櫟さゆまさんの映画レビュー・感想・評価

櫟さゆま

櫟さゆま

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

出来は良いし普通に楽しめたけど、いまいち食い合わせが良くないなぁという感覚が残った。
作品の舞台自体は金田一耕助シリーズっぽいのでそのノリで観ようとすると鬼太郎要素がノイズに感じるし、逆もまた然り。
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ゾディアック(2006年製作の映画)

4.2

3人の男達がゾディアック事件に呑まれていく様がとても良い。
ただ長い上に未解決事件が元の作品なのでミステリーとして観ようとするとがっかりするかも、というか主軸が違うので注意。
それでもこの作品内でのオ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

4.0

ストーリー自体はゲームと一緒だけど、実写になることでより残酷に感じられた。
おどろおどろしさは薄めで、じとっとした湿っぽい雰囲気。「質感がある」って感じ。

お話として楽しめているけど、実際はもっと酷
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

とても平穏な映画。
そこはかとない閉塞感を感じてた子が居場所を見つけるような感じがとても微笑ましい。
登場人物みんな応援したくなって、自分が良い奴になった気分になった。

愛菜ちゃんの演技素敵だった。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

初めて見たけど、謎の色褪せなさを感じた。
デバイスとかは確実に古いんだけど、人物描写やストーリーといった作品の肉となる部分は今なお瑞々しく映る。本作の核である「虚構と現実」の表現は異質でありながらも、
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ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

2.0

ドラゴンボールではないし、それを抜きにしても面白くはない。
現代パロディ同人作品って感じ。

でもそれらを知った上で鑑賞すれば、愛着とは似て非なる不思議な感情が芽生える…気がする。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

映像のキラキラ感がとにかく素敵だった。
女性の強かさをいろんな角度で描いているし、登場人物のファッションでどのステージにいるのかが分かるのがいい。
お仕事に没頭しすぎて私生活が破綻しかける展開は個人的
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Z Bull ゼット・ブル(2018年製作の映画)

3.5

邦題が秀逸。
ゾンビものだけど意思疎通ができるからテンプレなコメディ要素も強くて良い塩梅。
なんか色々ガバガバなのも良い。
この作品でエナジードリンクが人体に良くないことが証明されました。

エクソシスト(1973年製作の映画)

4.2

今更ながらの鑑賞だったけど、すごく良かった。
近年の作品にありがちな、怖いシーンですよと言わんばかりの演出がなくてさらっと映してしまうのが、日常と地続きである感覚がした。なのに強烈に印象に残るシーンが
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.8

BLのテンプレとポリティカルコレクトを混ぜてコトコト煮込んだような作品。どこの人もこーゆー感じのが好きなのかなぁ 笑
映像のチープさは多少感じたけど、話の展開が早くて飽きずに見られた。

アレックスと
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

めちゃ好き。
理解出来そうで出来ない言動や展開が淡々と紡がれていって、なんなんだコイツら⋯と引きつつも目が離せない。そんな面白さ。
ベン・アフレックとロザムンド・パイクの演技が素晴らしくて、こんな心地
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

宮崎駿作品がまた見られたことにありがとうの満点。

正直、面白くはなかったのだが、
そもそもこれは自伝的作品であり、後継のアニメーターや映画作家に向けた作品であって、我々一般層に向けたものではないと思
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アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲(2017年製作の映画)

3.5

ナチスとスターウォーズとジュラシックパークとジョブズを同じ釜で煮込んで薄くした映画。嫌いではない。

アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

4.5

想像より面白かった。
スマホは奇跡の発明。月に要塞を作る技術力をもってしても生み出せないのだ…。

トップガン(1986年製作の映画)

3.2

この作品にロマンを感じられるほど私は男の子ではなかったし、マーヴェリックにときめけるほど私はトム・クルーズが好きではなかった。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

カッコよかったがハマらなかった。
ジョン・ウィック自身の圧倒的な存在感やアクションシーンの綺麗さなど魅力は十分にある。

ただ、キアヌのアクションを上手いと思えない人間なので説得力に欠けるモヤモヤがず
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.8

ちょっと癖になる。

主人公の影が薄いのは否めないけど、一貫してフェイタリティがビビットで思い返すとその部分が真っ先に出てくるので、狙い通りのものがちゃんと作れているように感じる。話もシンプルで見やす
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

アニメーションが最高。全部スクショしたいくらい画がキマってるし、コミックのコマ割り的なアングルの中でもちゃんとアニメしてるのがやっぱりすごい。
お話は重さのバランスが取れていて飽きないし惹きが強い。た
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

5.0

思うところがないわけではないけど、好きなものは好き。

特別感はあるけどゴテゴテしてないのが良いし、なにより小林靖子が好きなんだ私は。ヴィジュアルも最高に好み。
話は分かりやすくまとまっていて門戸を広
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セッション(2014年製作の映画)

4.2

フラストレーションを溜めに溜めまくって最後に解放するつくりになってる。全体を通して面白いかと聞かれると悩んじゃうけど、すごい印象に残ってしまう作品。

学生時代の部活の顧問を思い出して辛くなった。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

おもしろいというよりかは楽しい!って感じ。
質感がリアルで人形劇っぽい感じが子供が遊んでる箱庭のようで、マリオのタイトルイメージとマッチしていて良かったと思う。

Lがかわいい。音楽が偉大すぎる。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

好き。演者が良い。
グロが過ぎる感はあったけど、終わりよければ全て良し。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

柄にもなく号泣してしまった。灰原哀が私の琴線に触れることが分かってしまった。

フーダニット、ハウダニットが丁寧で、コナンの本来の面白さに回帰しようとする意思が感じられて良かった。(難易度はとても易し
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

好みもあると思うけど、単純に映画として面白くなかったかなぁ…
監督がこういうものが気持ち悪いって自覚して作ってるから、ここまで露骨にやられると乗れない。

意図的だろうけど声とBGMの音量バランスが悪
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

怖くて画面の右斜め上に焦点を合わせて視界の端で見てた。洋画ホラーのいきすぎて笑っちゃう感じもない。
怖がるためのホラー映画としてはgood。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

王道ミステリの娯楽映画。
筋が通った脚本で、観ながら謎を推理して楽しむことができるし、普通に観る分にも面白くなるように工夫されてる。
会話劇も俗っぽいし、現代らしい作品に仕上がってて、探偵ものの古臭さ
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.5

エンドロールまで含めて右肩下がり。
途中まではまぁまぁ面白かったのに、後半からオリジナル要素が入ってきたら萎えてくる。
こういうのはシチュエーションの斬新さはもちろんのこと、閉じた空間と極限状態下で見
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

やりたいことは分かるけど、ことごとくスベってる。話は進まないうえにとっ散らかってるし、特撮としてもコメディとしてもドラマとしても中途半端で、無駄に長い。寝そうになる。企画か脚本が上がった時点で誰も止め>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

ダメだろこれ。嫌だよこれ〜。
仮面ライダーのアップデートが出来ていないと感じる。脚本がもうほんとに嫌。

変身もロボット的、パワードスーツ的な身体拡張ぐらいにしかなっていなくて、怪人であるという特徴も
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