竹下トモヒロさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

竹下トモヒロ

竹下トモヒロ

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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

熱意と情熱、
夢をあきらめず向かう姿
時代は関係なく美しいです。
出演者たちが生き生きしている姿
音楽の素晴らしさ
元気をもらう作品ですね!

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

有名なJFKの演説宣言、アームストロング氏の月面着地時の言葉、誰もが一度は聞いた事のあるアポロ計画(月へ人類を送る)を描く作品。
ただ スポットは ライアン・ゴズリング演じるアームストロング氏。彼がど
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.5

完結篇にして
特別編といった感じです。

1と2は連結した一時代の物語。

父の心情とファミリーを優先してきた心情、
そしてマイケル自身の心情、それに関わる人たち、スポットは様々ですが、

人が生きる
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

苦悩するドン・コルレオーレことマイケル。
まさに孤高で孤独で、誰よりもファミリーを重んずる立ち姿は、言葉には言い表せない重圧を感じずに入られません。
1901年 ビトー少年(後のゴッドファーザー)がニ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

パーソナルな部分に飛び込んで来る作品だなと感じました。
誰もが人肌が恋しく、調子のいい時こそそれに気づく速度は鈍化していて普段は気にならない事が、切実な事態がおそって来ると、人間誰でも弱気になりパワー
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

前から知っていて、
しっかり観ていない本作なだけに
ずっと気になっていました。
単にマフィアの抗争を描いた物語でなく、そこにあるファミリーの絆、人間模様が実に深みがあり、面白かったです。
ドン・コルレ
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.0

会社組織の勉強教材になりうる良作。
観て楽しめ、聴いて楽しめ、
考え工夫するヒントがあり
そんな思いで観切りました。
偏見って確かに誰にもあって
しぶとい汚れの様に簡単には落ちないですよね。多様性って
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.9

「世界は遊び場 みんな最初は知っているのに忘れていく」

劇中でこんなフレーズが出てくる。

良くも悪くも取れるが、
これこそ良い方に取れるかより
前向きに「イエス!」と言えるかが
全てにおいて要にな
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.5

観たくても
観る機会やタイミングが合わず
観ていない映画ってありますよね‥

まさに本作もそうでした。

イージーライダーと共に
アメリカンニューシネマのひとつとして
有名ですよね。

物語自体はなん
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最後のマイ・ウェイ(2012年製作の映画)

3.0

マイウェイ
を聴いたことがナイ人はいないくらい
世界的に有名で、
もっとも世界中でカバーされている
不朽の名曲。

僕は若い頃に
フランク・シナトラでもちろん聴いて
シド・ヴィシャスがパンクにカバーを
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

偏見と情熱の間で戦う、フレディ・マーキュリーの半生。
クイーンのファンならずとも、
一度は聴き覚えがある楽曲は
誰もが思う部分であり、
認知させるパワーがあった証でもある。
根っこがどうであれ、そのプ
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.0

なぜ大人は寅さんが好きなんだろう‥

子供のころ ずっと思っていたけど、

40も過ぎると
自然と観入っては
笑って泣けてくる。

心意気だけじゃ
生きてはいけぬのは
分かるけど
そうとも言い切れない
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

率直に感じたのは、
フランソワ・オゾン監督の
スイミングプールと同じ
空気感‥
先入観や概念を置いて
純粋に感じる映画。
映像が美しい。

サスペリア(1977年製作の映画)

3.0

今作品は当然知ってはいました。
80年代の空前のスプラッター映画ブームがありましたからね。豊作の頃に沢山のホラー作品を中学時代に観まくりましたね(グロテスクで過剰に血が飛び散る表現などで当時は問題にも
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.0

本作を観る前に、サントラを先に手に入れ聴いては世界観を想像していました。ジャケ写もシュールで、期待通りの世界観でした(いい意味で裏切られなかった)淡い大人のおとぎ話でしたね。楽曲は独自性があって好きな>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

娘13歳と10歳を連れて観に出掛けました。前作から共通のピクサーの隠れた名作で、親子共々大好きな作品でした。前作から今作までの作成期間は長いですが、物語自体は直後より始まり冒頭クライマックス。ハラハラ>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.0

フランソワ・トリュフォーばりに冒頭から脚攻め。キャスティングは豪華過ぎて、こってりなのだが後味すっきりなのも、このキャスティングだからと納得します。
食べるシーンが多く、人の本来ある姿を裸で見せ合うよ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

日本が抱える問題を通して何か失っている「絆」を問われる。誰もが心当たる思い、誰にも言えない事情や悩み、または誰もが無条件に笑顔になれる事柄、いい事と悪い事が混在する中、映画ならではのエッセンスが実生活>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

人生は複雑かつ険しい、はたまた滑稽でくだらない‥そんな想いがせめぎ合うのもまた人生。着色して素直に生きれたら人生はハッピーなのではないだろうか。
音楽と映像が丁寧な作品です。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

52歳のミルクシェイクマシン セールスマンが、50州に1500店舗のチェーン店を作り、海外5カ国で7億ドル近く売り上げた理由は?

