たまきさんの映画レビュー・感想・評価

たまき

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ロスト・エモーション(2015年製作の映画)

4.0

美しい映画。
ミニマルなデザインの世界の中でも激しいストーリー展開。
この世界は知らないけど、主人公たちの気持ちはとてもよく伝わってきた。
最後の展開は自分に置き換えても、
こういう感情の動き方したこ
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

4.0

エメリッヒが金使いまくって遊んでて良かった。
ディザスターシーンは圧巻。
1はもしもモノなのに対して、ゴリゴリのパラレルワールド開始なの、マッドマックスばりのジャンル変遷を感じた。

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

4.3

宝町のビジュがストライクすぎて。あとロシアンなのかチャイニーズなのかマフィアなのか分からない謎言語の三人組めっちゃかっこいい。絶望の淵でこそ生きる意味を考える。

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.5

最後のJKシモンズの言葉がすべてを物語ってた。
もがく主人公たちの憂慮や悲劇も国防の目線からは取るに足らない話。
脳筋のブラピも躁鬱のジョージ・クルーニーもキレ続けるマルコビッチもヒステリックなマクド
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

4.4

手に汗握るシーンの応酬。悪いことしてなくても荷物検査は緊張するのに。
既に墜落してるのにさらに墜落できるのかという終わりがけ。
アザーンの音と埃っぽさで現地の雰囲気がよく伝わってきて良かった。

アンダー・サスピション(2000年製作の映画)

3.5

何パターンも語られる回想シーンの空間の使い方が良かった。本人たちはほとんど動かないのに広がっていく。ラストは考えさせられてもう1回見てもう1回考えてもまた楽しい。

フライト(2012年製作の映画)

4.3

ホテル泊で周りに何もなくてミニバーとなくて無性に酒が飲みたかった夜にこの映画を思い出した。
ド派手にやりたい放題な冒頭、Joe Cockerの曲に乗せて意気揚々と始まったフライトからのリアリティある事
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ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で(2007年製作の映画)

3.9

しんみりとしたアメリカの田舎町のおだかさ。狭い世界で全員がもがきつつも強く生きようとしてる。ラストシーンもベタだけどおしゃれに終わった。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ハインリヒの突撃からパウルの手に軍服が渡る冒頭の描写から一気に引き込まれた。それからものんびりしてる後ろでドッグファイトが繰り広げられていたり、流血も外傷もない毒ガスによる新兵の遺体、農家の少年の刺す>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

捕鯨描写がやりすぎでさらに「日浦」でやりすぎてたのが気になってだいぶネガティブポイントになってしまった。
ジェームズキャメロンの沈没船フェチとナチュラリスト自然大好きが爆発してて、本気で撮りたいもの撮
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

とりあえず山本耕史がよかった。
人類がめっちゃ自力でがんばって怪獣倒してたり、人命とインフラを最優先に捉えた戦い方はシン・ゴジラの流れを組んでて好き。ゼットンでかすぎて見えない。

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.6

データのバックアップとかに近いものがあって、デジタルな現代にハマる半SFだと思って見てしまった。
伏線にうまく最後まで引っ張られてしまったので脚本にやられた感じだった。
最近泥酔したおじさんの記憶を塗
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

4.0

和製キック・アスっぽいけど、さらにアップテンポにした感じ。無駄なうじうじがなくて終始爽快で、今風だと思う。橋本環奈に役がハマってたし橋本環奈なので少々グロくてもポップに見れて良かった。
レビュー見てた
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.0

飛行機で飛び回る人生を歩みたいと思わせてくれた作品。このジョージクルーニー一生憧れられる。パッキング、マイル、ホテル、レンタカーで概ね旅のすべて。

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

かなりありきたりながら、意外とバリの観光にこんなに寄り添ったのなかったんじゃないかと思う。バリを味わいたいならこの映画!みたいなものとして今後残ってくと思う。コロナの各国の制限が落ち着きつつある中で旅>>続きを読む

2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.8

それぞれのストーリーは変哲もないけど交互にシフトしていくので絵代わりがして飽きなかった。リリ・ラインハート何してもかっこいい。髪型で精神の動きを表現してたりするのも良かったし、それぞれの人生いまはどっ>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

アメリカっぽいダークユーモアの塊みたいな作品。ホワイトハウス、メディア、GAFA風の巨大企業、ロビイスト活動の渦巻く2時間半。
基本的にしゃべりまくってるだけの映画だけどキャストえぐい。
周りの人間は
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

ジャケットで既に、往年のゴーストバスターズのフルセットが新たなメンバーと写っている絵から、斬新ながらも本気の続編を思わせる空気があった。
でもこれ劇場のときそんなに宣伝してたんですかね、あの時期バタバ
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.8

