この映画の手紙風に言えば、ラストシーンには温かい涙が出てきた。
いい映画の必須条件である、二人のキャラクターが魅力的。
秋から冬にかけての米国南部の撮影が美しい、都市の字体もいいし、バックの音楽が軽快>>続きを読む
ダニエルの温かい眼差しと内に秘めた哲学、それを追い込む社会に「私は・・・」とアピールすること悲痛な叫びが哀しい。
社会福祉の最前線の担当者は、規則と弾力的運用が求められるとは思うが、さまざまな事情の人>>続きを読む
私の修行が足りないのか、20数年ぶりに見たが、今回もどこがいい映画だなのか理解できなかった、、、。
30年ぶりに再見。
やはり、唸ってしまう完璧の映画。
チターの音色が心地よいリズムを刻み、光と影の使い方は白黒映画最高であろう。
ラストシーンを含めどのカットを切り取ってもポスターに使えそう。
この>>続きを読む
微妙。
憎んでいるのか愛しているのかわからないの主人公カップル、殺してしまったと言ってもケロッとしていたり、取調室に子供が入ったりとモヤモヤするが、後半は流れの良い展開。
でもバックステージや雰囲気は>>続きを読む
これはハワードなら失敗作だろう。
ボガード以外魅力的なキャラクターがいず、またチャンドラーの原作のせいかもしれないが、登場人物が多すぎてストーリー展開についていけない。大体、簡単に殺しすぎ。
過去の記憶や思い出の人は、遠い過去でも我々の心の中に鮮やかに生きている。
まさに、わが谷は緑なりきりだ。
いい映画だ。
炭鉱の黒と対照的に白黒だか、美しい自然と緑の谷が浮き上がる。
穴の空いた風>>続きを読む
トランプ敗退の大統領選挙を思い起こさせる。ある勢力とマスコミ、それに大衆が結びついた時、いい悪いに関わらず危険兆候
いつものキャプラものとは違うタッチだがマシンガントークのバーバラスタンウィクは綺麗>>続きを読む
迫力満点の牛の大群の大暴走。それをコントロールするのは、まさにcow boy.
ジョンウェインの男臭さとともに、リーダーとしての独善と孤独が哀しい。
カットごとのエピソードがしまっているので、見る>>続きを読む
いい映画の条件は、登場人物一人一人がよく描かれていること。皆ひと癖あるが、それぞれが魅力的なヒコーキ野郎。
見どころは多い。中南米の匂い、陽気音楽とと哀愁漂う酒場。ハラハラする飛行機シーン
ケリー>>続きを読む
息つかせない展開とマシンガントーク、面白かった。さすが職人技ハワードホークス。保安官が、相手の口調に合わされ、その後気づくパターンは、まさに吉本のノリ。
ただ、この邦題では魅力が伝わらない。
今更と思いながら見ていなかった映画だったが、テンポよく見せるストーリー、軽快な60,70年代音楽、美しい映像、さすがロバートゼメキス。
テーマ的に描き方が難しいと思うが、ハンクスの真摯な演技で、優しい>>続きを読む
サンセット大通り同様シュトロハイムの圧倒的な存在感が光った。
捕虜に対する敬意、まだゆとりが感じられるWWⅠ、これは西洋だからか。
大脱走につながる原型を見た。
食事シーンでのそれぞれの会話シーンなど>>続きを読む
お茶はその形式を通じて、神経が研ぎ澄まされ自然を五感で感じれるようになる。
水とお湯で垂らした音の違いがあるとは。
劇場で見たら、もっと映像がvividで感性を揺さぶられていたであろう。
前半は良か>>続きを読む
戦後2年でこの完成度。
敗戦で地位の逆転、愛憎渦巻く舞踏会の中で、それぞれの人間模様がよく描けており、最後まで見入った。
平手打ち連打の後のピアノ使い方(ラフマニノフ?)、緊迫時にみせる斜めのフレーム>>続きを読む
韓国映画のレベルはやはり凄い。
コメディタッチを随所に見せ、娯楽映画として最後まで目を離させず、深刻な中身を見るものにしっかり考えさせる。
過酷な状況でも素朴な暖かさを見せる光州の人々にグッとくる。>>続きを読む
焦点がどこに定まっているのかわからず、
ダラダラと展開。ヒッチらしさは、後半のミリーの場面ぐらいか。
ラストもご都合主義にまとめられがっかり。
最後まで感情移入出来なかった。
納得性のないセルズニックの脚本、無意味なズーム、サスペンス要素もなく、裁判の緊張感もない。グレゴリーペックにこの役は全く当て外れ。