答えはひとつだ。

“執念”だ。

世の中に“執念”に勝るものはない
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ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

3.5

パターソンでもイギーポップに触れるシーンがあり、今作はドキュメンタリーでついに濃厚に本線で取り上げているので、ついに来たかと言った感じです。きっかけが、非常に身近で素直に感じた事を、バンドに活かしてい>>続きを読む

ポルト(2016年製作の映画)

3.5

詩的な表現が映像に織り込まれ、日常を特別に切り取る所はさすがジャームッシュ。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

カトリーヌ・ドヌーヴが大好きで、昔から気になっていた作品(だったら早く観ろって言われそうですが)過去の作品でも、哀しい恋の行方模様は同じ、そこで描かれる舞台の美しさ、まさにラ ラ ランド♫ 良くも悪く>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.5

“白紙のページに広がる可能性”

世の中は、実はシンプルで、
パターソンを通して見る世界は、
何が起こる訳ではない日常という
幸せの在り処を感じる。

今ある事象を噛み締めるかのように
緩やかな世界が
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.5

友達以上 恋人未満 既婚者 離婚者 ‥ 境遇は様々で捉え方も様々だと思う。ただ言える事は、「相手を悲しませ傷ける行為だと知っていても、自分の衝動が抑えきれないところ」結局は欲望の生き物だなと思う。>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

病的な性生活者というよりも、日常に埋もれた平常こそ恐怖というか、秘めたものは実に表面にあって薄い膜で日常は保たれているなと、この作品で感じた。
異常者の物語というには、あまりに非現実だけど、決して遠く
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

時代を真空パックしたかのような美しさ。
映画はこうあるべきって改めて思いました。規制し過ぎると映画の魅力は半減して、TVでは表現出来ないからこそ映画だと思います。娯楽が今よりシンプルなのに、人間の過ご
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

3つの看板をきっかけに様々な人間模様が変化し始める。悲しみ憎しみ、幸福に不幸‥誰しも起こりうる出来事に、切実にぶち当たった時に自分はどう行動するのだろうと想像してしまう。実際はそんな余裕もなく、どこか>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

かつてのゴジラもこの様な政治的、社会的なテーマが大きく語られた部分では同じだと思います。ゴジラを得体の知れない天災でもない「何か」に例え語るスタイルは原点そのものを感じます。
ハリウッド版とは、しっか
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.0

ストーリーよりも映し出される映像や役者の表情がキレイ。時代が移り変われど、人間の変わらない嬉しさや楽しさは、同じなんだなと感じます。
ちょっとしたパーティーなど、人が集う時にさり気なく流しておくのも和
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

時代が、世代が変わり、ジェダイも変わる‥ のめり込む世代から、夢を見せてもらうお年頃になった自分も、いつもこの物語はよく出来ているなと心底思います。
人一人の人生が絡み合い、受け継がれ、大きな愛で育ま
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.5

過去と感情は誰にでもあるもの‥
どう捉えて、どう分かち合うか、
家族ではなくとも相互理解までの
道のりは簡単ではない。
日常の小さな幸せが温かく、
明日への希望へつながる。
今ココをどれだけ見つめて大
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.5

中学生の時に観た「エルム街の悪夢」スプラッター映画が流行っていたけれど、どこか設定が面白く観ていた。思春期の気だるい生活感と合わせて、ホラー映画の鉄板的要素も含んで、今っぽく映像は綺麗だなと感じました>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.0

夫婦という時間を経ている人こそ観るべき作品かもしれません。僕自身、共感できてしまう部分がありました(実行すべきかは別として)妻という存在、孤独は誰にでもあって、切実なきっかけがない限り立ち止まれない人>>続きを読む

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.0

まったりした時にまったり観るがイイ感じの作品でした。夫婦の在り方まで言い切る様な硬い語り口ではないけど、オシャレに軽快なリズムで観せてくれます。役者陣も魅力的です。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

死に向かって生きているのは、生まれた者の定め、どんなに辛くても「幸せ」感じ共有したいし、その瞬間は忘れられない。日々を綴っていく、乗り越えて行く逞しさを教えられる。画角の変動が新鮮な表現でよかった。