japansukeさんの映画レビュー・感想・評価

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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

時代やモチーフ選択が後付けであったことはインタビュー記事からも明らかだが、娯楽色の強いジャンル映画として成立させるにはステレオタイプが過ぎている。いつもこの手の映画に感じるのだけれど、過去を裁くのは易>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.8

もちろん予定通り泣いたし、好きか嫌いかと言えば間違いなく好きなのだけれど、クライマックスがなんとも‥手紙に意味を持たせようとしてそれ在りきが過ぎるし、ギルベルトが明らかに喋りすぎで、その直前の駄々とい>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

万引き家族を見終えたとき、心底嫌いな映画と独りごちた(主観なのでご容赦を)が、パラサイトもそう。ここまでモチーフが一緒であれば当然の帰結か。世情に照らし、それをリアルと絶賛評を目にするが、親?なるもの>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

4.2

時期を逃して今更の鑑賞とはなったけど、ジョーカー見てすぐってこともあり、それと比すことで大満足を得た。「病人」を(リアルに)間抜けに描き、何ら共感を伴わなかった(詰まらなかった)彼の作品と違い、全員が>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

誕生譚に拘泥する余り、ジョーカーその人の知性やユーモアに思い至ることなく、単作のうちに留まっているのが残念。精神疾患を理由に善良な市民を半ば事故的に殺害し、それを愚民扇動する反体制派に利用され、挙げ句>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

冒頭からまさに音を視覚化した画のつるべ打ちに否応なくキモチ盛り上がったが、画は素晴らしいのに、その平板なストーリーとセリフの前に高陽感は時間とともに霧散する結果に。。また、ピアノの森やトウキョウソナタ>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

4.2

予備知識なしの鑑賞にも関わらず、そのシナリオから原作があるのだろう、そしてそれをよく映像化したな、と開始早々には思わせる凄まじい作品。出自と過去の絡み手に沈み、必要として差し出した手は届かず、まともに>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

助手席で目覚め、微睡みに、射し込む外光を淡く浴びて浮かび上がる背筋をピンと伸ばしたその頼りなくも優しき力強さに溢れた姿を見たら、それはもう感涙するよね?!

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.6

首相官邸をはじめ、政治家や行政をバカにし過ぎなんじゃ?作り手よりもよほど国民に寄り添っているであろう人々をあしざまに扱うことにげんなり。冒頭からのそれにヤラれて、最後までテンションあがらず、残念。

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.0

必然を語るにはご都合主義に過ぎるのでは…。確かに1作目の快作を葬るに相応しい駄作っぷり。見事にヒットエンドランされたわ、見てしまったのはぼくの意思だから仕方ないのだけれど。

ロボコップ(2014年製作の映画)

3.6

オリジナルに優るけどエリートスクワッドシリーズには劣るってのが正直な感想かな。相変わらずの格好よさには満足してるから、ヒリヒリとした緊張感みたいなものがもう少しあれば…でも、やはりこの監督は好きだな。>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.0

少女の夢見話としたい。あり得ない甘い感傷に端を発した因果ループに過剰な演出の意味付けが腹立たしい。愛で、自他傷、自他殺、自他爆、が赦されるのか。洗練されたストーリーという賞賛がこんなアカ抜けないセンチ>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.2

囚人のジレンマとか非対称性とか、戦争に至るのはそういう事かと。9条で平和が保たれてるなんて言説がどれだけおめでたいかがよく分かる。まあそれは横において置いて、素晴しい脚本、丁寧な作り、とても良い映画な>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

2.5

のび太のクズっぷりは目を背けたくなるほど。どこにしずかちゃんが愛するを感じ、何にドラえもんは涙を流すのか。挙句、しずかちゃんパパの言葉、アレを言わせるにはそれまでの作りが余りに不誠実だと思う。でも、仕>>続きを読む

SAFE セイフ(2012年製作の映画)

3.3

単独では制圧困難なカジノ襲撃の解を思いついちゃったんだろうな…。そこから派生させての作りにより、辻褄合わないし、全体的に大味だし。子役も魅力不足で感情移入しづらかった。でも、ステイサムは安定の格好良さ>>続きを読む

ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.5

演出もストーリーもおかしなことになってるけどロートルヒーローを手を変え品を変え格好よく描ききろうとする心意気は賞賛に値する!

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.3

オープニング、音楽、Elle、好きなものを挙げたらきりがない。木洩れ日がやわらかく降りそそぐのではなく、なんかこう差し込む感じ。喪失をやわらげるでなく、しかと刻むことで再生していく過程が、その木洩れ日>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

3.3

予告編が全て。それで語り尽くせるほどの内容ではあるが、シンクロシーンってやっぱりいいよね!

劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

3.2

面白くないわけではないのですが、『わかりあう』ってなにを?!どうやって?!感が半端ないw
ここで提示されるものを現実に置き換えたとき、全く違う結果(カタストロフィ)を迎えると思う。
なんだか、これから
>>続きを読む

図書館戦争 革命のつばさ(2012年製作の映画)

3.0

引き金を引く際の心持ちを繰り返し問いかけるのにあの大立ち回りで誰も死なないなんてどうなんでしょ。ご都合主義も映画仕様でちょっと残念でした。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.3

ともすると出会ったばかりにと考えがちだが、出会ったこととともに過ごした日々が消えるわけではないのだ。ありがたい、さようなら、豊かな画、美しい音楽とともに強く想起された素敵なことば。父母妹にも薦めようw

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

3.5

生への憤懣がそれにしがみつかせ、ふとした安穏がそれからの別離を連れてくる。そうか、だからジタバタ悪足掻きしながら今も過ごしているのだな、胸が締め付けられるほど美しい映像を見ながら、そんなことを思った。

贖罪(2012年製作の映画)

3.0

最後の問いかけに、『間違ってるでしょ!』と思わず声にまで出してしまった。原作読んでませんが、シナリオがそれに忠実だったなら、お話がぼくにはダメ。伏線なんてものはなく、秘密という後出しの胸くそ悪い事実を>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.0

あめの選択が気に食わずイマイチと思い込んでいたことが恥ずかしい。なんと身勝手で偏向な見方だったことか。『覚悟』で紡ぐいきものがたり。

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

いやいや、改めて楽な気持ちで見直すと面白い!エキスポ的な昂ぶりも上手くリンクさせて表現しており、全編フワフワした感じだけど、見終えた時、楽しかったー!ってね。次はアベンジャーズを見直すかなw

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.0

それを畏敬し、人の盾の径を進むかのシーンは、ともすると嘘っぽく空々しくなりそうなものだが、それまでの丁寧な物語の積み重ねからリアリティを以って感じられる。こんな名作、つい最近まで知りもしなかったのだか>>続きを読む

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.8

クリスティン・ウィグ主演と聞いて張り切って見に来ました!期待に違わず、良い!!ハングオーバーではなく、ヤング≒アダルトもの。あけすけなハッピーエンドも気持ちいい!

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

3.2

事あるごとに心ウチを言葉に出させるが、それって実際に口に出すことないでしょ!って演出に突っ込み続けることとなり、結果、終始ストーリーに乗れない。萎える。それと山田孝之をもっと見せて!

コズモポリス(2012年製作の映画)

3.5

主人公とその他との単なるやりとりで構成され、台詞が多く、また難解の為、環境を整えて臨まないと睡魔と相克することになるw
全編に歪みがあり、なんだろ、その歪さがこの映画のユニーク性や面白味を担保してる。

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.3

それなりに楽しめたけど、短編の継ぎ接ぎ感と登場人物の説明過多がちょっと…。監督次第ではもっと残念な仕上がりになっていただろうから、切って捨てる程ではないのだけれど。ぼくは今ひとつ品に欠ける大根演出より>>続きを読む

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

3.2

これを見るとこの頃のシリアス一辺倒から上手く作風を修正してきたな、と。これに限れば、そんなうまくないよね、正直。賢く見えないんだもん、そこってこの映画の肝要なとこでしょ?

エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010年製作の映画)

3.8

終盤までの前作よりシステムを押し出した作りには派手な面白味は減退したけどそれに余りあるその仕組みへの好奇が優り、処作越えの期待が!!!…ラストはそれでもシステムは続くってことなんだろうけれど、新陳代謝>>続きを読む

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

4.0

やさしさと苦味にあふれる人生賛歌!過ちがのちの後悔を連れてくるって分かってんのに。終始、苦笑いが止まらないw

クロニクル(2012年製作の映画)

4.3

特別料金で鑑賞できるとは!輪廻転生を強く匂わす作風はティーンエイジャーの青さを浮き上がらせ、その癖、カルマとして端的に片付けられる抗えないリアルをこれでもかと提示してくる。傑作!とさせてください。

ルールズ・オブ・アトラクション(2002年製作の映画)

4.2

自他共に持て余し、勝手に期待を抱いてはそれに壊れ打ち拉がれる。いつしかその時を越え、耐えたが故の今がある。これはあの頃思い出し型のマスターピース!!!

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