さまよえる電気ひよこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

さまよえる電気ひよこ

さまよえる電気ひよこ

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ブライト(2017年製作の映画)

3.2

試写鑑賞。いや~ごめんなさいでした…。なぜカンフーヨガで許せることがブライトで許せないのかわからないけどこの厨2盛り合わせ(未消化)はジョエル・エジャートンのかわいさをもってしても乗り越えられなかった>>続きを読む

カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

4.0

2017年の締めであり「いいからだまってこの映画を見に行ってほしい2017 No.1」はコレではなかろうか。

三國無双(KOEI)でインディジョーンズでジュマンジでワイルドスピードアイスブレイクでT
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.1

ものすごくひんやりとしたさわり心地のするうつくしいひとだな。おそらくはさみしくてくるしくてたまらなかったんだろうということと、傲慢とか奔放といわれていたころが思いのほか幼くみえて、なんだか苦しくなって>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.4

オタクたちのオフ会みたいなヒーロー映画。フラッシュが救いだった。なんつうかこれはこれでいいんだけども?もっとワンダーウーマンおねえたまが引き連れて武闘するさまをみたかったんですが…?めっちゃ楽しかった>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

毒親の話。教育と療育とはなにかを考える良い話。主演のマッケナ・ケンジーさん、うまくてみせるのだが、いやこれどっちに転んでもいいかって微妙じゃないか、と思わせるところがあって(ねらってるのかもしれないけ>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.9

兄上がコメディいける感じにこう脱皮を決めてくるとは、おそるべし。ヘラさまは第一子長女の弟が生まれたあと起こりがちな悲劇を拡大解釈したキャラクターでもあるように思えて単純な悪じゃないあたりとても見応えあ>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.7

ここで描かれる日本兵がまんま、ゾンビなので、こういう風にみられていたし実際にそのようであったのだろうなという。戦争映画というよりゾンビ映画に近いものとして見た。それにしてもアンドリュー・ガーフィールド>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.4

痛快。ジェシカ・チャスティンさまの演じられているミス・スローンがかっこよすぎて、控えめにいっても「だ、抱かれてぇ」しかない。今年の主人公の中でいちばんかっこいいんじゃないだろうか…エスコートサービスの>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

最高。こ、こうきたかー!!!っていう構成、荒唐無稽のようで現実と地続きの恐ろしさ。脱帽。ゾンビより、ペニーワイズさんよりも真におそろしいのは人間であった。さりげなくちりばめられた伏線の鮮やかな回収、お>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

うっかり感想書いていなかったね。軽快、そしてなによりかわいい世界の甥、みんな気持ちはメイおばさんになれる(見た目はなれない)トムホランドピーターパーカーの尊さよ…。葛藤がないとかいってるけどそうかなぁ>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.1

ホラーも避けてきたジャンルだったので、劇場でのホラー作品鑑賞は初。
怖いっちゃ怖いんだけど、心底怖いというよりも「びっくりすること」をもたらすために「おどろかせる」装置が随所に仕込まれているというのが
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

3.5

フィガロの幕間、あるいはレクイエムとしてのドン・ジョバンニができるまで、といった趣。

単純な歴史ものではなくてきちんと(製作は2016年だけど)今見るべき内容になっていたと思う。どなたか書いてたけど
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

音を聞きながら、そのリズムのように動く、を映画で丸ごと実現している。映画館にいるのにイヤフォンで自分のためだけにあつらえられた音楽を聴いているようなそんな感覚になる映画。

絶対復讐するマン化するジョ
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.8

モノローグでみせる二人のダイアローグも楽しいバディもの。サルマ・ハエックがたくましくうつくしくてすばらしい。いちばん楽しいのはエンドロールにも入っているライアン・レイノルズの買い物シーンのモノローグか>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

ソダーバーグ版鼠小僧的な。

チャニングテイタムがチャニングテイタムであることに気付かなかった(似てる役者だなぁって思ってみてて、ご本人だわ、プロデュースもしてるわ)ダニクレが非常に良いダニクレで楽し
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

ゾンビは苦手ジャンルで関わらないで生きてきたのだが、GoTを経てたぶんいける気がしたのとどうしても素手でファイトするぼくらのマブリーことマドンソク観たさに鑑賞。全然平気だった。高速ゾンビ。野球部の子、>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.6

8回見た。IMAX、35mmフィルム、4Kスクリーン、次世代レーザーIMAX。
なのにまだ、まだ消化できていない。

スコアは暫定。群像劇好き、時間軸調整ものすき、飛行ものすきとしてツボにはまったのと
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西遊記2~妖怪の逆襲~(2017年製作の映画)

