jamさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

やっぱり、コレ観ないと。

イブとクリスマス当日の映画館での鑑賞作品のセレクトがあまりにもアレだったので…


どんな作品でも言えることかもしれないけれど。
観る人の状況によって、響き方がとても変化す
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

This is my house‼︎

雄叫びをあげるペイジに。
彼女の眼差しの先にある"家族"に。
こんなにも胸が熱くなるとは…


サラヤには三つの名前がある

ブリタニー…一家が興したWAWで、
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私が愛した人はほんとうに殺人犯なのだろうか?
けれども疑念は情念に勝てず


シングルマザーであることから、
次の恋愛に臆病になっていたリズ
彼女の心の扉を叩いたのは
バーで一目惚れした法学部の学生、
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あなたを、想う。(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

母の幻影
ゆらゆらと蒼い海のなかを漂う人魚…
光差す海面を求めて


ユーメイには、忘れられない兄がいる
台東沖の小さいながらも美しい島、緑島
兄妹2人、いつも母の語る人魚のお話を聴きながら育ったけれ
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人生、ただいま修行中(2018年製作の映画)

4.0

「今を大切に生きて」

…どうして看護師になろうと思ったの?

自分が誰がの役に立つ人間だと感じたかったから


パリ郊外の看護学校
40人の看護学生に150日密着したドキュメンタリー。
監督のニコラ
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ABBAの「ダンシングクイーン」を鼻歌で
お返しはBeatles「アビーロード」


先日の来日時は、
東京ドームのミサに5万人が詰めかけた
第266代ローマ教皇フランシスコ
アメリカ大陸初、イエズス
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ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト(1963年製作の映画)

3.8

アメリカに行けば楽しそうで
リバプールでは邪険にされる
でも、マトモだ…


A Hard Day's Night
忙しく働いた後は
丸太みたいに眠りたい

I Should Have Known B
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

-

今まで、折に触れて繰り返し考えていること
何の為に働くのか?


リッキーとアビー
ローンを組んで手に入れたマイホームを
銀行取付騒ぎで失って
仕事も失ったリッキーは職を転々とする

アビーは介護士と
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気狂いピエロの決闘(2010年製作の映画)

3.8

時期が時期だけに
ピエロの巻き起こす社会的な騒動…
ふと、"ジョーカー"を連想する


スペイン、マドリード
ハビエルは祖父、父も道化師という一家に育つ
いつしか自分も道化師として人を楽しませ、笑わせ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

夢みるように眠りたい

"ドクタースリープ"
ホラー映画の名作「シャイニング」の続編のタイトル…どういう意味なんだろうか?


ホラー苦手を自認していたため、前作は永らく観たことがなく、観るつもりもな
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.9

愛してる、とあなたは言った
待って、とわたしは答えた
私を抱いて、とわたしは言った
もう用はない、とあなたは言った



ジムとジュール
ドン・キホーテとサンチョパンサの如く
離れがたい程の友情を結ぶ
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カツベン!(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ウチが一番欲しかったものをくれたんや
恵まれた人にはわからないんや
幸せっちゅうもんが
それはな
…キャラメルの味や


今から100年ほど前には
映画はまだモノクロームで
サイレントだった
活動写真
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

死ぬ場所は"自宅"なの
検死医と約束したの


ロシアの片田舎
長年教師を務めた73歳のエレーナは
心臓疾患のため、余命宣告を受ける
都会で経済的な成功をおさめている最愛の息子に
迷惑をかけまいと旅立
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柔らかい肌(1963年製作の映画)

3.9

…言わんこっちゃない…

展開が読めてしまい、
思わず心中ツッコミを入れながら。

それ程たくさん観ているわけではないのだけれど
フランス映画らしい男と女のあれやこれやなお話



妻子持ちの文芸評論
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

女であること


許されぬ愛に身を焦がす第二夫人が言う
誰も愛したことのない女にわかるの?



19世紀のベトナム
豊かな河川の畔 絹の産地
この地の富豪の三人の妻の物語


女子三人を生んでも、男
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.1

知らない人と寝たことは?

…あるよ。

その時、人は真っ白なキャンバスに
理想の自分を描くんだ
問題は実際の自分とのギャップさ…



親の愛を知らず16歳まで施設で育ったラッセル
寂しさを埋めるよ
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.7

愛こそ全て
昔は料理が楽しかった
いつしか忘れていた
最愛のものを 
料理とお前だ


スランプに陥っていた三つ星レストランのシェフ、アレクサンドル

伝統的な料理と革新的な料理の狭間で
三つ星維持を
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

LOOK UP
上を見ろ!