唯一の救いは、判事役で味が出ていたチ>>続きを読む
いいねぇ、喜八もの。
昭和初期の下町の人情がよくわかる。
「困った時はお互い様。50年後にこのセリフはいけているかねえ。」90年後の今、この人情は確かに、死んでいるいま日本。
次郎の風貌、特に笑い顔が>>続きを読む
1939年に日本のミュージカル映画があるなんてインド映画もびっくり。
志村喬がコメディをやるなんて。
子供をテーマにしたユーモア映画と思ったら、どっこい後半大人の世界の風刺、大人と子供の関係を考えさせる展開にうなった
あっけらかんとした子供の世界の残酷さや
どろんぱの魔術、子供には見られてしまう会社の>>続きを読む
暗闇に映える色彩が鮮やか。
シンプルなストーリーだが物語が成り立っている。
グランプリとしては物足りないが、日本の形式美に与えられたか。
通常の二倍のセリフが積み込まれマシンガントークだが脚本がうまく練られ、ケーリーグラントの味がいい味を出していた。
テンポ良い喜劇の中にゴシップに飛びつく新聞の軽薄さが浮かび上がる。マリーの扱いがやや可>>続きを読む
重たい。
ラストがセリフになりの映像がないの残念だが、1930年でこのラストはすごいと思う。
原作の漫画とかなり違うが、これ以上踏み込めなかったのであろう。
戦闘シーンは迫力があったが、それ以上に現代の戦争がいかにデジタル化していることがよくわかった。
平和ボケし思考停止の日本にもっと問題提起>>続きを読む
終盤の展開がやや粗いか。
主人公二人をはじめ、さまざまなキャラクターに味があり、鯉口を探す武士たちのやりとりがコミカル。「寺銭を親分一件も見逃さない、一件ぐらい気にしない」など同じセリフを逆説に使いテ>>続きを読む
じわーっと来る余韻。
何よりもいなせな新三に痺れた。
粋なセリフが飛び交い、テンポよく進む。
「道端の5両拾わなきゃ目が潰れる」するとあんまが「あたしゃ、火縄なかったんですかねえ」
加東大介はいつ出て>>続きを読む
このラストのために、映画は収束されていく。ストーリーにおいても、演技でも執事のマックスが光る。
これは面白い、痛快!
落語のように引き込まれるストーリー、愚痴を言った後真逆に出るカット構成、軽快な音楽、全編に溢れるユーモア、出てくる人物が皆、個性的で魅力的で、何よりもお人好しで優しい心持ちが、暖>>続きを読む
いいねぇ〜、ぞくぞくとする。
溝渕、小津、黒澤に宮川カメラ、
この時代の監督の感性と美意識の高さに感服つかまつる。この日本の伝統を現代の監督はどう引き継げるのか、、、
藤兵衛は、実はいい奴だったのだ>>続きを読む
いいねぇ〜。
究極の愛に昇華したラストが心地良い。
京表具商の様子がよくわかるし、何より宮川の撮影が美しい。
旦那、手代、放蕩な弟の狡さ、だらしなさを描くことで、2人の純粋さが際立つ。
こんなに抱擁の>>続きを読む
希望とは、相手を思う想像である。
サイレントはシンプルなストーリー展開とセリフで構成されると思っていたが、昭和7年にこれほど凝った映画が出来るとは。
後半は急展開すぎて集中力が途切れるが、前半は情緒が>>続きを読む
前半、溝口お得意の甲斐性のない男を描くことで女性の一生を浮かび上がらせる手法で、テンポよくコミカルにストーリーが展開され面白い。
反面、後半はやや展開が重い。2時間16分は長すぎるのでは。
男の身勝手さを描くことで、祇園で生きる芸妓の辛抱、心根がうまく描かれている。
硬軟使い分けて置き屋を仕切る浪花千恵子の存在感が大きい。
祇園の路地をたての遠近感で写す宮川のカメラも雰囲気を醸成している>>続きを読む
1930年代の映画と敬遠していたが、さすが溝口、どっこい面白い。
テンポよくストーリー展開が進み、どうなんだろうと見入ってしまった。
男のおだてに乗りやすい単純さと、女のたくましさ、ずるさがうまく描か>>続きを読む
評価が高くないので見ていなかったが、なかなかの出来。
懺悔内容は喋れないというシチュエーションが、最初から映画が緊張をもたらしている。
I confessは神父と思っていたが、ラルフの妻の意味だつたな>>続きを読む