Taikiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Taiki

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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

2.7

さすがに漫画アニメは超えてこなかったな。ただ無駄なくいい感じに原作を縮めてた。一番気になったのはどのキャラクターも寄せようと無理してる感があってもっと自然な空気感が欲しかった。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.2

この世界から消えていいものはない。存在することに必ず意味はあってその一つ一つが繋がってこの世は出来ている。新しく生まれ続ける限り継承され、消えることはない。
回想がメインの展開だが、説明臭すぎるニュア
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俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

2.8

飾らないというか無頓着というか、指で押したら倒れるんじゃないかってくらい脱力してて見てるこっちも力が抜ける。でもなぜか少し魅力を感じる。
内容的にはダラダラと謎多き場面が多々あったが、『亀岡』の空気感
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

世界は広い。まだ見たことないもの知らないもので溢れている。ただ知らなすぎるというのはあまりに残酷で恐怖が伝わってきた。いつも当たり前のものでなくなる感覚。
あの狭い空間なのに全く飽きない演出がすごい。
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闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

2.9

ちょいちょい出てくる脇のキャラクターが面白い。
今回はバッドエンドが少なかった。痛い目を見てちょっぴり成長する人たち。お金は大切。

新宿スワンII(2016年製作の映画)

2.8

ん〜1作目と対して印象は変わらず。。どうせならもっと悪ふざけして欲しかったかな。

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.8

ただ普通に生活しているはずなのに狭くて暗い空気感が漂っている。自分の意思ではなくただ動かされているような。気づかないうちに檻に囲まれ、気づかないうちに壊したり壊れてしまったり。
それに気づいた時、それ
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

何とも生々しく心を締め付けられる群像劇。

素性のわからない3人。
でも人間は皆そんなもん。
もともと他人だし、共に過ごした時間だけ人柄が見えたり信じたり。でも本当の心の内はなかなか掴めなかったりする
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.4

ポップなつくりに脳内セリフで展開するスピード感は大根ワールド。異常なほどのキスシーンの多さ(笑)
勢いが止まることはなかったけど、思ってたより破壊力がなかったかも。キャラクターの力は強かった。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

このストーリーにはそもそも真実というものは無くて、、真実とは何かと問いかけてくる作品。
いったい誰が人間を裁き、真実を決定しているのか。全てが不確定で溢れ、登場人物の皆が罪人同様に感じるような重たい雰
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

2.9

トリックシリーズ。
いつものように悪ふざけ満載。
あんまりラストって感じられなかったけど、、

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.4

そりゃ愛着が湧いてしまえば心苦しくなるけど、、決して変わることはないところ。生き物が生き物を食べるという行為は生きるために絶対必要だとは思わないけど、どうしようもなく必要なこと。『いただきます。』とい>>続きを読む

お盆の弟(2015年製作の映画)

3.4

全編モノクロ作品。
とにかく安定感のある二人。物語は不安定な二人が坦々と日常を過ごしている。これといって山場はないが、コミカルに痛いところをついていたり、つまらん男の普遍性がわかりやすく出てる辺りがよ
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内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル(2015年製作の映画)

3.1

思ったより内容や構成がしっかりあってすんなり観れた。
小ネタ満載で笑えるけど、、スタッフの笑い声はいらない。。
映画としては観づらい要素が大きいけど、普通に面白い。

I am ICHIHASHI 逮捕されるまで(2013年製作の映画)

2.4

なんか勿体無い。
脚色をもっと加えて、ストーリーラインがあるとよかった。
そして、ディーンが終始かっこいいのも謎。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.5

みな、怖くて一歩下がる。そして気持ちは素直に伝わらないまま、時だけが残酷に過ぎて行く。心だけが止まったまま。
取り戻そうとするが、都合のいい偽善だけが働き、より状況を乱してしまう。簡単そうでもなかなか
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松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

3.3

時折見える変態性に思わず笑ってしまう。真面目のように見える主人公も様々な周りでおこる出来事に少しずつ不満が溜まっていき、ラストには確かに乱射したくなるような反発心が生まれていた。
なるほどとは思ったけ
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ゲロッパ!(2003年製作の映画)

3.0

なんやかんやのコメディ。
西田さんのテンションについていけるかいけないか!ってところ。
ザ・ドタバタ喜劇って感じだったけど、案外内容は収まり過ぎてた気もした。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.5

アメリカの実話もの。
英雄と呼ばれる人に対して何かと揚げ足を取りたがる。全員救助したという結果論でおさまってくれないか。誰もが主人公を味方し、スカッとする作品。内容が複雑ではなかった点、意外とシンプル
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さまよう刃(2014年製作の映画)

