竹下トモヒロさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

竹下トモヒロ

竹下トモヒロ

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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.5

前作に引き続き
安定の家族ドタバタ劇

誰しも思い当たる家族風景
昭和〜平成〜令和と時代は移れど
世代間、夫婦間、家族の悩みはつきもの
他人事と笑えど
背中合わせの現実が誰しもあるもので
物語が進むに
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

マーゴット・ロビーの
キュートさに尽きる痛快movie🎬

ハイティーンに差し掛かる娘2人と
まったりこたつで
リンゴつついて観ましたw

何も考えず
さっぱり観るにはいい。

先日観た
プロミシング
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.5

個人という孤独は
孤立ではなく
人と人の関わりがあって
個人が存在し社会があり

また個人は孤独な思いを
どこか秘めて暮らす

人の世は全て
さらけ出して生きてはいけない
いけるはずもないのだが、
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

男性の滑稽さ
女性の妖艶さ

多様性とは言え
持って生まれた性は本能的で
理性とミックスさせて
日々肉体は起動し続ける

異常なくらい執着し続ける原動
当事者の目線になればどこか理解できる
それが正義
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

100年をも時代が違えば
人は入れ替わり
世の中も様変わりする

ところが、
変わらないものが
また人のそのもの

受け継がれたものがあり
新たなものが
実態をなぞることで
それを知っていくことだった
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よこがお(2019年製作の映画)

4.0

ひとつの事件が
そこに関わるものに
刺激と影響を与える恐ろしさ、
そして人の真実

深く深く掘り下げた所に
誰もが持つ何か底知れないもの
本人も気づかないものもあるのかも
そんな思いに浸る

人生は恐
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.0

静かに
細やかに
家族の時は過ぎていく

気づかないまま
大きくなるように

着実に時間の中で
夫婦の時間があり
その子供たちの時間があり
個々の時間がある

織りなす成り立ちは
誰がどういう風に決め
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

容姿
見えるという事で捉える
最初の伝達

自分の心にその伝達が
「いいな」
「いやだな」
そこから湧き上がる行動

刺激と反応
両者が伴う痛みと心の動き
それを見る他者の目
またそこから広がる世界
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

シリーズものの難しさを
感じましたね。

なんか生活感が
妙にこの世界には不釣り合いで
なんとなく熱が冷める3作目でした。

マシーンが表立つ感じ
僕らの世代では
キャメロン監督のエイリアン2が
鮮烈
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

観直し

実はあんまりしっかり
観ていなかった事に気づく(苦笑)

トリニティーこと
キャリー・アン・モスが
もうキャットウーマンにしか見えず
悪い意味なく、引き続きカッコいい。

アクションが長尺で
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.5

公開当初、
話題に飲まれて観に行ったけど、

改めて観直す機会あり

一言いうなら、

「映像革新」ですかね。

CGが映画に一般的に使われる様になり

まさに本作が成功例ですね。

20年振りに新作
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.0

中学3年
当時1989年
映画好きで頭がキレる友人が
本作を観て自習ノートに感想と
劇中に出る翼を描いて
先生に提出していた。

その記憶がずっとずっと
頭に張り付いていて
観よう観ようと思いながら
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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

3.5

給食から広がる思い出
誰でもある事だろう

そこをここまで広げて
ドラマに仕立てるところがいい!

80年代の設定も
ある年代にはツボにハマるし、
給食の味わい風味食べ方
心で論じるところ
そして学園
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ブルースチール(1990年製作の映画)

3.0

狂気的な犯人が
実は身近で疑う事のない
範囲内で起こる脅威。

一貫して作品のトーンが
金属的というか冷やかな質感。

ジェイミー・リー・カーティスの
警官姿👮‍♀️似合っててカッコいいですね。

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ラ・ブーム(1980年製作の映画)

3.5

恋っていいなぁって
純粋に思える作品。

ソフィー・マルソーの魅力は
さる事ながら、
パパママ、おばあちゃんも
キュートで生き生きしてます。

いろんな事があっても
みんな幸せを一歩一歩つかみ
噛みし
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

ファンタジーでもリアルでも
愛ある生活とは何なのか
問われている様な
複雑な心境に襲われる。

要所要所の子供同士の会話に
メッセージが込められている。
かつて子供だった大人たちへの
メッセージに思え
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

ブレードランナー2049の
世界観が鮮烈だったので、
本作が少しテイスト慣れした
感じで鑑賞しました。

物語よりは
やっぱり出てくる建造物やマシン
身に付けている物だったり
そちらに注視してました。
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あん(2015年製作の映画)

