いま観たら、どんな風に感じるかと思ったら、全く色褪せていなかった。やはり一つの完成形だと実感した。
改めてジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの初登場シーンで「これは間違いない!」と期待でき>>続きを読む
発想はおもしろいと思う。もし続編があるなら、これは一作目として楽しめるかもしれない。で、お母さんの妊娠、出産が序章か。そういう構想があるのかどうかは知らないけれど、物足りなかった。
◇ここから本編に>>続きを読む
ずっと観たいと思っていたら、Netflixで視聴できるようになったと知り早速。二回観てしまった。
"スパイ映画"で想像するような、アクションなどの派手なシーンが無いことに驚きつつ納得し、全編を貫く重>>続きを読む
最初から最後まで緩急のつけ方が見事でおもしろかった。冒頭10分の展開の早さで、あっという間に違う場所(世界)へ飛躍するのが気持ち良い。
複雑なストーリーではないし、脚本も特別緻密というわけではないけ>>続きを読む
パラサイトより、殺人の追憶より、良いと思う。
私は本作の"母"には狂気を感じなかったので、一般的なレビューに逆に困惑した。これ、全部普通に正気だと思う。
息子のウォンビンは、すべて理解しているかもし>>続きを読む
Filmarksのジャンルはホラーになってるけど、ホラーではない。ミステリーか。
そして一般的な評価が低いのも分かる。最後の10分間にがっかりしたという声もあるけれど、私はそうも思わない。大好きって>>続きを読む
私は"アイ・ラブ・ルーシー"のことはよく知らないから、マニアックな見方や再現性などについては言及できないけど、同じ業界に身を置く一組の夫婦の物語として、ドラマ制作の舞台裏として(毎週放映のシットコムな>>続きを読む
なんだか久々に(?)、素直な気持ちで映画を観ることができた。
迸るほど熱くて、信じられないほど緻密な構成なのに、変な感情の高ぶりも、計算高さも抱かせない自然な流れ。その中で、とてつもない量の、深いド>>続きを読む
二回続けて観た。現在と過去が交錯するから映像は複雑で凝った作りになっているものの、描かれている事実はシンプルで、一回目で何が起きたかは分かったけれど、なぜ起きたのかを確かめたかったのと、まだ自分の気持>>続きを読む
私は良いと思う。ホラーが苦手な人も、良質なヒューマンドラマとして楽しめるはず。
公開順も時系列も滅茶苦茶だけど、はじめに"最後の鍵"を観て、エリーズとスペックス&タッカーの関係が気になっていたので、>>続きを読む
娘のリクエストで観た(最近は、私が一緒に観たい映画を押し付けても上手くいかないので、娘から誘われた時には喜んで受け入れることにしてる)。
予想より良かった。VFXは「インセプション」「インターステラ>>続きを読む
邦題とジャケットには、全くそそられないけれど"悪なき殺人"で、吹雪の夜に失踪するエヴリーヌを演じたヴァレリア・ブルーニ・テデスキに惹かれ、主演の一人なので観た。本作でも彼女はとても良かった。
タイト>>続きを読む
ユージン・スミスのことは、過去にいくつかドキュメンタリーを見て、戦争写真家時代に沖縄戦で大負傷してニューヨークに戻り、そこで"楽園への歩み"を撮るに至った経緯に感動した。そして、晩年の(59歳没)水俣>>続きを読む
全編通して観るのに最も日数を要した作品かもしれない。何度トライしても、冒頭の15分から先に進めないのだ。
今日こそ最後まで行くぞと意気込んでも、前回の続きからではなく、また最初から見たくなり、同じこ>>続きを読む
おもしろかった。
"同じ出来事を複数の登場人物の視点から描く手法"の作品は、これまでも観たことがあるけど、その手法がもたらす効果が(私がこれまで観た作品とは)少し違っていて、新しさを感じた。犯人は誰?>>続きを読む
今日は、とにかく時間が合う映画を一本観ようと思ったら、この作品だった。たまたま"公開一周年特別上映"とのことで盛況。私は普段あまり日本映画を観に行かないし、三浦春馬を劇場でみるのは初めて。
忖度なし>>続きを読む
Monsieur Yves Saint Laurent を描いた映画は他にもあるけど、本作が一線を画しているのは、公私共に彼のパートナーだったピエール・ベルジェが全面協力しており、ブランドが公認してい>>続きを読む
原作(1967年)ではこのドラマの顛末や精神世界をどのように表現しているのか、読んでみたくなる作品だった。
大自然のロケーションの迫力と、ジョニー・グリーンウッドのギターの音色が相まって、次の瞬間に>>続きを読む