…上を見ないとわからない景色がある…

そう。
上手くいかないことが多くて、
荒んだ生活をしていたケイト。
確かに彼女は足元ばかり見て暮らしていたのかも。
トムが繰り返し
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影踏み(2019年製作の映画)

3.7

ここは変わらなくていいね

どこまでも続く澄んだ空の下
丘の上の木陰
三人一緒に
どこか遠い眼をして…



あいつが全部掻っ攫っていく
自分と瓜二つの奴に
目の前のもの全部奪われる辛さなんてわからな
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フラワーズ(2014年製作の映画)

3.9

…果たして、自分のまわりには。
照れることなく、女性に花を贈ることができる人がいるだろうか?


建築現場で働くアナの元に、
毎週届くのは贈り主不明の花束。
最初は訝しんだものの、
いつしか心待ちにす
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.8

止まったら死ぬマグロ
だったら半分死んでるわ


仕事も恋愛も、充実しているように見えるけれども。
気を張って生きてる、砂田。
祖母を見舞う為に、茨城の実家に帰る。
旅の道連れは、不思議な友達。
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.3

自分は光をにぎっている
いまもいまとてにぎっている
而もをりをりは考へる
此の掌をあけてみたら
からっぽではあるまいか
からっぽであったらどうしよう
けれど自分はにぎっている
いよいよしっかり握るのだ
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

 シュワちゃん無双

何度もテレビの洋画劇場で放映されて、そのうちの数回観ているので。
突っ込みどころ満載、けれどもスカッとして笑える映画と認識していて。

記憶に間違いなかったです…

ご都合主義万
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.1

恋を夢見る少女が一人の女性に成長する
大きな喪失感を胸に…


言わずと知れたミュージカルの普及の名作
きちんと観たことがなくとも、誰もが聴いたことのある名曲の数々


個人的に、非常に思い入れの強い
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THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.7

凄まじいまでの生への執念
家族を護りたいという
情報屋ピートの根源

麻薬組織壊滅にかける執念
FBI捜査官ウィルコックス

潜入捜査現場で部下を殺した犯人を探す執念
NY市警グレンズ

三人の"執念
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夕陽のあと(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

いってらっしゃい

…さようなら、ではなく。

Good bye ではなく、Good Luckがキーワードだったのは、新井素子著「星へ行く船」のラストだったかしら?


長島で鰤の養殖をしながら、7歳
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

妻・ニコールの長所
・気まずい場面でも相手を気遣える
・髪の毛を切ってくれる
・飲まない紅茶を淹れる
・片付け、皿洗いが苦手だけれど努力している
・贈り物のセンスがいい
・息子と本気で遊び、とことん妥
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アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール(2018年製作の映画)

3.7

何をやるかではなく
どうするかを大事に


アンドレア・ボチェッリ
なんとなく名前を聞いたことがあるかな、くらいしかオペラ界には疎い私だけれど。

サラ・ブライトマンとのデュエット曲

Time To
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.7

年末の風物詩と言える、
赤穂浪士の討ち入り…忠臣蔵

今まで様々なメディアで映像化されてきたけれど。
今回のような切り口は初めてではなかろうか?

すなわち、松の廊下を発端とする赤穂浪士の討ち入り、そ
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EXIT(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

僕はスーパーヒーロー
一世一代の出来事

誰しも持っている無限の才能
誰にでもチャンスはやってくる

心から望めばきっと見つかる


サバイバル・パニック映画はこれだ!
という煽り文句…確かに、後半は
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.0

アルフォンスの調子どうだ?

いつだって最高だよ
あたしの言うことをよく聞く
暴走なんてしないよ…


公開30年記念 極上音響上映にて。

オープニングから、
その独自の世界観に圧倒される
川井憲次
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

when the evening shadows
And the stars appear
And there is no-one there
To dry your tears
I could ho
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビから生き残る為のルール
10年経ったら、32から73まで増えちゃってますけど⁈


オープニングのCOLOMBIAロゴへのイジりから、
あっという間に10年の時を越えてゾンビランドの世界へ。
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

-

魂の奥底から、湧き上がるように。

そんな感情が理解できるはずもなかった。
学生だった私には、到底。


アカデミー賞を多数受賞したということで、話題となっていた作品。
第二次世界大戦時代の北アフリカ
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もっと自由に泳ぐことが出来たなら
魚たちやイルカと戯れてみたい…

もっと深く潜ることが出来たなら
海の底に手を触れてみたい…

そんな想いを抱きながら、
リュック・ベッソンの描く海へ…



夜の
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.2

ラッセルからフランクへ
世界で3つしかないという指輪が渡される


俺がお前を強くした 育てた
お前に手を出す奴は許さない
俺たちの友人が酷く暴走している

…お前から告げるべきだ

やられたらやり返
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