4.0

実は少し前に鑑賞していて、

まさに地元の小さな集会で
原作者のドリアン助川さんが講演に
来られる事を知り、
またのないチャンスと思い向かいました。

(そういえば映画レビュー書いてない事にこの時気づ
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.0

本に書き記されたことが
次々と起こるところから
逃れようとする恐怖

そこから見える
記するものへの意図

作り込みが丁寧で
時代背景の溶け込みがきれい。

モンスターたちの作り込みも
リアルで不気味
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.5

反戦活動家の家族と
それぞれの成長と葛藤の物語。

今は亡きリバーフェニックスの実像と
被り深みを増してしまいがちですが、
物語としてもすごくパーソナルな家族像が
そこにあり、リアルに心に訴え掛けます
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

全編音楽が流れて

90年代の出来事がそのままに

忠実であり、フィクションであり、

この頃「青春」を過ごした者には
リアルとして投影されるお伽話のよう。
そう言ったら美化しすぎなのか、
人は過ぎて
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

自分ごとですが、
廃棄物処理に携わる仕事を
している上で非常に心留まる思いでした。

小学生の頃に公害問題を
誰もが学ぶと思います。

社会をよりよくする為に
様々な職業や企業があって
自分たちの生活
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息子(1991年製作の映画)

3.5

なんだか学生上がりで
宙ぶらりんな頃を思い出しましたw

今、娘を二人持つ父親となり
観る側面が違ったりするのですが、
まだまだ親父の角度って何だろうって
思う自分もいたりして、
この作品の奥深さを感
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.0

作品のトーンが
調和していて心地よい。

若くてこれからとういう学生相手に
教授という立場でありながら
死を目前にある意味無理をしない
自分の目線で素直に日々を送る姿
言葉では言えるのに
実際その様な
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

漫画を先に読んで観ると、
先が分かってて
新たな驚きや新鮮さには
どうしても欠けてしまします。

ただ、
原作と映画のキャスティングの相違
演出などを照らして観るという
なんとも純粋には楽しめず
観て
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

暴力的な描写、過激な表現、
まさに映画を観に出掛ける映画🎬

ヤクザの抗争を通してとはいえ
人の生き死に、
生き様、
正義の在り方、
視線の先にあるものと内なるもの
実は深く深く人は抱えているもの
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八月の鯨(1987年製作の映画)

3.0

ロン・ハワード監督のコクーン
同様に多くの高齢者が演ずる物語。

本作は、
初めて観たのですが
淡々と日々の生活を送りながらも
世代間でのコミュニティを知る上で
すごくより身近に感じさせてくれる良作。
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.0

ロバート・イングラントが
出演している事に驚き。
(エルム街の悪夢/フレディ・クルーガー役)

VHSでざらつきのあるフィルムを
中学生の頃はよく観た。
ホラー映画のつきものの
綺麗な女性と少しHなシ
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プレデター2(1990年製作の映画)

3.0

少し前作には劣るにしても
要素はそのまま
キャスティングが変わっても
あの謎めく雰囲気は継承して痛快。

ダニー・グローバーの
一見重そうな体型なのに
軽やかに追い詰め戦うところは必見w

最後は一瞬
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プレデター(1987年製作の映画)

4.0

コマンドーに継ぐ
シュワちゃんのアーミーな
男のカッコ良さ全開。

中学生の時に観て
もうどハマりな時期があって
銃器類、登場人物の形振り、
真似をし合って遊んだものですw

今改めて見直しても
戦争
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.0

ツインピークス夜明け前

リンチ監督の節々に表現が入り
まさに本作は嵐の前触れ

本作以降が全てブラッシュアップされた
雰囲気に感じるのは僕だけでしょうか

始まり方が
世界の面と裏であり
裏が表であ
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.5

自分の眼差しの純粋さ

止めどなく降り注ぐ目の前の現象

描き留めておく事の衝動

絵描きが持つ特異性とかより
どこまでも自分を深掘りした生き方

現代へも通ずる生き辛さ

誰かに認めてもらいたい
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呪怨(2002年製作の映画)

3.0

リングの強烈な
日本の幽霊の怖さを植え付けられ
その後発が否めない。

背筋がゾッとする恐怖
気配の恐ろしさは
日本の風土ならでは。

夏はやっぱり
この手の作品観てクールダウン。

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.0

実に30年振りに見直し
やっぱりバートンカラー一色!

ルパン三世が
監督や制作陣で面白いくらい料理される、
あの感じがバットマンシリーズにも
ありますよね。

シザーハンズのエドワードが
ひょっこり
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あ・うん(1989年製作の映画)

4.0

昭和12年から
第二次世界大戦に入るまでの
緊迫した時代背景に
一家三人の家族と共に
家族同然な付き合いを続ける男

時に深く時に軽率な交流を交え
付かず離れず、大きく言えば
切れない絆を感じながら
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

一点の明かりを差す優しさ

一点の粗を探す醜さ

ロックってなんだろう

そうやって考えて答えを導くより
即座に身体や心が反応すること
ロックはそんな初期衝動のパワーが宿る

いいって素直に言い切れる
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