みーちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.5

娘チョイス。サクッと面白い。私の中で映画的リーダー像の概念がUpdateされた。昔なら誰か強いヒーローがいて、後をついて行ったけど、現実にはそんなカリスマは滅多にいない。全員が主体性を持ち、話し合い、>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

旅の途中の森の中で、人けのない早朝に、一頭の鹿と目が合うシーンが好き。誰も知らない自分だけの宝物。そんな一瞬の心震える感動を表現できるのが映画の魅力だと思う。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

何回目かの鑑賞。一つの事件を軸に、複数のドラマが交錯しているのが見どころ。それにしても、バド役はラッセル・クロウがピッタリ。無骨なのに繊細、乱暴なのに優しい、強がりなのに脆い…。リン役のキム・ベイシン>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

NYの街並み、色合い、衣装、音楽、全てが優雅で美しく、冒頭から映画の世界に引き込まれた。

表現するのが難しい大人の物語だけど、二人の出会いから、自分らしく生きると決意するまでの、心の機微や行動が丁寧
>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.5

今回も要となる女子の隣にはベニチオ・デル・トロがいてくれた! カルテルだけじゃなく、政府やCIAも含め、大人の世界と若者達の対比を鮮明に感じた。同時に、彼らの行く末を考えずにはいられない…。

そして
>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

同じ過去を二度と繰り返してはならない。というのが私達の共通認識なら、もし彼が現代に現れても、おのずと「お呼びでない?😅」となるはず。

ところが、自分の利益しか考えない人、無責任に面白がる人、追従する
>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

怖い映画が観たいと娘がチョイス。結果、何の前情報もなく観たのが良かった!一体何が起きるのか、予想できない展開が面白かった。怖いというより不思議なお話。深く考えずに楽しもう。
スコット・イーストウッドが
>>続きを読む

ドリームハウス(2011年製作の映画)

4.0

怖い映画が観たいと娘がチョイス。メインビジュアルやあらすじから、あまり期待せずに観たら、良い意味で裏切られた。怖い話ではなく、ちゃんと見応えのあるドラマだった。はじめテキトーに観てたら途中で「なんです>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.4

久々に娘と鑑賞。実話と違うと指摘されてるけど、それはさておき。

アリシアが自宅でナッシュを支える決断をした愛と勇気には敬意。あそこで入院や強制収容してたら、カッコーの巣の上になってた。

そして、家
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.5

メキシコの事情や、麻薬戦争、アメリカとの関係について、いくらネットで調べたってリアルに理解できるわけない。あの現場で今日も生きてる人達がいるなんて、リアルに想像できるわけない…。で、とても良かった&好>>続きを読む

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.0

やはりペドロ・アルモドバル監督の作品は好き。スペインの風景、色彩、そして女性達の姿…一瞬で映画の世界に引き込まれる。人生には、どうにも出来ないことや、割り切れないことが起こる。それでも今日も生きてる。>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

とても見応えがあった。2003年にボストン・グローブ紙がピューリッツァー賞を受賞した事実を描いた硬派な作品。リアリティとドラマのバランスが素晴らしい。キャスティングも良い。

改めて今回の事件の深刻さ
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

とても惹きつけられた。展開が早すぎて、置いていかれそうになったけど、「リズの頭と身体は、これ以上のスピードで回転してるんだぞ!しかも、寝ずに働いてるんだぞ‼︎」と自分で自分を叱咤激励して必死でついて行>>続きを読む

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの共演。超能力者という設定だけど、そこはさすが安定のアンソニー・ホプキンス。ちょっとした表情や佇まいにも深みがあり、作品を確実に上質なものにしてる。捜査官との友>>続きを読む

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.0

娘が小さい頃に、パンダの絵に惹かれ、昔の可愛い漫画?と思って一緒に観たら、とんでもなかった。

可愛いのに、涙が出るほど悲しい。
笑えるのに、涙が出るほど切ない。
身近なお話なのに、涙が出るほどシュー
>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

久々の鑑賞。やはり後味をひく独特の面白さがある。改めてその理由を考えると、どんでん返しと見せかけて、実は常套手段だからだと思う。このセオリーはクイヤン捜査官が自ら自信たっぷりに語っていたのに見抜けなか>>続きを読む

マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.0

引越し翌日のエピソードで、美しい妻も、可愛い姉も、おとなしそうな弟も、実は全員がぶっ飛んだキャラだったのは笑った。あれ?もしかして、家族の中では父親が一番まとも?かと思いきや、デ・ニーロが超えてきた。>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

いつか観なければと思いながら、メインビジュアルが怖くて長年手が伸びなかった。娘が観たいと言うので初鑑賞。

結果、予想以上に面白かった。流血シーンも死体もないけど怖かった。あの部屋でいつから妄想しなが
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

