エスパーいとぅさんの映画レビュー・感想・評価 - 40ページ目

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

4.2

事実に基づく物語。

第二次大戦で敗戦国になったドイツと日本。
ドイツ人がなぜ自国に誇りを持ち、過去の過ちを真摯に受け止めることができるようになったのか。それはこの映画の主人公のように、真実から目を背
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.5

とにかく元気を貰える映画。
ミュージカルは明るい作品の方が好きだなぁ。
明るい中にも当時のアメリカが抱えていた人種差別問題をテーマとしていたり、物語としてもしっかり成立しているところがイイ。
劇中に流
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ブレイド(1998年製作の映画)

2.9

MARVELのヴァンパイア退治映画。

ウェズリー・スナイプスのアクションを見る為の作品。
1998年製作ながら映像は綺麗。ヴァンパイアのやられっぷりもなかなかカッコいい。
ストーリーは王道。
何も考
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.6

2時間20分の映画だが、主人公が途中で変わる変則的な3部作構成。
面白い映画だった。

タイトルの最後につく「宿命」。まさに宿命を描いた作品。
親子愛、正義感、迷い、青春。人間が生きて行く上で経験する
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

28歳の時に観てピンと来なかった記憶から、42歳になった今改めて観賞。

根強いファンが付いた意味がようやく分かった気がする。
内容に触れるとほぼネタバレになるので書かないけど、世の中は不平等だという
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アルティメット・ディザスター(2012年製作の映画)

1.2

B級映画。
たまに名作にあたるから楽しいんだけど、これはないわ。
CGが雑すぎるのもあるけど、せめて嵐のシーンなのに太陽光がめっちゃ入ってたり、大雨のシーンなのに路面がドライとか、その辺くらいはしっ
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ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

2.8

火星が舞台なのでSFなんだけど、ゾンビっぽいのも出てくるし、ヒャッハーな悪党もいる、そんな映画。

主役のナターシャ・ヘンストリッジは美人さん。
準主役のアイス・キューブもなかなかいい味を出している。
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.4

出演者はロバート・レッド・フォードただ一人。
セリフも片手で数えられるくらいしかない。

スマトラ沖を航行してた船に、漂流してきたコンテナが衝突、船は破損。
通信機器もパソコンも壊れてしまう。
そんな
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リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

クリスチャン・ベール主演のSFアクション作品。

テーマは「ガタカ」に近い。
でもこの作品の一番は「ガンカタ」でしょ。空手の型とガンアクションの融合、これが超絶カッコイイ!
このアクションの為だ
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クーデター(2015年製作の映画)

4.0

制作費、キャスティングから考えればB級映画と言える部類かもしれないが、面白かった。

東南アジアのとある国に転勤してきた一家がクーデターに巻き込まれる話。
スリリングな場面だらけで1時間40分、あ
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インド・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

3.5

インド初のゾンビ映画。
そりゃ見ちゃいますわね。
オーソドックスなゾンビ映画なんだけど、インド映画独特のゆるさが心地良い。
踊り少なめなのは残念。
ゾンビ初心者にオススメであることと、ゾンビ好
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.1

劇中に流れる曲の一つ一つが心にスッと入ってくる、そんな素敵な映画でした。
主演のキーラ・ナイトレイはとても魅力的な女優さんになりましたね。
パイレーツシリーズやエニグマのときともまた違う顔。現代劇
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エアポート2015(2015年製作の映画)

3.4

作品名が「タイトル+西暦」はB級作品の証。これもまさに。
だからといってつまらないかといえば、それは別問題。低予算だって有名人がいなくたって面白いものは面白い。

これは…面白かった。
色々ツッ
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プレッシャー(2015年製作の映画)

3.0

海底パイプラインの保守を行う男たちの物語。

パイプラインに亀裂が見つかり、嵐が近付いている中、急遽保守作業に向かう男たち。
保守は順調に進んでいたが、恐れていた嵐の直撃を受け母船は沈没してしまう。
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ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)

3.5

忠臣蔵を原作としたハリウッド映画。
監督は「GOEMON」「CASSHERN」の紀里谷和明。

武士道の概念を騎士道に置き換えた作品の為、日本人には受け入れやすいと思われる。
アクションシーンはなかな
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

自ら思考し成長するロボットといえば、アイザック・アシモフのロボット三原則「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を思い出す。
思考しない便利な「道具」として生み出される機械とは一線を画すもの。
その
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パンドラム(2009年製作の映画)

4.0

優秀なSF作品。

地球の資源枯渇に伴い、地球型惑星へ移住する宇宙船の中が舞台。

コールドスリープから目覚めたクルー達は記憶が曖昧。なので鑑賞している自分も何が何やら。だからこそ、様々な発見と、本来
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一枚のめぐり逢い(2012年製作の映画)

