Jefchefさんの映画レビュー・感想・評価

Jefchef

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どのように咀嚼していいか分からないので現時点では批評不能。
すごく久しぶりにマシュー・モディンを観た。

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

特にどんでん返しなどは用意されていないが、一定の緊張感が続く作劇は飽きがこない。
主人公の機長は途中で凶悪犯とバディを組むが、そこまで心を通わせない演出は良かった。
結局いちばん仕事をしたのは、途中救
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黄龍の村(2021年製作の映画)

5.0

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ひとひねりあり、予想を裏切る展開にニヤリ。
殺そうと思った連中が実は殺人マシーン集団でしたムービー。
イケてる感じのメンバーは序盤であっさり死に、パニックホラーからリベンジアクションに切り替わる中盤ま
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辰巳(2023年製作の映画)

5.0

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徹底的に救いのない、ド底辺を這いずり回る人間たちの物語。
虫ケラのように簡単に人が死ぬ。
だがその死を許せない者は、仇を討つしかない。
確固たる決意の映画。
弟を失った主人公が、まるで贖罪するかのよう
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

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わりと設定はめちゃめちゃだが、ノリで最後まで観られる。
江口のりこと中条あやみの距離が少しずつ近くなっていく描写は良かった。
完全に見くびっていたが、中条あやみは良い女優。

変な家(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

本家を訪ねるまでは本当に怖かった。
特に屋外の撮り方が怖く、なにか動きがあるたびにびっくりした。
本家が舞台になってからは話が結構はちゃめちゃになるとともに怖さも薄れ、なんとももったいない仕上がりに。
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

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全然分からなかった。20分しかないのに寝落ちしそうになる。映画の懐はかなり広いとは思うが、ちょっと想像のはるか上だった。高評価している人の話をじっくり聞きたい。評価不能。

WILL(2024年製作の映画)

5.0

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お付き合いする女性にとっては、東出昌大はとんでもないろくでなしで、信用ならない男なのだろう。
でもたまらなく魅力的な人物であることも間違いないのだと思う。
全てを失って山に向かった彼の周りには、老若男
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

3.5

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目新しいエピソードはなく、初めて見るような映像もなかった。
1時間弱だし、ちょっと中途半端な作品。
NHK-BSの夜中にやってそうな印象。

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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睡魔に襲われ、寝てしまったので採点不能。
最初の酒場の人たちを太陽系の惑星になぞらえる冒頭は雰囲気があってよかった。
でも物語から置いて行かれてしまった感はある。

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

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無敵の刑事マ・ドンソクが、ひたすら犯人を殴りまくる。
難しい筋はなく、上映時間もちょうどよく観やすい。
ただ、マ・ドンソクの武器は拳なので、アクションが単調なのは否めない。
青木崇高は存在感を示してい
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.5

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意図せぬ罪を犯して良心に苛まれてる2人の感情が、ポジティブに裏返る瞬間がマジで痛快。
砂漠を砂煙を上げて爆走するシーンやタンクローリーを爆破するシーンは繰り返し観たい。
ラストのグランドキャニオンの谷
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

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夜景と車内とおしゃべりで、こんなにも素敵な映画が撮れてしまう。
ロサンゼルス編のウィノナ・ライダーがとにかく可愛い。
もう絶頂期と言っていいほどの仕上がり具合。
バリ編で盲人を演じたベアトリス・ダルの
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

9歳とは思えない美しさがとにかく画になる。
まるで美術品のよう。
極端に虐げられているわけではないけれど、確実に不幸な実家。
預けられた先で、ものすごく愛情を注がれるというわけではないが、特に叔父との
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熱のあとに(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

過去から逃れたい女に対して、過去が追っかけてくる、みたいな映画だと思っていた。
予告を観た段階では。
実は結構な不条理劇で、置いていかれそうな展開に必死につかまってる感覚あり。
まともだった仲野太賀が
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

盲人の鍼灸師が夜になるとちょっと見えるというギミックがグッド。
暗闇の中を颯爽と駆けるシーンの昼間の不自由さと対比した万能感がいい。
ラスト、時間が経過したあとの必殺仕置人のような復讐が決まった瞬間は
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終点まで居眠りをしてしまった女性の夜のロードムービー。
基本穏やかで派手なできごとは起こらないが、小さなワクワク感が続く。
しかし、主人公がちょっと自分勝手なところもあり、感情移入できない瞬間もあり。
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Here(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