予習もして映画館で見たのにレビューできてなかった。
警察学校編や松田さん関連事件とのリンクもあり、新たな悪役も登場、過去と現在の事件、アクションがシンクロしていくのは飽きさせない展開でハラハラした。ト
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.5

これまでキル・ビルとかTokyo Drift受け入れられたかどうかで好みは分かれるかも。自分はhollywoodizeされたJapanも大好きなので好物でした。鑑賞後に熱が冷めずにマリアビートルも読み>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.8

基本的にタイムトラベルでタブーなはずの「過去の自分に会う」が初っ端から発生するとこが斬新。そしてその主人公目線における「過去」が2022年設定なのも没入感が得られて良い。バック・トゥ・ザ・フューチャー>>続きを読む

How It Ends(原題)(2021年製作の映画)

3.1

ひたすら車でシカゴからシアトル目指して走り続ける話。情報網が途絶えて自分の目で見たこと以外の情報がなくなってしまった状態で、シアトルが近づくに連れて雰囲気が悪化していく様はなかなか緊張感があった。パニ>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.5

月に対してかなりのとんでも設定かましてきたけど、インデペンデンス・デイにも似たディザスターパニックと人間の抗いを見せつけられたのは面白かった。レクサスはいくら払ったのか優遇が過ぎる。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

ホドロフスキーのデューン見てたのでまぁまぁ土壌があった。オーニソプターとか砂虫がリアリティ持って出てきたのかっこよすぎた。設定がめちゃくちゃ細かく決まってるので改めてなんの問題もなく見れて、もっとこの>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.9

かなりジェーンの映画だった。けどクリスチャン・ベイルとラッセル・クロウが重要なポストで出てくるのでギャング/サイコパス映画感出ててよかった。ガーディアンズもわりと冒頭のみながら絶妙に良い出方してたと思>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

卒業式なので細かいところは気にしないほうがいい感じかと。パークメンバーが気づいたらユニフォーム姿になってて、そのスマートさが良かった。不時着後のスリル、無人のサンクチュアリの殺伐とした空気など、要所要>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

プライベートライアンを彷彿とさせる冒頭、戦場の地獄絵図。戦闘シーンクオリティ高かった。結末は分かった上でそこに突き進んでいくことのスリルがある。戦争映画にして戦闘は冒頭のみにも関わらず熱かった。史実で>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.9

エメリッヒ映画だなーと思ってみるとゴジラとかエイリアンみたいな扱いで日本の空母が映っていて何ともモンスター感があった。日米両方の視点から…という割にはかなりアメリカのヒロイックな映画だったので逆に日本>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

4.1

最近冒険、遺跡、トレジャーハント好いてるから欲求を消費しに来た。ロケが3カ国超えてくると楽しくなってくるなー。冒頭スパイダーマンやんと思ったけどトム・ホランドの動きのキレ圧巻。マッチョタイプのマーク・>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

ストーリー展開としては前作をかなりオマージュしまくり同じ流れを通りつつも時代背景や主人公の年齢、他のキャラクターたちの前作後の歴史を反映させた形になっていて、納得いく感じだった。
アクションは強くなっ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ワンダの闇落ちはアナキンレベルの悲しみ。でもシリーズとかじゃなくて1作で良いもの作ろうという気概が感じられた。ワンダの心理は"US"を彷彿とさせるし、血を流しながら超能力を操る姿はキャリー、そしてドー>>続きを読む

寝取られ男のラブ♂バカンス(2008年製作の映画)

3.5

セックスシーンが露骨に多すぎて品性がかなり低め。あとモテるナルシスト役をやたらキモく描く感性、アメリカにありがちだけど理解ができない…
ただ、旅先で現地の人と仲良くなってコミュニティに浸かっていくのか
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.5

王道アメリカンコメディ。
結構な悪ふざけしているのにスタイリッシュにまとまっていて良かったし、ドミニカの雄大な自然が映えてた。死が突然やってくるものとして描かれてて、(コメディだから成り立ちやすいのも
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

京王線、下高井戸シネマ、ジャックパーセルで既に死んだ。
エッセンシャルの仕事に謎のプライド持つのとか小説がビジネス書や新書に取って代わられるのとかはもうオーバーキルだった。

Flipped(2010年製作の映画)

4.0

古き良き。この手のオールドアメリカンなデザイン圧倒的なんよな白人しか出てこんけど。
お互いの視点の切り替りのテンポがはやくて良い。すれ違い散らかすけどお互い視点に立つとどっちも分かる。
分かる分かるあ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

グロホラーですが狂気をたぶんだいぶ楽しんで撮られてるのでだんだん狂いすぎで笑ってまうようになった。
細かい伏線とか考察目白押しなので色々考えてからまたもう一度見てみたいけどあんまりひとりでは見たくない
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