sithmaroさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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リアル鬼ごっこ(2007年製作の映画)

2.3

一応原作小説はあるものの、根本的に色々と違うので別物と思った方がいい。

原作は文章力問題こそあるものの、ストーリーは面白いので「なぜ、こうなった?」というのが正直な感想。
映画用に新たに設定されたパ
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スマイル 聖夜の奇跡(2007年製作の映画)

3.5

少年アイスホッケーチームのお話。
落ちこぼれの弱小チームが最後にゃ勝つっていうスポ根の王道。
言い換えるとセオリー通りにやりゃ面白くなるわけで、安心して見られる半面、ある意味卑怯なジャンルかもしれない
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ミッドナイト イーグル(2007年製作の映画)

3.0

劇場で観たのが公開から2日目。
朝一という理由もあるのだろうが、広い劇場に観客はスカスカ。
「この映画はヤバいかも」と感じた。

それはともかく、ハリウッド映画のような大作を目指そうとした努力は認める
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仮面ライダー THE NEXT(2007年製作の映画)

3.5

仮面ライダー映画初のPG-12指定。
R指定ではないが、暴力描写や残酷描写は従来のライダーよりは確実に過激。

ストーリー的にはライダーとしての部分とホラー調の部分がイマイチ噛み合ってなかったり、他に
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

エヴァって旧シリーズもそこまで嵌まっていたわけではないのに、なぜか追いかけなきゃいけない気になる。
変な中毒性がエヴァのエヴァたる所以なのか。

今作品は旧シリーズで言うところの1話から6話までをリブ
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.5

公開時、上映館が少なくて、偶然仕事で人形町まで行く用事ができた時に午前に休みをもらって銀座まで観にいったので印象に残っている。

当時職場の女の子に言われたことなのだが…
「ええ?少女漫画原作の映画見
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電人ザボーガー(2010年製作の映画)

3.5

後半がダメってわけではないのだが、元のテレビシリーズを知っている世代としては青年パートだけで一本作ってほしかった。

とは言え、この時代にこんなにリスペクト満載のザボーガーが見られるなんて夢のようだ。
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わが青春のアルカディア(1982年製作の映画)

3.5

石原裕次郎の高額ギャラが話題になった映画。
当時小学校高学年だった私からすると、一応『太陽にほえろ!』や『西部警察』でよく知ってはいたが、そのニュースを知っても「ふーん…」くらいにしか思わなかった記憶
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.5

日本での公開は『インクレディブル・ハルク』の後になってしまったが、実際にはこの『アイアンマン』がMCUの1作品目。
なので、これからMCUの世界に触れるという人にはまずこの作品をお勧めしたい。
登場人
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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.5

記念すべき劇場版第1作目。

20年以上も前の作品なので携帯電話やブラウン管テレビなどに時代を感じるが、劇場版のフォーマットはある程度形にはなっており、それが現在まで脈脈と受け継がれていることが解る。
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小さなバイキング ビッケ(2009年製作の映画)

3.8

元はスウェーデン人の作家ルーネル・ヨンソンの児童文学。
それを1972年に日本でアニメ化。
それが海外に輸出され、ドイツで実写版として映画化されたのが本作品。

アニメの完成度が高いとは言え、その面白
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

4.0

プリクエルの2作目。
どうしても繋ぎのエピソードというイメージが強い。
ただ前作の「これ?スター・ウォーズ?」からの「ああ、スター・ウォーズかも」という流れに対して、確実に帝国時代に近づいてくる流れは
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

主人公もヒロインも顔が地味だよな…

なんて理由で鑑賞を後回しにしていた私がバカでした。
一応MCUの劇場公開作品は全て箱で鑑賞しているので「観ない」という選択肢は無かったけど、公開が終了しそうだった
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キカイダー REBOOT(2014年製作の映画)

2.5

キカイダー復活を匂わせる発表があった時はどれだけ喜んだことか。
まだ正式な発表がなかった時に、ラジレンまつりでキカイダーの話題を振られた白倉伸一郎が「え?あれヒートトリガーじゃないですかね?」なんてバ
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さよならジュピター(1984年製作の映画)

2.0

『シン・エヴァ』で松任谷由実の「VOYAGER〜日付のない墓標」が使われたことでこの曲を主題歌として使用していた『さよならジュピター』という作品が注目されるようになったのはなかなかに面白い話だと思う。>>続きを読む

ナインスゲート(1999年製作の映画)

3.3

原作はアルトゥーロ・ペレス・レベルテの『呪いのデュマ倶楽部』。
現在は映画公開にあわせて『ナインスゲート』と改題された文庫本の方が入手しやすいと思われる。

原作は映画鑑賞後に読了。
原作では『三銃士
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機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992年製作の映画)

2.5

同名OVAの既存の映像に新作シーンを追加して再編集した作品。
どちらを観ればいいかと問うならば、迷わずOVAを進める。
さすがに全13話のアニメを1本の映画にまとめるには無理がある。

今回の劇場版の
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グミ・チョコレート・パイン(2007年製作の映画)