3.5

ジャケット見ただけで、前提知識無しで鑑賞。

ガチガチのラブストーリーかと思いきゃ出だしから予想外の展開で驚き。
むしろ自分としてはあまり観ないジャンルなので意外性があってよかった。
それにしてもザッ
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将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.5

「シチズンフォー スノーデンの暴露」に続き、ガチドキュメンタリーを観賞。

北朝鮮に拉致された韓国の女優チェ・ウニと映画監督シン・サンオクの話。

1978年に拉致され1986年アメリカに亡命するまで
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持たざるものが全てを奪う HACKER(2016年製作の映画)

2.7

全体的に流れが速く飽きることなくラストまで走った点は評価できる。

ただ、なんだろう、主人公に共感できる部分が少ないんだよね…
「若気の至り」を100分かけて表現してみました、って感じの終わらせ方もい
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.7

故ヒース・レジャーのジョーカーはもはや伝説に値するレベルの完成度。
バットマンシリーズに自分はまったく思い入れがなかったが、この作品を観て忘れられないほどの衝撃を受けた。

もちろんクリスチャン・ベー
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二百三高地(1980年製作の映画)

4.2

日露戦争を題材とした数少ない映画…だと思う。

名優さん勢ぞろい。当時としては破格の製作費15億円かけただけのことはあり、とても良い映画に仕上がっている。
とはいえ、36年も前の映画なので古めかし
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チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)

4.5

いわゆる「カンフー映画」というカテゴリだが、この作品のすごいところはノースタントでかつ主役が女性だというところ。

主演の“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン。
可愛くてキレキレ。生傷が絶えず、大
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

名作「火垂るの墓」と同様、太平洋戦争下の一般市民が主人公。

ただ火垂るの墓と比べ、この作品は希望に溢れている。
もちろん状況的にはどんどん悪化し、生活も質素倹約の方向に進んでいく。
当たり前の
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クリミナル・ミッション(2015年製作の映画)

3.5

前提知識無しで鑑賞。
トラボルタ好きの自分としては、今回は当たり。やっぱ彼にはマフィア役がよく似合う。

あらすじをざっと書こうかとも思ったけど、この作品の面白さは事前情報が無い方が良いと思うので無し
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コロニア(2015年製作の映画)

3.5

事実に基づく話。

1970年代、チリで起きた軍事クーデターをきっかけに軍事独裁政権によってドイツ人ジャーナリストが拘束されてしまう。
そのジャーナリストの彼女は、彼を救うため必死に情報収集した結果、
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コロニー5(2013年製作の映画)

2.8

地球に氷河期が訪れて、生き残った人たちは地下にコミュニティーを作り、ルールを作りなんとか生活している。

でも必ず中にはリーダーとぶつかって「俺が正しいんだ!」とかいう奴が出てくる。そんな人間vs人間
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーだね、これは。
今まで沢山ヒトラーを題材にした映画を観てきたけど、極めて異質な作品。

ホロコーストで何百万人と言う無実の人々を殺戮した事実はさておいて、
アドルフ・ヒトラーとい
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.5

イイ映画だった。
仕事・仲間・家族の大切さを感じることができる作品。
劇中の音楽も良かった。
Twitter演出が効果的。
「白ゆき姫殺人事件」も同様だったけどSNSの持つ可能性と怖さをうまく
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.3

ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルのダブル主演。
どちらも輝いてるわ。
特にラッセル・クロウは難しい役どころを見事に演じ切った印象。
西部劇はあまり観ないジャンルだけど、これはとても印象に残る作品
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レナードの朝(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ベストムービー。
映画を好きになるきっかけになった映画。
虚無から幸福、幸福から現実、現実から絶望、そして虚無へ。
人生を目覚めている僅かな時間で駆け抜けた主人公をロバート・デ・ニーロが、それを見守る
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.6

素直に面白かった。
細かいところにツッコミを入れればきりはないけども「意識」を持ったロボットの新たな方向性を見出したんじゃないかな。

主人公がちょっと自分勝手で、悪役も自分勝手。
基本的に人間
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

元気になれる映画。
「ドリス」役のオマール・シーが素晴らしい。
彼が出演している映画は初めて観た…と思ったら「ジュラシック・ワールド」でラプトルを調教する役やってた人だった。ま、こっちは端役だった
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

小津安二郎作品は初見。
ごく普通な一家の物語を老夫婦の目線を主として綴った作品。
ドラマチックな展開はまったく無い。しかし、見入ってしまった。

家族の日常と、老夫婦の子供たちへの配慮、家族の絆
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.7

多分初見なんじゃないかな。

3部作、いずれか一つくらいは「あれ?」ってなる作品があるものだけど、このシリーズは3まで完璧。
1の製作から5年後の1990年公開。
マイケル・J・フォックスは「マ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.5

2も10数年ぶりに観賞。
まったく覚えていなくて、とても新鮮な気持ちで観れました。
1989年に描いた2015年像、指紋認証ドア、家庭用プロジェクター、レトロゲームの復刻、3D立体映像…等、割と的
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