地底獣国さんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アリ・アスターの新作ということと、ストーリーのサワリの情報から、こんな展開なんじゃないかと想像して、大体はその通りの話でした。

にもかかわらず見終わった時の満足度(むしろ満腹感と言った方が良いか?)
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

本作の目立った欠点としては既にあちこちで指摘されているように、先入観や憶測で人を判断することの危うさについて描いているにもかかわらず、特に女性記者あたりについて、憶測に基づく描写が目立つところでしょう>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オスカーノミネートも納得の良作

話が動き出すまで(フォード社長がル・マン参加を決意するまで)が若干長すぎるように感じたものの、そこからはグイグイ引き込まれて行ってクライマックスのレースシーンでは手に
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.4

まずは、俳優陣に「お疲れ様でした」。迷走してるストーリーの中でも彼女ら彼らのアンサンブルのおかげで最後まで寝落ちすることなく観ることが出来ました。特に厨二病でかつキャラがブレまくってるカイロ・レンに説>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

モーニングショー観に行くのはかったるいしスルーしようかとも思ったのですが、「いやいや、そうやって『若おかみは小学生』劇場で観なかったの後悔したやないか」と思い直して行きました。

結論から言えば行って
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

1月公開で早くも年間ベスト級の凄まじい映画
近年色々な国で作られてきた「格差社会映画」の中でも頭ひとつ抜けている感じ

「ジョーカー」では貧乏人が一斉蜂起して暴動を起こし、いけ好かない金持ちをブッ殺す
>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.1

封切り時に見て以来、33年ぶりの劇場鑑賞。ビデオソフトやテレビ放送では何度か見返したものの、ここ何年かはニコニコでのネタ動画ばかり見ていたもので、久々に頭から最後まで通しで観るのは新鮮な感じでした。>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まず、入場料以上の値打ちは充分あったということを断ったうえで・・

前作で「ハンスがじつはクズ野郎でした」って言う展開には「そう来たか」と感心したものでしたが、あれから5年経ち、そういったサプライズに
>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.9

時間の都合がつかず劇場鑑賞を断念(もし劇場に行ってたら終盤尿意が気になって集中できなかったかもしれませんが)

デニーロがガッツリ演技してる姿って久し振りに観た気がする(「ジョーカー」のアレも良かった
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ハードルあまり上げずに観に行ったからか、思ってたより大分面白かったですよ。

まあ基本やってる事は1作目のバリエーションに過ぎないし、特に眼を見張るような斬新なアクションがあるわけでもないんですけど、
>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

コミック、アニメは未見。ニコ生で白石監督が楽しそうにしてたので観ることに。

残念なところから先に挙げると、まず長編としての構成が上手くいってないという印象。冒頭から地獄送りのシーンが何度も出てくるの
>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前作より30分以上長いけど前作より雑な感じ。原作からの改変が今回あまり上手くいかなかった印象を受けました。

ベヴァリーの夫とビルの妻が最初の方しか出てこないってどうよ、とか(個人的に原作ラストのシル
>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

元になった映画が半世紀以上前の作品だったせいかストーリーがなんだか古めかしい感じではある。

戦車の重量感とか音響とか素晴らしいんだが砲撃シーンもう少しスーパースロー控えめにしてくれんだろうか。

>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

確かに凄いものを見せてもらいました。
ひとりの病んだ男がそれこそ笑っちゃうぐらいに追い込まれていって遂に弾ける迄の話としては非常に見応えがあったと思う。

ジョーカーの話としては微妙だけど、作り手の方
>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

熱量にあてられて何かクラクラしてる状態で書いてますが、相変わらずゴツゴツしたものをぶつけてくるな真利子監督。

斬、と同じ主演二人で共通するところもあるけれど塚本監督よりも何というか無邪気なところがあ
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前作で一気にスケールが広がって、それに比例するかのようにファンタシー度が高まり、話運びは雑になっていってるこのシリーズ。

世界観の説明はサラッと流してひたすらアクション特化の潔い?姿勢に、見ているこ
>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

今この時期公開されるのはタイミング悪いんだか良いんだか

今時珍しくスパッと終わるエンディングが(まるで劇場版パトレイバー)気持ちよかった。その後流れる曲がシーユーレイターアリゲーターというね・・・
>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに見たけど、話が2時間15分のTV放送枠内に収まってる(実質100分強)ということは、50分近く無くても良いシーンがあったということか

本作でのワンダーウーマンの戦闘能力と耐久力見てるとジャ
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ドッペルゲンガーによるホームインベージョンから始まり、途中からスケールのでかい話になるって展開は好物なんですけど、ちょっと強引に過ぎたかなー

自分の理解力の低さを棚に上げて言うと、動きがシンクロした
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

昔々あるところにそして幸せに暮らしました。

QTのやりたいこと、熱量が伝わってくるのでダラダラしてても観ていられるし、マーゴット・ロビーは相変わらず最高だし、途中の不穏極まり無い雰囲気とか、怒涛のバ
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

この監督の前作(ボヘミアンラプソディー)と違って観てる側がアガるクライマックスが無いだけによく言えば手堅い作り、悪く言えば凡庸な仕上がりとなった本作。

60点満点の55点ぐらいと言いたいところですが
>>続きを読む

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

2.9

黒沢清監督による前敦さんプロモーション映画第二弾。

彼女の出演作を観るのはこれが5本目で、あまり偉そうなことを言えたものでもないんですが、脇で出ている時の方が良い味出している気がしてならない。主演だ
>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

思いついたまま書いてるんで文章にまとまりありませんが、どうか御容赦ください

主人公夫婦と子供の話とか、まあどうでも良いと言えばそうなんですが、怪獣バトルの箸休めにちょうどいい具合かなあと思いながら生
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

自分の中で50点と95点の間を行ったり来たりしてて、一応中間でスコアつけました

観ている最中は社長が犠牲になるのもすんなり受け入れていたけど、エンドクレジット流れてる時から「いや、キャロルとワンダが
>>続きを読む

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アクションの場面は言うならば「いつもの」ジャッキー・チェンなんだが、コメディ要素ゼロにするとこうも雰囲気違ってくるのか、と唸らされた。

娘の仇を容赦なく殺すところも新鮮。ピアース・ブロスナンの小心者
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.3

ピカチュウがデッドプールの声で喋り倒す。この一点だけで飽きずに最後まで観れました。吹替版はちょっと観る気が起きないなぁ・・

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

始まってから1時間50分近くは可も無く不可もなく。ポールが「俺一人が悪いのかよ」って言うところでちょっと笑った(実際そんな単純な話ではない事は分かった上で作り手は作劇上そうしてるんだろうなと)。

>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.9

この「軽さ」、監督の特性なのかな。良くも悪くも。
原作全く知らずに見れば気にならんのだろうけどヴェノムにもともと知性や人格あることとか、スパイディ関係無いのにスパイダーセンスあることとかどうも違和
>>続きを読む

人狼(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「奪還されるリスクを冒さず、しかもその死亡を敵に確認させない為に取るべき方法は一つしかない」
アニメ版ではこれらの台詞で特機隊の戦略を明確に説明して、伏はそれを理解したうえで、ケモノであり続けるかヒト
>>続きを読む