じろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

じろ

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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.2

実際の銃乱射事件を描いた作品なのに映像が美しくすぎて仮構だとしても違和感。母親、出産とかのテーマが他の映画と同じく描かれてて、やっぱりヴィルヌーブは変態だったなと思い出した。映像のクオリティの高さは流>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.9

遺伝子解析技術の進化によって自分の子供を"最良"の状態で産むことができるようになった近未来。人間は遺伝子選別されて生まれてきた「適正者」と、手を加えずに生まれてきた「不適正者」に分けられている。一見優>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.9

ナッシュよりも奥さんが主役でいいんじゃないと思ったぐらい感情移入してしまった。誰かを助けようとするのは本当に辛いけどそれを成し遂げることの素晴らしさ。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

同性愛の映画はシーンによっては苦手なので目を背けてしまう。でもこの映画は異性愛に劣らないなにか美しいものを描いているように感じた。

RRR(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃおもろかったけど、個人的には途中でビームがラーマに木刺して終わる方がセブンみたいな感じで好みだったかもしれない。インド映画でハッピーエンドで終わって救われた。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

お互い少しすれ違いぎくしゃくする家族、夢と自分を大切にしてくれる人との間で揺れる心、2つの言葉の間に立つことの難しさ等々、ぐっとくるものがあった。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.9

サイコパス演じさせたら最高のポール・ダノがダニエル・ラドクリフ演じる便利な死体をスイスアーミーナイフのように使いこなす終始くだらない話なのに、人生とか恋愛とか語られてるのがめちゃおもろかった。

オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

4.0

オーソン・ウェルズのエッセイ的映画。

オーソン・ウェルズの語りと共に、ピカソの絵を描く贋作画家エルミア、その伝記を書いた贋作作家アーヴィング、大富豪ハワードヒューズ、謎の女オヤの物語がパラレルに、か
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「もしあの時に違う決断をしていたら」人生において誰しもが思ったであろう問いがマルチバースによって実現される。マルチバースとは量子力学の概念で、もし二つの異なる決断、単純な例で言えば今私が左に進むか右に>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

日本の描き方がツッコミどころ満載でおもろかった。娯楽映画として楽しめる上に原作伊坂幸太郎でストーリーもおもろい。

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.8

"薔薇の蕾"という言葉を元に大富豪ケーンの生前を追っていくと様々な事実が明らかになっていく。
パズルは欠損しているからみんなの興味を惹くのであって、完成してしまえば誰も血眼になって見ようとしないんだな
>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.7

全くありえないディストピアンな世界観を描いてるように見えて、書類や写真といった情報が現実よりも価値を持つ社会、他人への無関心という形での個人主義と全体主義が同時に進行していく様子、壁とスラブを埋め尽く>>続きを読む