初めと終わりの2つの静止画に挟まれた運動。
性的衝動を車(ラリー出場)に転嫁し、スラップスティックコメディよろしく動き回り、最後には隣りに座っていた性的対象を直視することで、フィルムは焼失し「戻れない>>続きを読む
ベルモンド3部作の最後。メルヴィルは59年に『勝手にしやがれ』制作時にベルモンドと知り合い、61年1月から62年11月にかけて2年間で彼と仕事をしたことになる。唯一シネスコ(フランスコープ)で撮られ、>>続きを読む
ポップで過剰でメタ化(「マーゴット・ロビーだから説得力ない」とか)されてて、あくまで箱庭の革命で、これで完結じゃない(「結末はない」)ってことにはある程度自覚的なんだろうな。
でもオッペンハイマーとの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ミニチュアっぽい冒頭や汽車
鳩時計が鳴り、オンの音スタート、忙しなく
ギャグ多し イーティング/ヒーティング、メイド部屋、ロンドンからの電話、像の椅子取りゲームなど
殺人、陰の手、ゆっくり、音無く
ぼ>>続きを読む
自転車に乗った労働者の群れ◎
ビート音楽に憧れるんだけど色んな意味でいなたさの抜けきらない感じがリアルで、メインの男女の表情も良い。エンディング曲もブルーハーツみたいで良かった。
序盤のギャグセンや音はジャック・タチを匂わせたが、どんどんカオスに…。
座ったり綱渡りしてる昼間の場面はわけわからなかったが何か助かった気もする。
冒頭のCGで映像メディアによる時間の可逆性を見せつけられていたのでクライマックスのタイムトラベルにはさほど感動しない。それでいてナチを勝手に蘇らせボコっても…
ハリソン・フォードの老いた身体が既視感あ>>続きを読む
具体化された抽象性、社会問題の伴奏でメロドラマをやってのける画期的な作品とするだけでは魅力をちっとも言い表わせないくらいに面白かった。というか金持ちになっていくマリアの恋愛悲喜劇がちゃんと面白くてシン>>続きを読む
感情のクライマックスで寧ろ音が消えるなどし、型は全て揃っているのにメロディとドラマが上手く噛み合わず、ギクシャクする。最後の最後でぴったり重なってメロドラマ的に成就しカタルシスを迎える。最高に面白かっ>>続きを読む