1.0

単純に笑える場面はあったしロックも大好き。出演者も悪くない。でもデューイが子供達との関わりを通して何かしら成長するならまだしも、始終自分が中心、バンドは自分の所有物、というストーリーに辟易。良いお話風>>続きを読む

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

4.0

娘と鑑賞。とても良かった!重いテーマだけど、コメディタッチなのも良い。どの登場人物も魅力的かつ等身大に描かれていて共感できた。物語の過程で、里親ミーティングの存在がとても大事だと思った。そして、自分の>>続きを読む

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.8

とても見応えのある家族の物語。それはそれとして、私が毎回笑ってしまうのは、ジャックニコルソンとシャーリーマクレーンが結ばれた翌朝の、ジャックニコルソンの何とも居心地の悪そうな複雑な表情❣️元宇宙飛行士>>続きを読む

グリフターズ/詐欺師たち(1990年製作の映画)

4.0

一言では何とも言い難い、複雑な大人の作品。ストーリーと相まって、主役3人の顔立ちが際立っている。アンジェリカ・ヒューストンとジョン・キューザックの、言わずもがなの個性的な顔立ち。アネット・ベニングのキ>>続きを読む

月の輝く夜に(1987年製作の映画)

4.5

いつも心がときめく素敵な作品。
若かりし頃のシェールとニコラスケイジが出会って恋に落ちるのだから面白くないわけがない‼︎ 勿論ただの恋話ではなく、2人の設定がちょっと普通じゃなくて、凄く良い。
舞台と
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

公開当時と今では、メンタルヘルスの研究や認知も違うと思うけど、ストーリー的には、どんでん返しもあり、なかなか面白い。

特にエドワード・ノートンの演技が讃えられていて、公開当時は主役を食ったと言われて
>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.2

公開当時に劇場で。初見はある意味、予想と真逆の決着だったから、未熟な私は、そうきたか!衝撃的!と思ってた。でも何回か観ているうちに、全然そうじゃない。ウォルト・コワルスキー ならこうするに決まってるじ>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.0

公開当時に劇場で、何の前情報も無く、期待もせずに観た時は、その面白さにびっくり!痛いことばかり起きるけど、頭を空っぽにして楽しめた。とにかく可愛いヒットガールが、大の男達を、斬って斬って斬りまくるのが>>続きを読む

コインロッカーの女(2015年製作の映画)

3.0

キム・ゴウンちゃんも、キム・ヘスさんも好き。
韓国の裏社会が洒落にならないほど残酷😱救いがないのが痛々しい😱主人公のイリョン(数字の10😭)が体験した、普通のメンタルでは、とうてい消化できないであろう
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

FBIとマスコミ、それぞれの分野で圧倒的な権力を持つ存在による暴力。とても個人、一般人では抗えない。誰にでも起き得る怖さ。それでも、身近に自分を信じてくれる人がいてくれたから救われた。独りだったら生還>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

2.0

悲劇の姉妹を最後まで守ろうとするアナベル役のジェシカ・チャステインが強くて、愛に溢れていて、綺麗だった。恋人のルーカスは優しい人。でも大事な時はいつも不在か気絶してた。
意外なラストで、これで良かった
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

久々のインド映画。面白かった!タイトルから、ふんわりした作品をイメージしてたら良い意味で違ってた。全編に喜怒哀楽がギッシリ詰め込まれていて、色んな感情が味わえた。コメディということになってるけど、とて>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

公開当時に劇場で。MLBの偉人ジャッキー・ロビンソンの物語。どの分野でも一番最初に道を切り開いた人を尊敬✨それがあの時代のメジャーリーガーなら、どれだけ大変な事だったろう。映画以上に困難な毎日だったに>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

若い頃から何回も観てる。よく言われるのが、この作品は年齢を重ねると、登場人物に対する思い入れが変化するという説。

でも、私の推しは、ずっと一匹狼でクールな宮口精二だったから、その説は嘘だと思ってた。
>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.0

姉妹の確執や嫉妬から起きた悲劇を、この設定で、ここまで昇華すれば映画にする価値があるよね。人は見かけで判断してはいけない!からの、やっぱり見かけ通りなんかーい!!からの…。

二人とも幸せになるために
>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.0

映像や色使いがとても美しい。人生は色々あるけれど、自分らしく生きたいと思う全ての人に向けて、ペドロ・アルモドバル監督の深い愛と励ましを感じる、大人の作品。

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.0

公開当時に映画館で観て、久々に再鑑賞。とにかくビヨンセの美しさが神々しい。
今回改めて、歌の場面は圧倒的にジェニファー・ケイト・ハドソンに重きが置かれていたんだな。もちろん圧巻なんだけど、ビヨンセの歌
>>続きを読む