まず「このタイミングで作られたことに意義がある」映画なんで、できれば9月中に観に行って欲しい作品。「朝鮮人」だけでなく被差別部落の問題が絡んだ複合的なものだったというところの根の深さよ。
正直震災が>>続きを読む
行方不明になった娘がブルーフィルムに出演していることを探偵から知らされた父親が、アンダーグラウンドな業界へ潜り込んで消息を調べる…という、シュレイダー版「捜索者」なお話。
主人公が超保守的な人物で、>>続きを読む
始まってから「あ、これ『コロニア・ディグニダ』について最低限の知識が要るやつや」って思ったけど後の祭り。パンフレットにコロニアについての解説及びリーダーのパウル・シェーファーがウォルト・ディズニーのよ>>続きを読む
秘密基地ア⤴︎コガレ
子どもの頃ちょっとした林の中とかに秘密基地作って遊ぶことを妄想した人ってどれぐらいいるんだろう。そういう妄想を実行する映画。
お前ら簡単に小屋建てすぎやろ!大泉さんがどうでし>>続きを読む
恥ずかしながらBLACKHOLEでてらさわホーク氏が口にするまで本作の存在自体知らなかったし、ブレッソンは以前「たぶん悪魔が」を肝心なところ寝落ちしてしまったんで苦手意識あったんだが自ら試練を課すこと>>続きを読む
スコセッシの新作映画の主役をゲットするためにデ・ニーロとディカプリオがマウント合戦を繰り広げる、というお話。
16分の短編に7000万$(うち二人のギャランティが計2600万)‼︎金はある所にはある>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ポスターの🖕ポーズ見て勝手にパンクな内容を想像して観に行ったら随分堅い作りだったんで困惑。
伝統と格式を重んじる厳格な皇家に嫁いだ事とか姑との確執とか政治に介入して煙たがられたりとか、その上若さと美>>続きを読む
前作に続き雑感レビュー
知事もそんなにちゃんと「ちむどんどん」見てたわけでもなくて答えを用意していただけという感じだけどまあ考えてはいるよな。
言われるまで、っていうかああやって地図で見せられるま>>続きを読む
シリーズずっと追っかけてきた人にしかわからないような面白いポイントが色々あるんだろうけど、ほぼ一見さんの自分でもそれなりに楽しめる作りになってた。所々挟まれる細かいギャグも効果的。
マンパワー不足か>>続きを読む
ざっくり感想を書き表わすなら、
「天才かよ!いや、どっちかと言うと紙一重の方か⁉︎とにかく変態だよ変態‼︎」
いやもう、上岡龍太郎氏が存命なら「無い事で時間取るなっ」てキレ気味に言いそうなぐらいの、>>続きを読む
ナボコフの原作は未読。主人公ヘルマン・ヘルマンは妻の浮気やら大恐慌やらナチスによるユダヤ人迫害やらでどんどん抑鬱が進み、今の生活を捨ててドイツから脱出する事を夢見ている。ドッペルゲンガーをテーマとした>>続きを読む
一言で言うなら「ジェネリック『コワすぎ!』」
福山市長の密着ドキュメンタリーを依頼された映像ディレクターの高橋。ふとした拍子に市長を気絶させてしまい、困ったあげく、市長になりすまして撮影を続けること>>続きを読む
「俺はヴァーホーヴェンの映画を観てるのか?」って錯覚しそうなぐらい、言うたら語弊があるけど気持ちの良い展開だったんだが、後半ヘルマンとの気持ちのズレから自制心を失う場面が入ってきたり、ラストの行動とか>>続きを読む
いやあ、これ見た人大体おんなじ事思うだろうからレビューし辛いですわ。仕方ないんで妄想全開の文章綴って行きますよ。
この映画の企画って、酒の席とかで軽いノリで決まったんじゃないか?って気がするんですよ>>続きを読む
開巻早々にレーニンのありがた〜い言葉が出てきて引いた。ま、そういう映画だからしょうがない。
食い物の怨みは怖い。元々叛乱計画してたらしく、腐った肉のせいで予定よりも大分早く暴発してしまったという事だ>>続きを読む
そもそもがプロレタリアート革命を讃美する目的で作られてるからストーリー自体はそういうもので、中盤出てくるウクライナ中央議会の面々がいかにも悪そーな顔してる人ばっかりというのには失笑を禁じ得ない。
結>>続きを読む
紹介されてる映画を片っ端から見たくなる(でも大体困難)シリーズ
エルンスト・ルビッチの高速フラッシュバック演出
ムルナウ、ラングの表現主義
アベル・ガンス6時間の大作「ナポレオン」
ルイス・ブ>>続きを読む
愚痴っててもしょうがないんで、Amazonでポチりましたよディレクターズカットpayback:straight up(8か国も字幕あるけど日本語無し)。
ディレクターズカット(以下SU)と初公開版(>>続きを読む
「観れば知ったかぶりができる?クエンティン・タランティーノ基礎知識」な感じの一本。
インタビューに答える人たち(俳優、スタッフ、評論家、元同居人)がタラの映画に賭ける情熱、愛を語るのを観てるだけでも>>続きを読む
2001年のパロディ、予告編用のネタかと思ってたら本編でも使われててびっくり。
バーベンハイマー騒動については自分も思うところがあるけど、来日してインタビューを受け、(作品の中身と関係ない話にも関わ>>続きを読む
アリの本名がエル・へディ・ベン・サレム・ムバラク・ムハンマド・ムスタファってそれホンマに本名やん!
