Maoさんの映画レビュー・感想・評価

Mao

Mao

映画(119)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「自由」と「尊厳」について芸術的な側面から考えさせられるものだった。皆さん書いているようにタイトルがとても良い。人より物が動き易い世の中、馬より魔法の絨毯など皮肉的且つ洒落て印象に残る台詞が多い。保険>>続きを読む

フリーダ(2002年製作の映画)

3.6

FOXで映像美に流し見したら見入ってた作品。衣装も景色もドンピシャ、メキシコ文化を少し垣間見れた気がする。彼女の作品に明るくなかったけど、ストーリーが進んで生涯を知ると親しみが湧く。特にトロツキーとの>>続きを読む

ユージュアル・ネイバー/マッド・マザー 生贄の少年(2013年製作の映画)

3.4

母親も子供も鬼気迫る演技でハラハラさせられました。ミザリーを彷彿とさせられたのは私だけじゃないはず。本当に邦題が酷い…。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

異食症の話って前情報だったけど、実際は水面下であらゆる物から抑制される女性を描いた一作。女性の立ち位置の根本的問題を浮き彫りにしているようにも思えました。胃に重く伸し掛かるような、それでいて最後は胸が>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.8

顛末含め本物の怪物は誰か、何か、をよく考えさせられる作品。今の映像作品では作られないだろう、観るべきリアル。ノーカット版が無いのが残念。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

よもやよもやの2時間!バトルシーンの圧巻はIMAXで観て良かったと痛感。コマ割り一つまで原作に忠実な所に製作陣の愛を感じました。また観たいけど最後が辛くて観たくない矛盾。

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.6

眼福に尽きる作品!モンロー出演作品は2作目ですが、こんな天然小悪魔にもなれるとは…。豪華客船、美女、ダンスの煌びやかな世界と女に翻弄される殿方がコメディっぽくて面白かった。この時代の男女の会話ってお洒>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

オールドアメリカン風なお洒落な雰囲気、ロック、カーアクションどれか好きなだけでも楽しめる作品。ストーリーはそこまで複雑ではないけどスッキリ後味も良いので最後まで飽きずに観られました。モニカとジェイソン>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.1

カルト的な概念が強過ぎて暴走してる様子を苦笑しながら見てるような感じでした。良かったのはミニチュアの使い方と、役者陣の演技力、音響。公式で解説を出してるくらいなので初見でラストにぞわぞわするような怖さ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

出だしから憎いくらいお洒落。コメディっぽくポップな調子で、服装や街並みの美しさと子供の可愛らしさに目を奪われていても死は直ぐ目の前にあって。もうやめてあげて!と思うけどこれが現実だったんだと、あまりに>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.9

途中で「あぁオチみえたな」なんて思いきや…な展開に始終ハラハラ見入ってしまいました。サスペンス映画にマンネリを覚えてる人に見て欲しい。テンポや演出が良いので単純なスリラーとしても楽しめるし、もちろんサ>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

ダークファンタジーが好きな人にはまず観て欲しい作品。ただファンタジーメインよりは、現実と空想世界の狭間で揺れているような感覚。痛々しさや虫含め全体的に暗い中で少女の無垢な輝きが光ってる。ダークな登場キ>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.7

中身は全く違うけど、作品背景がドランのトムアットザファームを感じさせた。広大な土地の中での面倒なしがらみや苛立ちを越えて二人が求め合うシーンは素敵でした。やさぐれていたジョニーが最後に素直になる姿は愛>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

女性3名とも味のある演技で素晴らしい、個人的にエマストーンは純朴やひたむきな役よりこう言うものの方が惹かれる。大奥を彷彿とさせるような在り来たりさはあるが、ドレスや宮殿の映像美然り、女の強かさと寂しさ>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.4

主演三名共個性溢れてて本当に良い演技でした。知的で逞しくてかっこいい!差別に負けず突き進む様は観てて気持ち良かった。暗さもそこまでなくユーモアを混じえつつで最後の最後まで飽きさせません。ありがちなサク>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.8

リアルなストリートカルチャーを垣間見れる作品。サンプリングされたりしてる最後のバトルは矢張り圧巻で、そこだけ観たりする程。ただ、バトルシーンの素晴らしさが多分にスコアを上げてる部分もあると思うため、エ>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

