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悪ふざけで降霊術を行ってそれが悲劇を招く展開。
冒頭の前日譚のようなシーンは、不穏さと緊張感がすさまじい。
主人公たちが降霊術をいちばん最初に行ったときの描写は本当に怖かったし、身体の中に霊を迎え入れ>>続きを読む
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同じように見える毎日でも、少しずつ変化があり楽しみもある。
役所広司の生活の繰り返しの中にある変化に夢中になってしまう。
嫌なことがあっても、朝目覚めて空を見上げると自然と笑顔がこぼれる。
その日その>>続きを読む
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松本穂香の少しずつ少しずつ気持ちが変わっていく様をとても丁寧に描いている。
悪くないがちょっと弛緩した印象を受けてしまった。
夜にラーメン屋で主要メンバーが集まるシーンが何度かあったがそこはすこぶるよ>>続きを読む
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Go Proが何台も壊れたという臨場感溢れるレースシーンが圧巻。
説得力が圧倒的に違う。
どんなスキルでも極めると芸術になる。
ウイングで水の入ったペットボトル5本を見事に弾き飛ばしたシーンには思わず>>続きを読む
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これは完全に油断していた。
今泉力哉監督の「街の上で」のファンなので、それに出ていた穂志もえか目当てで観たのだが、かなり驚いた。
ホストが3人の寂しい女性を癒すゆるいストーリーかと思っていたが、女性だ>>続きを読む
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かなり暗い雰囲気で、古くからの村や一族の理不尽な因習に怪異が絡むという、完全に子ども向けではない内容。
しかも戦争における日本軍の良くない面もしっかり描いており、硬派な面もしっかりある。
物語も面白い>>続きを読む
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物語は面白い。
あの海辺の別荘みたいなところも謎でいい。
脳にチップを埋め込まれたサイコパスを殺して回っているとは思わなかった。
キャスティングもいい。
亀梨和也のサイコパスは目つきの悪さも相まって説>>続きを読む
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瞬間瞬間は面白い。
でも後には清々しいほど何も残らない。
主人公であるはずの二階堂ふみよりも明らかに片岡愛之助のほうが出番が多い。
滋賀県には何もないというネタだけで最後までいく力技はある意味すごい。>>続きを読む
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面白いのか面白くないのか判断がつかない。
この映画を観るにあたり、自分は力み過ぎていたのだろうか。
「十三人の刺客(新しいほう)」のような緊張感を知らず知らず期待していたのかもしれない。
中村獅童と木>>続きを読む
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最初は異様な世界観に戸惑ったが、慣れてからはぐいぐい引き込まれる。
世界観が独特だからこその登場人物たちのあの演技も、どういう演出をしたのか分からないが完璧。
なぜ学生たちは一斉に無表情で「ウィー・ウ>>続きを読む
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出演者の顔面のアップが印象的な作品。
磯村勇斗に再会するまでのガッキーの表情が、ずっと死んでいるのは見応えがあった。
あれだけ美しい女優をまるで石ころのように撮っているのもかなりの演出力。
「ありえな>>続きを読む
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ゴジラがしっかりと怖い。
今までのゴジラ映画では感じなかった命が奪われるかもしれないという根源的な恐怖を感じる。
冒頭の島に上陸したシーンや、銀座に現れたシーンは手に汗握った。
また戦争の傷を刻まれた>>続きを読む
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これは面白ぇ。
基本的に舞台は砂漠なので景色は変わり映えしないが、ドラマもあるしスリルもしっかりある。
真夜中に暗視スコープでヘリと戦闘するシーンは手に汗握る。
仲間が命をかけて救いに来てくれて、そし>>続きを読む
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裏切者を暗殺しに行く話だと思うが、不条理に思える描写も多く細かく考察していくようなものでもないのだろう。
面白いのだが、何が面白いのか言語化できない。
人が見ている夢を覗き見しているような感覚か。
し>>続きを読む
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入れ子構造の入れ子の部分が長い。
「最初からだまされる」みたいなキャッチコピーだったけど、そりゃ最初から全部嘘ならだまされるも何もないだろう。
面白くないわけじゃないけど、パワーに頼りすぎている。
特>>続きを読む
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虐げられる松岡茉優、突然の窪田正孝、簡単に仲野大賀は自殺し、胸糞悪い序盤の1時間はあまりに退屈で途中で映画館を出ようと思ったが、家族が勢揃いする後半からはめちゃめちゃ面白い。
池松壮亮のわざとらしい大>>続きを読む
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絶滅危惧種の動物ばかりが訪れる特殊な百貨店のお話。
新人コンシェルジュの成長の物語として楽しく観れた。
芸術家のマンモス役の津田健次郎の声がしみじみ良い。
アニメーションの色の具合がとてもきれいだった>>続きを読む
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まず言っておきたいのは、予告編のミスリードがひどすぎること。
堤真一は悪人ではないし、黒幕は政治家の大物でもない。
尾野真千子が不自然に触れられずに物語が進むので、犯人の関係者だろうなという予想がつい>>続きを読む