エミとアリを引き合わせたのは孤独、というか寂しさで、周囲の偏見や白眼視によってその結びつきが強くな>>続きを読む
ジョン・ブアマン監督による「悪党パーカー/人狩り」の映画化。
裏切られ、もらい損ねた分け前9万3千ドルを取り返したいだけなのにどんどん面倒な事に突っ込むハメになって困惑するウォーカーがなんか可愛い。>>続きを読む
つい3日ほど前に見たエクソシスト2と似たようなシーンがあったのは驚いた。
ベンヤミン最初っからヤバい奴なんだけどちょっと哀れに感じてしまう部分があったり、イーダが最初どっちに転ぶかわからん感じで観る>>続きを読む
デヴィッド・G・グリーンによるエクソシストリブート続編シリーズ、ご丁寧にエレン・バースティンが50年ぶりにクリスを演じるときたらハロウィンシリーズの二の舞になる予感しかしない(ハロウィン・エンズ好きな>>続きを読む
「世界の命運を左右する『二つに分割されたキーアイテム』を巡って繰り広げられる争奪戦」…ってついこないだそういう話観たばっかりなんですが。まああちらは前後編で6時間ぐらいだろうけど此方は2時間ちょっとだ>>続きを読む
フォローしている方が実写映画をレビューしたのを読んでいて「そういえば短編アニメあったよなぁ」と本作の事を思い出した次第。
ガラス板に油絵の具を指と筆で描きつけては撮り、僅かに修正してまた撮り、という>>続きを読む
トリアーのせいで他の映画を見る時間がなかなか取れない中、なんとか工面しての鑑賞。2020年代に入ってハリーハウゼン映画を劇場で観れるという千載一遇。
なんかテイロス(タロス)のサイズがシーン毎に結構>>続きを読む
お前!ずっとカーテンの後ろに隠れてたんはそういう事やったんかーい‼︎つくづく性根が曲がっとるな‥
まあ当初の構想からは大分離れた事になったかもしれんが、どうにか終わりまで持って行ったのは大したものよ>>続きを読む
え?普通におもろいやん、これ。奇人変人揃いで悪人のヘルマーがまともに見えてくる病院職人たちのドラマとドルッセ夫人が少女の霊の過去を明らかにしていく霊的探偵パートがいい塩梅に交錯していって長尺でもそれほ>>続きを読む
ヤラセ上等のドキュメンタリー監督が刺激的な映像を撮るために常軌を逸していく様を描くドラマ。本作を撮ったパオロ・カヴァラはかつてグアルティエロ・ヤコペッティと仕事をしており、主人公パオロは彼をモデルにし>>続きを読む
「田代‥撮れたか?」
地獄のシスターフッド
側から見れば「それ、イジメやん」と思う様な関係性でも時と場合によっては無視されるより良いのかもしれん(若しくはDV被害に遭っても相手を慕い続けるのにも>>続きを読む
R・Wファスビンダーがフランスの雑誌インタビューで、友人のダニエル・シュミットの作風について訊かれた際に「シュミットの考えてることなんか、ぼくには教皇様がどんなパンツを履いてるかって程度の興味しかあり>>続きを読む
皆さま方中華統一のキングダムをレビューされている中、デンマークが産んだ屑、じゃなくて鬼才によるキングダムの方を選択しております。
当初円盤で視聴するつもりでいたけど、Amazonの価格が4万¥から、>>続きを読む
R・W・ファスビンダ ーが19歳の時に書いた未発表の戯曲をベースに、フランソワ・オゾンが脚本、監督した作品。
1970年代、ドイツ。 青年フランツは街中で声をかけてきた中年男レオポルドにフラフラ着い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2バージョンある「エクソシスト」前日譚のうち、ポール・シュレイダーが監督して一旦お蔵入りになったやつ。
「ヴァチクソ」との共通点を指摘する方がいたので気になって視聴。なるほど主人公の神父が戦時中にト>>続きを読む