穏やかで長回しの心地よいショットが続く。
音楽も周囲の環境音が主。
悪く言えば冗長とも感じられ、睡魔に襲われてしまう瞬間もあり。

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シャマランの「ヴィジット」のように祖父母が異常ムービーかと思ったら、家族どころか集落全体が異常ムービーだった。
じいさんばあさんのセリフ棒読みのような素人感が、人間味がなくて怖い。
序盤の家の中の暗が
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ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高のライブ。
梅田のシネリーブルで観たが、音響がめちゃめちゃ良かった。
彼らと同じ時代に生きてライブを観れたことは、かけがえのない経験だったと思う。
ライブ中のメンバー、特にアベフトシは達観したよう
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千年女優(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

会いたいけれどなかなか会えない想い人を自分が演じた役柄を通して追いかける。
役柄がシームレスに変わっていく様はアニメならではのスムーズさ。
結局会えないがそれでもよかったような結末が切ない。

カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初に刊行したブラジル紀行本のアパートのお隣さんに60年ぶりに会うエピソードは、当然現実ながらすごかった。
角野さんが元気で長生きされているからこそ起こった奇跡だと思う。
作品に向かうバイタリティも見
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

正直言って驚いた。
ここまで出来が良いとは思ってなかった。
完璧な原作に忠実であることもさることながら、演者たちのキャラクターの再現度が素晴らしい。
年齢や身長のギャップはあるが、山田杏奈はまごうこと
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弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ダウン症の家族がいたらどう考えるか?
自分ごとに置き換えてみると、作品の観えかたが変わるかもしれない。
好きな女の子に見栄を張るために嘘をついてしまった兄を、全力で許す弟が熱い。
押し付けがましくない
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場で4Kリマスター版を鑑賞。
かなり久々に観たので、覚えていないところが多くあったが、それも楽しめた要因のひとつ。
これはハーヴェイ・カイテルの映画ではなくティム・ロスの映画だった。
バイオレンス描
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ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ペルーからアメリカへの不法入国者の母子が、それぞれの出会いから日常を失っていく。
これは結局ペルーに強制送還された兄弟が、透明な存在だったアメリカにまた向かうというラストだったのか?
自分たちが無視さ
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これはおじいさんと孫のロードムービーなのか?
中盤まではただただ棺桶を運ぶだけのシーンが続くので、退屈すぎて睡魔との戦いが辛かった。
そもそも預けるところがないからという理由で小さな孫娘を連れてきてお
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公がさすがに身勝手すぎて全く感情移入できずに終盤までいってしまう。
これはそういう演出なのだからそういう意味では岡山天音は上手だったと思う。
菅田将暉や仲野太賀と絡むシーンでの苦しい心の内を吐露す
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市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

両親の勝手な都合で戸籍のない子の地獄のような人生。
杉咲花の演技には「法廷遊戯」のときにかなり驚かされたが、この作品ではそれをさらに超えている。
若葉竜也の優しさで感情を爆発させない抑えた演技も良い。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

女は理不尽に勤め先を解雇されて、どん底にいるはずだが、ロシアとウクライナの戦争に怒っている。
男はどうしてもやめられなかった酒を女のためにやめた。
すごくシンプルなラブストーリーだが、カウリスマキ流の
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欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実の母親からの愛を求めるが故に、周りの女からの愛では満たされない男の行く末。
ゴダールのように意味があるのかどうか分からない会話が続くが、どうしても観ることを止められない。
どうにも惹きつけるマジック
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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザの内輪揉めの責任を取るかたちで、悲劇的な結末を迎える。
しかしヤクザの内輪揉めのシーンはコミカルでありジャッキー・チェンの映画のようでもある。
サイドストーリーのマギー・チャンとの恋愛模様もいと
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪ふざけで降霊術を行ってそれが悲劇を招く展開。
冒頭の前日譚のようなシーンは、不穏さと緊張感がすさまじい。
主人公たちが降霊術をいちばん最初に行ったときの描写は本当に怖かったし、身体の中に霊を迎え入れ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

同じように見える毎日でも、少しずつ変化があり楽しみもある。
役所広司の生活の繰り返しの中にある変化に夢中になってしまう。
嫌なことがあっても、朝目覚めて空を見上げると自然と笑顔がこぼれる。
その日その
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

松本穂香の少しずつ少しずつ気持ちが変わっていく様をとても丁寧に描いている。
悪くないがちょっと弛緩した印象を受けてしまった。
夜にラーメン屋で主要メンバーが集まるシーンが何度かあったがそこはすこぶるよ
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ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Go Proが何台も壊れたという臨場感溢れるレースシーンが圧巻。
説得力が圧倒的に違う。
どんなスキルでも極めると芸術になる。
ウイングで水の入ったペットボトル5本を見事に弾き飛ばしたシーンには思わず
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