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不倫相手が目の前で交通事故死する衝撃的な冒頭から、物語はほぼ起伏なく進む。
門脇麦の言葉にできない感情と行動がひたすら映るが、それがどういうものなのかは言葉にできないから分からない。
分からないけど、>>続きを読む
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バンドでしか生み出せない音楽が生み出されていく奇跡が記録された貴重なドキュメンタリー。
岸田繁はレコーディング時にプレイヤーやスタッフに対して厳しいイメージがあったが、終始穏やかで雰囲気が良い。
岸田>>続きを読む
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物語に重厚さはない。
むしろ薄いと言えなくもない。
それで上映時間は3時間なんて冗長に感じるはずだが、意外とそうでもない。
その理由はアイナ・ジ・エンドの頭抜けたパフォーマンスにほかならない。
という>>続きを読む
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2023年現在の状況がとても強く物語に反映されているので、後に観返したときに時代性をかんじずにはいられないだろう。
しかし今観るエンタメとしてはめちゃめちゃ面白い。
久しぶりに観た中田喜子がとても良か>>続きを読む
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二宮和也はいろいろな役柄ができる役者だと思うが、ちょっと控えめな善人役がいちばん魅力を引き出せると思う。
この作品は彼の魅力が全開になっている。
海辺での糸電話のヒモをどんどん延ばしていくシーンは本当>>続きを読む
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のっけから重傷を負うマッコール。
杖をついてヨロヨロ歩く姿は見ていられない。
農園主の子(孫?)に撃たれて感情的になってしまったのか。
しかし、助けてくれた街の人がギャングに虐げられているのを見て静か>>続きを読む
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爆発音がない代わりに交響曲が流れるシーンは、エヴァンゲリオンを思い起こさせる。
潜水艦の中が主な舞台なので、密室劇のような息苦しさもあり。
夏川結衣が志の高い官僚役で出ていたが、本当に実在してそうなリ>>続きを読む
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ゾンビの描写と映像はとてもいいが、展開が単調。
電車の中のシーンが長すぎる。
せめて色々な仕掛けを用意して欲しかった。
せっかくマ・ドンソクをゾンビと戦わせているのに強さが活かしきれてないのが惜しい。
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面白ぇ。
若干の小休憩を挟みつつも、不穏さと緊張感が基本的に最後まで続く。
冒頭の特殊詐欺の一連の流れは、警察との駆け引きを含めてドキドキした。
ツカミとしては最高。
東京で安藤サクラを虐待したゴヤは>>続きを読む
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殺し合いこそがドラマだ。
夥しい死体の山。
至近距離で何発ぶち込むかの美学。
これほどまでに死が溢れているのに、この作品のテーマは「生きること」と「自由を手に入れること」だ。
今作も殺しのアイデアのオ>>続きを読む
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製鉄所の爆発事故をきっかけにパラレルワールドが生まれたということでよいのか。
町の神が製鉄所が盛んなときを維持するために、一方の世界の時の流れを止めている。
分からないことが多く、映画のテーマをつかみ>>続きを読む
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原作を未見だったので、インチキ霊媒師のトリックを暴く話だと思っていた。
序盤で霊媒師が殺されちょっと驚く。
以後はテンポもよく飽きずに観れた。
よく考えたら母親が怪しいが、霊媒師退場で混乱した。
毒を>>続きを読む
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原作もテレビシリーズも未見だったが、問題なく楽しめる。
謎解きも凝っているし、しっかりドラマもある。
一族の掟を盲信するちょっと浮いた感じの松下洸平の異物感がいい。
鈴木保奈美と野間口徹の役はもっと特>>続きを読む
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悪役の背景が語られすぎて憎むべき敵と思えず、戦闘シーンの感情移入がしづらい。
ヒロインが薬は渡さないが、ラスボスに認めてもらうために冴羽獠と戦うというのも変。
オリジナルキャストが揃っているのは素晴ら>>続きを読む
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友情出演程度に思っていた田中圭、高良健吾、吉岡里帆は全編にしっかりと登場しており驚いた。
吉岡里帆のキレ芸は気持ちいい。
小気味良いアクションとギャグが絶え間なく続き、飽きさせない。
筋はほぼないし、>>続きを読む
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なぜ今戦わなければならないのか。それは今しかないからだ。
この理由だけで濃密なドラマが生まれる。
横浜流星と窪田正孝の肉体と技術の圧倒的な説得力。
冒頭のシーンからラストにクロスカウンターが出ることは>>続きを読む
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映画の豊かさの全てがここにある。
自由な表現と定型から気持ちよく逸脱していく展開。
ラストで清原果耶が郵便局に現れたときは、思わず声が出そうになった。
大傑作。
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これはジェネレーションズというより主演マキタスポーツの映画だろう。
マキタスポーツの演技は味があって好きだけれど、肝心のホラー要素が圧倒的に弱い。
結局予告編でも使われていた、子どもが走ってきて関口メ>>続きを読む