知新子さんの映画レビュー・感想・評価

知新子

知新子

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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どこか当たり前になっている、多忙で、
色々と不器用で、そして悩む日々。
それと同時に実は優しくて温かいかも
しれない日常。そんな暮らしを崩さぬよう
守りたい。
小さく皆幸せになれるといいのに。

すず
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

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一人でいたいときは勿論あって、
やっぱり自分自身が理解者で周りはそれを
汲み取らず、騒がしいと思うけれど、
同時に騒がしいから賑やかだとも
思う瞬間がある、人は愚かだし、
そうやって生きているんだな。
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

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現実味がないようなことも起こるが、
そういったところも
青春映画の魅力でもあると観ていて思う。
『Love Letter』を観てからの鑑賞で
あったため、よりこの映画の魅力を
味わえたかもしれない。
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Love Letter(1995年製作の映画)

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もう一度、観たい。
キラキラもどんよりともしない空気感が
とても好き。優しいけど、儚い。
よくよく考えれば、
この世の中の明るい部分。

後の『白線流し』の酒井さん、柏原さんが
良かった。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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アートとエンタメを行き来するような
カット。映画はエンタメとして
生まれていることを思い出させられる
ような観客を一度転がす演出。
魅力は登場人物の冷静に丁寧に言葉を
並べていって、沢山の議題で悩み、
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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頭で音楽が流れ続けている。
当時の空気感が伝わってきて、もちろん
今の時代も生きづらさや独自の悩みを
持っているけど、生きやすくなっても
いるんだと思える。
田舎というある種、ゆける場所の限られた
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14歳の栞(2021年製作の映画)

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確かに思い返せば、中学二年生の
この時期は人生で初めての転機だった。
大人になると出来ることは
多いのかもしれないけれど、
あの頃経験していたことはその時間が
過ぎ去ったらもう出来なかったんだなと
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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とても良かった!
原作の雰囲気がそのまま映画に
なっており、何度も笑い、感動する
場面もあった。まさかそこで感動するとは
思ってなかったために余計。
原作にあった場面もなかった場面も
どちらも良い。
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

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映画館で見ることが出来て本当に
良かった。
学生のキラキラもギスギスも
する姿がとても綺麗に映し出されていて
素晴らしかった。
メインキャストから
脇役までキャラクターがある。
文化祭と夏を環境のよい
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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この作品の見方、考え方が見るたびに
変わっていく。
1対1での会話が抜群。特に
テル子さんと仲原さんの場面にやられる。
冒頭とラストのショットは何度見ても
凄い。また、見たい。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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運命の出会いまたは縁(劇中ではイニョン)に
ついての捉え方が良いなと思う。
終盤はみんなに心を打たれていた。

アーサーがとにかく素敵な人だった。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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寄り添うことも反対することも
友達にはできる。相手のこの先に
心配する気持ちと本人の今の姿を尊重
したい気持ち。
友達という存在は思っている以上に
大きい。あっという間にほつれて
しまうものでもあるは
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞。

タイカ・ワイティティさんの
小粋な遊び心にやられた。終盤に
差し掛かるにつれて、ぐっと心を
掴まれていった。
技術や知識がまだ未熟な段階を
乗り越えて壁に当たる人々が沢山いる。
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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜(2008年製作の映画)

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ネットの世界が舞台ということもあり、
企業の宣伝することによって
ガジェットメーターを上昇させる遊びが
さらに作品の自由度を増す。
タイトルに意味を求めずに作れるのは
このシリーズくらいしかない。
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天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬(2015年製作の映画)

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バカボンのパパという名前から
得られた発想と劇場版秘密結社鷹の爪
シリーズの敵役のようなノリが
上手く噛み合っていて楽しくて面白い。
FROGMANさんのバカボンのパパが良い。

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜(2007年製作の映画)

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予算がどの場面にどのくらい使用されて
いるかが丸分かりのガジェットメーターが
とても楽しい。
このガジェットメーターがさらに
鷹の爪団の自由度を上げている。
本当に発明。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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差ができていた歌に対する家族の関心が
徐々に縮まっていく流れがとても良い。
やはりコンサートのシーンは
目頭が熱くなる。父親役の
トロイ・コッツァーさんの表情が切ない。
多くを語らないラストもまた良か
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

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徐々に徐々に作品の世界観に没入した。
ラストにはもう最高の気分。
中島歩さん演じるベンジーが出てきてから
物語がより面白くなっていき、
それからの会話がとても心地よい。

恋愛は誰も正確に説明できず、
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

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人間の粋な生き方と
上手くは言えない不思議な人間関係の
面白さ。劇的な人生ではない人々に
訪れるちょっと劇的かもしれない人生。
終始優しくて生きていることに
前向きになる。"大丈夫"。
サウンドトラッ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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観ている間、とても幸せな気分になる
作品だった。
部屋は明るいはずなのに暗がり、
しかし、気分があまりに下がっている
わけでもない。
部屋の配色が良い。
椅子に座り、会話する場面の撮影に
無駄がない。
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

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映像化することで演技するということに
より意味が生まれ、その点では
良い締めくくりのように感じた。
クラシックは贅沢だが、効果的。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

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人と人との掛け合いが観ていてとても
楽しい、特に主人公の西木さんが
いるとそう思う。年を取ってもまだ長い
人生、生き方は本当に人それぞれだと
分かる。西木さんのような上司は
良い人だ。良い人すぎるとこ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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繰り返される2分がずっと心地良いし、
面白い。短時間のタイムリープを描き
続けるのは大変であるはずなのに、
そのことが効果的に話が展開されていく。
1回2分しかないのだが、毎度釘付けに
なりながら楽し
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ロストケア(2023年製作の映画)

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斯波さんの行動に納得してしまう動機は
あるものの、良しとすることは
どうしても出来ない行為であり、経験の
ない立場から絶対に悪といえる
行為でもない。死による解放は解放と
いえるのかと、とても悩んだ。
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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ツチヤさんが生きているというのが
大きな救い。
ツチヤさんは尖ってるという表現では
収められないほどにストイックな人だ。
そして、そのストイックさに周りは
圧倒されるところがあるも、
ついていけない。
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窓辺にて(2022年製作の映画)

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茂巳さんのとても緩やかな感情。
茂巳さんだけでない。
緩やかでない瞬間はあるが、そんな時も
自分の中で上手く整理しようと
してしまう器用なところ。
不器用とも言える。
そして、パフェやパチンコなどの
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