Okabeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

晩春(1949年製作の映画)

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終盤宿屋で床につく際、笠智衆と対面しにんまりと表情を引きつらせた原節子に、怪人ノスフェラトゥや『海の沈黙』のナチス将校の登場シーン味があって怖かった

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

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真正面や真横できっちり撮るので、枠内の反復と余韻の効果が増すことを実感。真面目な画面と抜け感の共存には、主要人物におけるニヒルとチャーミングの同居と似たセンスを覚える。松ケンが籠城する日本家屋と蒼井優>>続きを読む

ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

4.2

いかがわしい、偽物の(故に真実の)ラスベガスが、これを破壊してゆく粗暴な主人公の、頼りないワン・フロム・ザ・ハートを、最後に優しく包みこむ、という映画でした。