ディズニーの映画は抽象化されたストーリーなので、子供でも楽しめるし、成長すればするほど自分の記憶に引き寄せて、様々な経験をすればするほど自分の物語にできる事を改めて実感しました。
ゲームと陰謀と宇宙人が好きな男の為の全く映画になっていないが故に一番映画と呼べる作品だと思います。
目に見える成功は無く、謎は謎のまま、私たちが映画に何を求めていたのかが炙り出される怪作です。
当たり前に暮らす事が当たり前では無くなってしまった人を、当たり前に支える事の難しさを思い知らされる。誰もがなりうる話なのに、私たちはこれを考えないようにする事で、当たり前に暮らしている。こうなった時に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
普通の生き方というものを押し付けられ、押し付けられているとも知らずに異常に暮らしている人々が、はたからみたら異常に見えるであろう普通を獲得していく話。まともに生きる事と正直に生きる事はどこかずれていて>>続きを読む
観る人の「足りなさ」をこれでもかと満たしてくれ、足りない欲求をむさぼり続けて突き抜けてくれる。映画というか打撃。倍速で観ると楽しい。
スコセッシの描く主人公にはみんな
何かが初めからなかったかのように欠けている。それ故に成功し、それ故に破滅する。最後に力なく笑う笑顔は誰に向けられているのか、
誰が狂っていて、誰が正しいのか。現代でこそ見てほしい、見る人にとって極上のコメディにもおぞましいホラーにも、はたまたサクセスストーリーにも見えてしまうこれこそキングオブムービーです。
突然死んでしまうようにこの話は終わるけど、映画だからこそそれでいいと思わせてくれる。
なんと言っても登場人物がほとんど気持ち悪く、ご飯が不味そう。でもこれが森田監督の良いところで、この違和感を自由自在に取り入れて、撮る映画によってその違和感はコメディになったり、ホラーになったり、今回の>>続きを読む
当たり前でありふれた、下世話で馬鹿馬鹿しい日々の生活の1つ1つが祝福されるような映画
マッツのイメージビデオ。悪役がちゃっちい。スカスカで、でも仕事は鮮やかで狂っててエゲツない、みたいなコテコテの現代っ子みたいな設定かと思ったけど別にそうでもなかった。
スポーツは人々を熱狂させるショーでもあり無条件に健康的なものであり、スポーツ選手はスターである、という思い込みを持ってみると、酷く地味で目立つ描写もないが、スポーツに関わる人間の現実で生きる為にもがき>>続きを読む
金融危機(日本ではリーマンショック)という言葉自体は知ってはいたが詳しくは知らなかったので非常に衝撃を受けました。
内容自体は基本的には痛快な逆転劇と言えるかもしれないが、時折垣間見える恐ろしい現実>>続きを読む
ナイトクローラーもそうだが、働くろくでもない人間を描こうと思ってこれだけの事をしでかせるのは思い切りがあってとても良いです。
現代美術自体がなにか滑稽で不気味なものに見えてくるのは現代美術がこういっ>>続きを読む
恐らく天然のデティールの甘さが笑いを誘う。巨乳が怖い。スコア1.0だけど、でも好きです。
仕事を愛する事、好きな事をする事。人を愛するという事、尊敬するという事。人を求めるという事、愛を求めるという事。1人の人間は1つの考えしか持ってはいけないわけでもないし、しかしその考えを強制してはいけ>>続きを読む