若い男女の初々しい恋愛もどきを、茶化すように描いてるかんじがなんかもう、自分のことのように照れくさく恥ずかしい。
特にラストがすごい好き。
立ち上がって拍手したくなる粋な締め方。
控えめに言ってブラボー。
この映画になにも感じられない僕は、本当に人生の楽しみ方がヘタクソなんだと思う。
野生動物ってのは本来、強くなければ生きてけないもので。そんな中、弱いもんが弱いまま生きていける、生ぬるい世界を求める僕がいて。で、これは「そんな世界でお行儀よく生きてくなんて退屈でくだらない」って思っ>>続きを読む
あらためてラリーのタムとエッジのディレイが織りなす音景色はもはや、発明といっていいレベルだなって思った。
イーストウッドさん特有の、「複雑なテーマすっきり簡潔にまとめるの良くも悪くも上手すぎ作品」の極み。
一度きりの人生をどう生きていくか、もっと真剣に考えて生きたいなって。そんなことぼんやり思った。
音楽を通して互いを励ましあい鼓舞しあい支えあい、強く生きた黒人達の姿を記録したドキュメンタリー。良い音楽がたくさん聴けるんだろうくらいの軽い気持ちで劇場に足を運んだ自分が恥ずかしい。
音楽の力でこれほどまでの幸福感を与えてくれるoasisというバンドを否定することなんてできない。
当時完全blur派だった俺から見たって、このステージ上のリアムギャラガーは神だ。
自分に子供ができてから、「我が子の人生が台無しになるような、不運ななにかが起こりませんように」と、そればかりをずっと願いつづけている。
圧倒的にスタイリッシュ。「もう時代は変わったんだよ!」ってことを、わざわざ西部劇使ってここまで突きつけて思い知らせるってちょっと、遠慮無さすぎ。
なんだかんだでお前らすげえ仲いいな笑って。文句なしの大傑作。
徐々に日が暮れてくその時の流れだとか。スタジアムライブのド迫力、臨場感だとか。
まだそこにいてくれてるビルワイマン、ちゃんとギター弾いてるキース。
クライマックスをあえて、フルで聴かせずたたみかけるあ>>続きを読む
笑っていいなら面白い。真剣に向き合えといわれたらちょっと、つきあいきれない。
主人公をとことん魅力的にみせることが、ラストを盛り上げるための最大の演出になっているよね。
純粋で真直ぐで無骨で疑うことをしらない女性に一度、愛されすぎてうんざりしてみたい。
「真夜中のカーボーイみてたらこれみる必要ねえな」というのが、観終わった直後のなんとなくの感想。内容全然ちがうんですけどね。
ジョンだと思い込む作業から始めなきゃいけないのしんどい。事実がどうとかの問題じゃない。とにかくこんなジョンは、らしくないしみたくない。
デビュー作らしい溢れる情熱とデビュー作らしからぬ完成度の高さに、その後の活躍も「そら、そうなるわ」と納得。とにかくおもろい。ひと粒で三度おもろい。
とりあえずカイザー・ソゼっていいたくなる。なんならカイザー・ソゼに改名したいくらい。
俺たちにできないことを平然とやってのける男カイザー・ソゼ。そこにシビれる、あこがれる。
監督経験のないモノ作りのプロがただ1本の映画に思いの丈を全てぶち込んで器用に丁寧にまとめてみました感。
すごくイビツなんだけど、だからこそ信じられるし愛せる。
なにかダイジェストをみせられているようなテンポに、呆気にとられるまま何も得られず終わってしまったかんじ。黄色い線の内側で通過電車を見送るときと、すこし似ている。いや似ていない。
こんなクソおもれぇモンつくっておいて、それに歓喜する僕らを見下し蔑んで嘲笑う。そんな最低の下衆野郎の掌の上で、僕らはこうも簡単に踊らされてしまうのだ。
子供の頃から何度もみた、それはそれは素晴らしい作品。
ただ、これをフェイバリットに挙げちゃう人とはなぜか、まるで仲良くなれる気がしない。そんな自分がみじめで弱くてかわいそうで大嫌い。
エンターテイメントとして非の打ち所無し。映画地球代表はこれでいくともし言われても、とくに反対する理由はないです。
遊園地への誘いに全く気は乗らないんだけど、行ったら行ったで一番はしゃいじゃったりとかするじゃん?
そんなかんじ。
おなかいっぱい。お前らがクソかっこいいってことはもう十分わかったよ!って。
ロックンロールサーカスがもし予定どおりに放送されていたら、その後のロックの歴史はすこし違ったものになっていたんじゃないかって>>続きを読む
19歳の俺の細胞に流れ込んだものは、どうやらいつのまにか抜け切れてしまっていたらしい。
かつて本当に大好きだった映画。
センス、説得力、独創性、全てにおいてわかりやすく天才的。
原作の舞台は英国、映画の舞台は米国。
その違いがまんま、物足りなさにつながっている気がします。
愛すべきクソ映画。
狂おしいほど超ド好き。
「よくぞここまで仕上げてくれた」と、礼を言いたい気分になった。
くねくねヘソ出しじいさんと、ほねほねピック投げじいさん。最高です。
状況が異次元すぎて、感情が入りくみすぎて、僕の乏しい想像力では心中まるでお察しできない。