勝手なイメージでもっとスリリングな映画だと思ってましたが、意外と登場人物そのものにフォーカスされた内容。事件そのものよりは彼等自身のストーリーと関係性がメインで少し肩透かしを食らってしまった。本人達の>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

序盤の鹿の辺りからずっと蔓延する不気味な雰囲気と、役者陣(特に彼女と使用人)の怪演がストーリーに更に緊迫感を与えていた。黒人差別系ね〜と思って観ていると想定外の方向に持って行かれて驚きつつ、かと言って>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

前情報無しに見たら最初は「奥さんが主人公かーい!」と驚かされましたが、それでないとこのストーリーは光らないのが後から痛感。遊園地とビーチの華やかさとは相反する赤裸々で恥ずかしくなるような泥沼模様は見事>>続きを読む

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

4.2

90分と言う短さに惹かれて何と無しに見たら内容の詰まっている事…終わった後の物悲しいような、それでいて何故か胸がすくような感じは表現が難しい。誰しもにある「隣の芝は青い」だけど、もしかしたら彼のあの生>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.8

唐突に始まる歌とダンス、感情表現や描写が大口なのではと完全な偏見で二の足を踏んでたボリウッドをこの高評価が足掛かりになって初鑑賞。やられた!が心の第一声。いやいや、こんなありきたりなストーリーじゃ…と>>続きを読む

野獣(2018年製作の映画)

3.8

僅か16分の作品と思えないほど緊迫感があってのめり込んだ。少年の演技が光る。誰もいない無音の広大な地を最初は綺麗だと感じたものの、それが恐怖と孤独に苛まれていくのがとても面白かった。ラストの音楽も感情>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

チェットベイカーに関して無知で挑んだが、彼や周りの名演に魅せられた。所々で入るジャズの軽快で美しい調べもお洒落。イーサンホークの声も素敵だったけれど、鑑賞後に彼自身の音源を聴くとより一層深く感じられた>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

画や音や役者陣の美しさに感覚が擽られる。シーン一つ一つを切り取って絵葉書に出来るような綺麗さ。内容は切ない恋愛映画、LGBTなりの辛さもありますが、もう少し関係に至る感情の機微が描かれていたらなぁ…と>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

安心のディズニークオリティ。プーさんの話が好きな人には愛くるしい(けどちょっとくたびれた)キャラクター達に目を楽しませて貰えるので、それだけで鑑賞の価値あり。忙しい人が忘れかけた事を思い出させる台詞の>>続きを読む

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

3.4

ジャズシンガーの女性のサクセスストーリーだけど、主人公の自分勝手な部分や人間関係が直接的に描かれていて、とても人間臭い作品。それと反して彼女の美貌やジャズの美しさにも惹かれるので飽きずに鑑賞出来た。色>>続きを読む

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.9

ロマンチックでほろ苦いウッディアレン節炸裂!現実逃避でこういう妄想は誰でもするはず。ヒロインの立場になってメロメロにさせられますが…現実は辛いなあ。コミカルなキャラクターメイクでとても楽しんで観れまし>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

題材が異なるので比べるのも違うと思うが、ララランドより心に響いた。各キャラが立ってて見応えがあるし、ストーリーの起承転結はありがちだけど重い題材をここまで明るく美しくまとめたのは素晴らしい。歌やダンス>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

3.4

アメリカンミュージカル映画の王道。女囚の存在感が凄すぎる。二度見てますがシーンとしての記憶はあるものの内容がそこまで印象には残らないかも。エンターテイメント性はとても高い。パワフルです。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.9

カルチェラタンが離れない(笑)ジブリの中では自分でも驚きですが指折り。一度目は良く分かりませんでしたが二度見ると沁みる映画。回数重ねると伏線が読めたりスルメ作品だと思います。掃除のシーン何度も見たくな>>続きを読む

銀魂(2017年製作の映画)

3.7

原作ファンで当初はどうなることやらでしたが、小栗さん始め皆さんのキャラ愛を垣間見えた。銀魂らしさをそのまま活かした演出が嬉しい。内容はどうしても映画サイズで紅桜篇好きには物足りないかもですが、始終眼福>>続きを読む

>|