3.2

日本の『さまよう刃』のリメイク版。韓国映画特有の規制のかからない残酷さを期待したものの、印象的なものが少なかった。ただ動きは多く静寂の中で沸々とくるような日本版に比べて臨場感は大きかった。どちらも空気>>続きを読む

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(2012年製作の映画)

3.1

ある女性を取り巻く人々の群像劇。その女性の顔や声は映さない不在方式。男と関係が多かったことからその男たちと接点を持つ女性たち。それぞれの愛の形があって、何となく影響されていく。
じわーっとくる感じがあ
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合葬(2015年製作の映画)

2.8

なかなかに謎な時代劇。
『彰義隊』というあまり聞き慣れないところを題材にしてるが、結局何に向かって何を成そうとしてるかがわからず、つかめなかった。ミスマッチな音楽など、変に現代っぽいところも冷める要因
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.4

プチドタバタコメディ。
キャラクターやシチュエーションなど特殊なものはなに一つなくて、いたって普通だというところが良い。ずっと覗き見していたくなるような愉快な家族だった。
絵に描いたような面倒臭い父親
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イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

3.1

ベタなスポ根系と言えばそんな感じ。時折、雑なところもあってリアリティに欠けてる部分がある。ネタっぽいと言えば面白くも見えるけど。
裏方業が最後にスポットを浴びるという作りの点では、『蒲田行進曲』のよう
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NINIFUNI(2011年製作の映画)

3.2

一貫してストーリー性はないものの、映像としてついつい観入るものがあった。セリフもなく坦々と進む中で絵で伝わる不気味さ、生と死の対象物、距離感、死んだような目、所々で何かゾッとする感覚があった。

陽はまた昇る(2002年製作の映画)

3.6

VHS開発にかける熱い話。人の凄さをしみじみと感じる。世の中がこうやって便利になっていくのも、誰かが汗をかいて知恵を絞って人と人が関わりあって少しずつ歩んでいってるんだなって感謝の気持ちが湧き上がった>>続きを読む

月の砂漠(2001年製作の映画)

3.2

月に憧れて、行ってはみたもののそこには何もなくまるで砂漠のようだった。欲しくてたまらないものは手に入れると消えてしまう。
そんな感覚の中で、家族を取り戻すことに困惑している。本当はそこに何が残るのか…
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チンピラ(1996年製作の映画)

3.4

音響効果や長回し、ところどころの演出がよかった。
どっちつかずの中途半端な人間がただぷらぷらとしているというのを描いている。なんだかちっぽけだなあって思う。やっぱ方言が染み出てるね。

抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.3

テンポも良く観やすかった。
日本に比べて、やはりセックスに対してはライト過ぎると感じるのはあるけど、、感情移入はしやすい障害のつくり。すれ違うもどかしさや守れもしないルール。
『これ以上近いたら、放さ
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

3.4

テレビアニメの続編。
ヒロインが主人公に代わる物語。劇場版のため、テレビアニメに比べてじっくりとはられた伏線を回収するものもなく坦々と終わった感じもしたけど。。今回は『デジャブ』に視点を置いたストーリ
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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年製作の映画)

3.4

テレビアニメの方から観て正解だった。もし観てなかったら少しわかりにくいかも、そして面白さ半減。
幼い時の記憶って忘れてるけど、意外と覚えてるんだよな、、鮮明に。
昔のままで全体的に幼稚だけど、その分純
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フィラメント(2001年製作の映画)

2.8

いろんな意味でダサくてイタい。
電球のようにキレやすい男、夢遊病の妹、女装癖の父。設定的に面白そうかと思って観たが、空ぶってる気がする。
でも不良の大沢さんに村上さん、ギラギラしてんなー。

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.2

独特すぎる世界観。
音楽や色使いがいいけど、時折ついていけない美学がある。
死を控えた小説家の頭の中と現実が合わさったような空間で、自ら描いた人物(金魚)に恋をしたり嫉妬されたり、想像を抱いたまま死ん
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EDEN(2012年製作の映画)

3.1

オカマ独特のハイテンポとカオス感。1日に起きる展開がつまりすぎて、コメディとして受け取っていいのかは微妙だけど、普通にさらっと見過ごした感じがあった。その点、構築が弱まったけどカウンターで母と電話する>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.3

祖母は偉大だな。
団地住まいや生活感からなにからとにかくリアル。きっと親父はこういう人だったんだなっていうのも見えるし、それを引き継いでいる息子を感じる。とくに母と息子の関係性はどこか共感できるものが
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

2.9

終始愉快な音楽が流れ、何の抵抗もなくライトに観れる陽気な作品。
ただ綺麗事を並べているだけだと思ってしまうけど、でもそれは間違いなく正論であって無くしてはいけない事だと思う。
コメディであれど、正直笑
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