3.5

たぶん、残念ながら、前作の方がおもしろい。クリス・ウー満を持しての大作ファンタジー映画主演作で、個人的には期待度が高く中国旅行のタイミングで現地でも鑑賞したんだが、3D上映前提で制作されており、現地で>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.7

音楽最高、ビジュアル最高。だが構成の詰めが甘くて中盤~終盤にかけての中だるみが感じられ、どうにものめり込むほどには至らなかった。それぞれのキャラクターはおもしろいのだが、物語性といういみで深みに欠ける>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

いやはやよかった。突き抜けた天才たちが努力を惜しまないさま、軽快に駆け抜けていくさま、ままならない境遇を変えていくさまがスピーディに展開されていって、ストレスがない。日本での扱いがアレなだけで、娯楽作>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

新しさがない、今にしてこれ?みたいな批判があったのもわかるが、女性メインの大作もので、コレっていう王道のあっただろうか。そりゃあ、男性メインのヒーローものは王道ものからちょっとわき道系、ダークヒーロー>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

2.9

全然合わなかった。申し訳ない。
2049年になっても、ホログラムであっても、女性は客体としてしか描かれず、処女懐胎モチーフにこだわりすぎていて薄気味の悪さを覚えた。
それでいて女性がちゃんと描かれてい
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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン(2016年製作の映画)

3.1

素晴らしい文学作品だし、シンシアニクソンのお芝居も素晴らしかったのだが、いかんせん高尚すぎた

ハートストーン(2016年製作の映画)

4.1

息がつまる。この街に住む誰もが何かを我慢して生きていて、とてもくるしい。

悪魔のような神絵師の姉が出てくるのだが、構図のこだわりとタロットとかポエムへの傾倒ぶりが妙にリアルで笑える。

ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「深く青い海」(2016年製作の映画)

3.8

演出家のインタビューで、このライブ映像の撮り方には演出家の意図が入っていないのだな、ということを当たり前なのだが認識する。演出が映像のプロではないこともあるだろうがそこを任せた作品があっても良いかもし>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.5

楽しい。お子さんも楽しめるだろうが80年代を知っているとなお楽しいのではないか、むしろ80年代ネタがわからないと楽しさ半減なのではないか?!という気もするくらいネタの振り切れ方が小気味よい。

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.9

いい話だ。実にいい話。終わり方もいい。 
不条理コメディなのかなと思っていたが、不条理ではないというか世の中の不条理さをあらわにする構成の効いたコメディだと思う。欧州内での搾取の構図も見てとれる描写が
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

2.8

原題の死人に口なしではだめだったのだろうか…。このシリーズならではの中盤の中だるみに集中力が途切れてしまった。偉大なるマンネリ的な作りというか、安定感はあるんだけど、キャラクター愛がないとなかなか楽し>>続きを読む

キング・アーサー(2016年製作の映画)

3.8

ガイ・リッチー節の効きまくった聖剣伝説。もう聖剣無双でよかったじゃん?なんで聖剣無双なくしてしまったの?というくらいに聖剣無双してた。個人的にはグレートウォールと同じベクトルでめちゃくちゃ好みなんだけ>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

先行上映会で映画館にて4k画質で鑑賞。音も映像も、これは映画館で見るほうが断然良い。韓国に住む友人から聞くと、韓国では映画館にて上映されており、やはり圧巻だったとのこと。
とはいえ映画館に行けない人た
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.2

いい映画、なのだと思う。
でもものすごくホモソーシャルな映画でもあり、「のりこえないことを許される」のが社会的弱者ではないあたりのもやもやがどうにもぬぐえない。手放しには評価できないなあ。

ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「三文オペラ」(2016年製作の映画)

4.2

背の低いみにくい男なのにもてるっていう設定らしいけど、ローリーキニアさまめちゃくちゃセクシーですけど?歌えるし。こんななのにもてる!驚き!みたいな意外性全然ないんですけど。まぁイギリス的笑い満載だし、>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.5

倉庫という舞台から全く移動しないので、これはシチュエーションコメディじゃないかな。これは舞台化してもいいけど映画じゃないと面白くない向きもある。すっごい悪趣味でゲラゲラ笑えるひとには最高で、監督含めブ>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.5

2017上半期暫定ベスト。

ダイアローグとモノローグの効いた構成。
語るということの意味と、語らないでそこに佇んでいることの大切さと、知ることの素晴らしさと、それでも変わらないひとの愚かしさみたいな
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.8

ステイサムにベストナニー2017を進呈。

ロック様と仲間たちのハカを見られただけでも鑑賞に値するし、ステイサムとロック様のケンカップルぶりたるや…

ヴィンディーゼルのぺみりーガン押しにはやや食傷気
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