私は好き。これからも、また観ると思う。
聖書や宗教観のメタファー、環境問題の提起などについては、色々考察されているし、勿論興味深いけれど、シンプルに、ある夫婦のドラマとしても引き込まれた。あの家で起>>続きを読む
ドラマ放映時に一緒に盛り上がっていた友人に誘われて。
好きなことは大前提での正直な感想。ケンジと、小日向さん&航くんは、想定内過ぎて、物足りなかった(言い換えると、もっと欲しい!)。それは内野聖陽、>>続きを読む
久々に観たら元気が出た!!初めてレンタルDVDで観たのは、かなり昔のはずだけど、全然古くない。逆に、もっと面白くなってた。しかも自分の中で面白さに変化があり、なんだか感慨深かった。
当時ショーン達は>>続きを読む
私は毒親を映画で描くには、今のところ、ホラーが合っているような気がする(SFやコメディーでも浄化できそうだけど)。本作はそれをスリラーとして直喩的に描いているとのことで、期待と不安、半々な気持ちで観た>>続きを読む
突っ込みどころは満載だけど、この短い尺で、この有りがちな脚本で、ここまでちゃんと魅せるのは、間違いなくイ・ビョンホンだから。シリアスなのかと思いきや、コミカルなのも、意外で楽しかった。
韓国時代劇の>>続きを読む
邦題で、ずっとオカルトだと思ってた。全く違っていて(間接的には、そうかもだけど)めっちゃ、おもしろい。始終、何も説明が無いのも好き。
大人になった今、自主的に観たいと思って観たからよかった。若い頃に>>続きを読む
座頭市は、どの作品からでも楽しめるし、前後の繋がりを知らずに単体でも面白いから、私はこれまで四作目以降しか観ていなかった(と分かった)。
でも午前十時の映画祭をきっかけに、初期三作を観て本当に良かっ>>続きを読む
公開当時に観るのが叶わなかった本作。やはり良かった。映画として素晴らしかった(本当はスクリーンで完全版を観たかった!)。
あらすじを読んだだけで、こんなに興味をそそられるのってあまり無い。普通に考え>>続きを読む
全体的におもしろくなかった。部分的にもこのシーンが良かった、ここが印象的だったと挙げられるものが、私は無い。
所々なるほどな場面はあったものの、それは大掛かりで壮大な世界観でないと味わえない類のおも>>続きを読む
改めて観たら、ディテールは全く憶えていなかった。だから、この作品の良さを分かっていなかったのだという事が分かった。
序盤、漁船の中で、応急手術で助けられたのに、訳が分からず逆ギレしたところでジャンプ>>続きを読む
おおらかで緻密、悠久で刹那、大胆で繊細な映像世界だった。難しいことは考えず、全てを受け入れて、身を任せることができた。そして、視覚的にも、内省的にも、時空的にも、一緒に漂うような感覚を味わった。
で>>続きを読む
私が意外に感じたのは、二作目で早くも予想以上にエンタメ要素が満載なこと。午前十時で初めて一作目を観て感激し、初期三部作を見直した。引き続き、あの路線かと思ったら少し違った(いずれにしても大好きだけど)>>続きを読む
主役のジェームズ・コールが、社会的には決して特別な存在ではなく、ごく普通の感覚を持つ人間であるところが良かった。
舞台が1990年だとしても1996年だとしても、彼が直接的に関わったのは、ほぼキャサ>>続きを読む
この感じ、私は好きだなー。とてもしっくりくる大人の物語だった(そして、もっと歳を重ねたら、まだまだ若いな、と言える時が来ると信じてる)。
本作のことを奇想天外、お伽噺、などと評するコメントをよく見る>>続きを読む
序盤の開城での式典のシーンが本当に怖かった。少女達のお揃いのピンクのアウターから、より一層凄惨さが伝わり、フィクションだと分かっていてもショックだった。MLRSという言葉ではピンとこないし、多連装ロケ>>続きを読む
午前10時の映画祭。久々に観て良かったー。観る前は、昔よりスコアが下がるかも、なんて思ってた(昔は難しく考えたり、斜に構えて見てたのかもしれない)。今回は、初めてのスクリーン鑑賞ということもあり、頭を>>続きを読む
あらすじに書いてあることが、ほぼ全てだけど、私が予想したのとは、力点の置き方が違っていて、なるほど、と思った。
※本編に触れます。(鑑賞済みのかた向けです)
主要人物それぞれの視点で描くシンプル>>続きを読む
工藤栄一監督。集団抗争時代劇ということで、よくあるテレビ映画の忠臣蔵的なものをイメージしてたら全く違った。本当にその時代に撮ったのかと錯覚しそうになるリアリティとドラマだった。
見事な起承転結の構成>>続きを読む