4.0

オーケンの原作とはちょっと違うけど、これはこれであり。
80年代に青春時代を過ごした世代には刺さるのではなかろうか。

俺は他の奴らとは違う!と心の中で息巻いてサブカルに走り、他の連中が知らないこと、
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.5

最初に『空海』というタイトルだけを目にして、「堅苦しい映画は気分じゃない」と思ってスルーする予定だった映画。
原作夢枕獏の名前を見つけて「そっちかよ!夢枕獏なら観るわ!」と劇場に駆け込んだ作品。

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手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく(2011年製作の映画)

2.0

作画は良い。

しかし退屈な映画。

3部作の第1部にあたる物語なのだが、そもそも映画3部作で収まるようなボリュームの原作ではないので、よくありがちなダイジェストを見させられている感は否めない。
予備
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

その衝撃の展開に、恐らくは唯一無二の作品のリメイク。

ルメット版の評価が高いので、果たしてこの作品はどうなるか?
期待半分、不安半分で劇場に脚を運んだ記憶がある。

その結果は…
ルメット版も素晴ら
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

うろ覚えだが、公開当時に大宮ハタプラザ劇で観た気がする。

何度も見直している映画だが、本当に完成度の高い映画だと思う。

序盤の現代のシーンは後々の複線がみっちり詰められ、中盤から終盤にかけてその複
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.5

事件の解決はするが、防ぐことはできない名探偵金田一耕介。
一時期はまって映画やドラマを観たし、原作も父の本棚から引っ張り出して読みふけった記憶がある。

今回は祝日にたまたま『午後ロー』で放送されてい
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キングダム(2019年製作の映画)

4.0

原作は未読。

ほとんど資料がない時代なので、いい意味で好き勝手に作られた作品だと感じる。
多くの歴史物はどうしても「史実」やら「正史」という言葉に振り回されてしまう。
しかし今作品の時代に関しては想
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.3

元祖怪獣映画にして、最高峰。
いや、この映画を怪獣映画と呼ぶのも違和感がある。
想像以上に政治ドラマであり、人間ドラマだった。

この映画におけるゴジラは人の手によって産み出された災厄。
ゴジラに襲わ
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書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-(2010年製作の映画)

3.5

いわゆるスポ根もののテンプレのような作品。
『ロボコン』以降スポーツ以外でのこうした作品が増えたような気がする。

今作品においてはさほど馴染みのない書道パフォーマンスの世界を描いて、そういう意味では
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.5

まず監督が、変わってしまったことで、いわゆるアメコミのアクションの色が強くなった。
と言っても差別問題が希薄になったという程ではないし、そこはしっかり『X-MEN』シリーズのとりあえずの締めくくりには
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.8

劇場公開当時はまだシネコンなんてものが身近にはなかったので、前売券を手に始発電車で劇場に向かったのを覚えている。
ディズニーに身売りして駄作が連発されてしまった現在とは違い、『スター・ウォーズ』の新シ
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ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟(2006年製作の映画)

4.0

ウルトラマンの映画の最適解とでも言うべき映画。
いや変身ヒーロー物の映画はかくあるべしと言ってもいい。

当時最新作だったメビウスとダンディー4ことウルトラマン、セブン、ジャック、エースの共闘というの
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.0

どうせこんなのダメでしょ…と半ばヤケクソで劇場に脚を運びましたが、ハードルが下がりきっていたせいなのか思ったよりは悪くないかも。
まぁ、原作と比較しないというのが前提条件ではあるが、予備知識無しで観る
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劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ(2018年製作の映画)

3.8

フロンティアの劇場版もそうだったが、まずはテレビシリーズを視聴してから観ることをお勧めする。
全26話の物語を一本の映画に凝縮しているので、テレビシリーズ未視聴だと置いてけぼりを食らうことになるだろう
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ロビンフッドの冒険(1938年製作の映画)

3.5

モノクロからカラーへの過渡期、全編テクニカラーの最初期の作品ということもあってか、色彩が派手。

ロビン・フッドをテーマにした映画は何本も作られてはいるが、最もプレーンなロビン映画と言えるだろう。
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ガンヘッド(1989年製作の映画)

3.0

ロボットアニメで定評のあるサンライズ、そして実写特撮に定評のある東宝、両者がタッグを組んで実写巨大ロボット物を作るという、当時としてはかなり挑戦的な映画ではあったと思う。
ただ当時はそうした野心的な作
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.0

とりあえず2時間半という尺でで関ヶ原を描くのは無理だと証明してくれた映画。
最低でも4時間は欲しい。
壮大な物語を限られた時間にギュウギュウに押し込めた感は拭えない。

私自身は原作を読んでいるし、個
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.5

こういうのが観たかったんだよ。

ディズニーの『スター・ウォーズ』の劇場版としては最高傑作。
(他が酷いと言っちゃえばそれまでだが)

前年のEPⅦで「これじゃない」という気分を味わっていたので過度の
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GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

2.5

後年の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』では、劇中の台詞で「アメリカにもゴジラと酷似した巨大生物が出現し、『ゴジラ』と名付けられたが、日本の学者は同類とは認めていない」なんぞと言われたハリ>>続きを読む