郊外の町で起きたビル火災。その日から地元の小学校でいくつかの人間関係が拗れ始める…。
是枝裕和監督作品。ひとつの事柄が複数の視点から描かれており、誰かの視点ではクズにしか見えない人がその人の事情を知る
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

地下鉄で見知らぬ少女3人が殺害される未来を見たキャシー。自身に未来を変える力があると理解したキャシーは少女たちを保護するが…。
評判の悪さからハードルを下げていたためか意外と楽しめた。脚本に粗がかなり
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.3

現地通訳のアーメッドに救われたジョン・キンリー曹長。帰国後、キンリーは彼の身が危険であることを知り…。
ガイ・リッチー監督作。人種も価値観も違う2人が、命を賭けてお互いを救い合う様子が心を打つ映画。戦
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.5

日本の暴力団の韓国支部が本部に隠し新型麻薬を拡散。広域捜査官のソクトが捜査を始めるが…。
シリーズ3作目。今回もマブリーがめっちゃ悪い奴をシバく映画で間違いないので凄く好きです。何回か人を殴った時に鳴
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.2

各地で悪魔祓いを行うアモルト神父は、悪魔に取り憑かれた少年を救うためスペインに赴く…。
えっ、神様パワーで悪魔が爆散しますがこれ実在する人物を描いた映画なんですか。全体的にはちょっと派手なエクソシスト
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.1

赤い女に追われる投稿映像を見た工藤は、投稿者と霊能者を連れ現地に赴くが…。
シリーズ最終章。イケメンホストになりがちな白石晃士作品の最強霊能者が女性ヤンキーに変更。鉄パイプと鉄バットと拳でゾディアック
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

帰還兵の杉元は脱獄囚に刻まれた刺青が金塊の在処を指す暗号であることを知り…。
同名漫画の実写化作品。原作の最序盤しか描いていないのでほぼ登場人物の顔見せ的映画。ただその中でも玉木宏の鶴見中尉の完成度が
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.5

穏やかな日々を送るドミニクの前に、彼を執拗に着け狙うダンテが現れ…。
シリーズ10作目。前作の敵より強く悪い奴が現れ前作の敵と手を取り立ち向かう、と言うここ数作と全く同じ展開。それでも2時間半の長尺を
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.5

交通事故によって妻を失った直人は、息子が母を蘇らせようとしていることを知り…。
同名小説の映像化作品。最強霊能者が登場するトンチキホラー映画を期待したが、霊能者の登場シーンはかなり短く残念。鑑賞後感も
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.5

警察官を殴り拘置所に収監されたテディ。優秀な新人警官のヴァレリーはテディの狙いに気付き…。
警察署内を舞台とした四つ巴のスリラー映画。命の軽さやノリにタランティーノ的なものを感じる。今アクションではな
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.6

育児と王の業務に追われる日々を過ごすアーサー。その裏で彼に恨みを持つ敵が新たな力を手にし…。
DCEU13作目。兄弟の関係性に全振りしたような作品で、関係性と言う点での魅力は最高。ただ細部の描写は乱雑
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.0

結婚式を控えた川村は目が覚めたら暗い地下に居た。自力での脱出を諦めた川村は知人を頼ろうとするが…。
オリジナル脚本映画。どうせ主人公はクズなんだろうなあと思い鑑賞したら、想像のかなり上を行くクズっぷり
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

合唱部で部長を務める聡実はヤクザの狂児にカラオケに誘われる。狂児はある目的から歌の指導を聡実に求め…。
同名漫画の実写化作品。主人公以外が全体的にコメディ属性なので緩めに楽しめる。ど定番かつ古臭いが気
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名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.0

ビッグジュエル「ブラック・スター」を狙う怪盗キッドは、高校生探偵との邂逅を思い出し…。
ブラック・スターのエピソードに空中歩行編を足した総集編映画。組織も絡まず人も死なない純粋な頭脳戦に絞っているため
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.2

正体不明の闇商人によって奪われた核弾頭。第三次世界大戦を止めるため消耗品軍団が派遣されるが…。
世代交代したいのかしたくないのか分からないシリーズに感じた4作目。良くも悪くも出演陣が豪華なステイサム映
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.7

感謝祭に行われたセールの騒動で複数の死人が発生。1年後、騒動に関わった人物が次々と惨殺され…。
イーライ・ロス監督作品。殺人鬼さんが対象以外を極力殺さない配慮をしているためやや好感が持てる。むしろ殺人
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