熊倉じょういさんの映画レビュー・感想・評価

熊倉じょうい

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

ヤクザと合唱部中学生の出会いから始まる、笑えてほっこりする映画。
聡実くんの直球な物言いも、一方で複雑な表情や振る舞いもとても魅力的だった。
狂児もピュアに歌を学んでいく様子が愛らしい。。紅が良い歌だ
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パレード(2024年製作の映画)

4.0

死後の世界って本当にこんな風になっているのかもしれないと思ってしまった。
それだけ想像力が膨らむし、死んだ人は常に自分を見てくれている気がする。
キャストが最高。リリー・フランキー。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

社会復帰の厳しさ、その中でもブレない主人公の強さ、そして周りから愛情を受けてからの心境の変化、こうした要素をどのように自分の中で共存させていくかに、主人公は苦しんでるように見えた。また立ち返りたい映画>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.0

自分の中にある「普通」「常識」をちゃんと揺さぶってくるテーマとキャラクター。小説でも読んだが、ずしりとくる言葉ばかり。

明日を生きていたいと思ってる人のためのものが、この世には多すぎる。
明日生きて
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.5

頭脳もパワーも、完璧にバランスがとれた天才集団の一大ミッション。
この集団で居られたら、不思議と面白くてスリリングな窃盗生活が送れてしまうのではと思えてしまう。
ストーリーの奥深さを考えると物足りない
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

タイムリープを理解して、させて、それありきの状態で抜け出そうともがく、という構図が引き込まれた。想像以上に面白かった。社長と社員の皆のことが大好きになった。
1人だけでできることって、そんなに無いんじ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

たまたま映画館で鑑賞できたが、情熱的なテーマソングでまず完全に引き込まれた。
地上最高のショーがどのような道を辿った末の爆発/サーカスなのかがあらわになっていく過程は想像してたよりリアルで暗く辛かった
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

思いっきりジブリらしいファンタジー。複数の世界があってそこには全知全能、人間にはどうしようもない大きな存在があって、主人公の眞人がその中でどうもがくのかを描く。
眞人は感受性豊かすぎて(号泣シーン、過
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

両者の抱える孤独は想像を絶していて、それが学校や職場等様々な所でリアルすぎる描かれ方をしていた。互いの家族と対面するシーンや再会のシーンでは有り得ない絶望感が連続して襲ってくる。凄く胸が痛くなるし、押>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

5.0

情熱的で、体の内側からエネルギーが湧いてきた。友情と家族愛と郷土愛、それを勇気に変えて挑み続ける両者。とにかく熱い。目まぐるしい展開と繋がりまくる伏線もあり、有り得ない馬鹿力とかアクションとか豊富だけ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

気味悪さと恐ろしさとが入り組み続ける、ジェットコースターのような2時間。脳みそが困っているのが良くわかった。設定を掴むまで時間がかかりすぎて、若干不安を抱きながら観ていた。
映像やらアクションシーンは
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

オープニングが100点満点。息を呑んだし、ゾワッと鳥肌の立つ曲のイントロと洗練された映像で、一気に引き込まれた。
試合の映像が非常に緻密であり、本気度がビシバシ伝わってきた。「見ろ、何十年も構想した結
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

映画館で、IMAX3Dを介して観たことでとにかく際立ったのは映像美。何故こんなにも滑らかで、綺麗で、迫力ある映像グラフィックが実現できるのだろうとずーーっと考えてた3時間だった。
家族を守るのが父。逃
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

ルビーには自分にしかできない役割を求められているという使命感や責任感を感じたが、本当は自分たちの家族に生まれてきて欲しくなかった、という家族の複雑すぎる葛藤を知ると、全く新しい家族愛の形を見られた。差>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.0

とてつもない没入感。初めてIMAXの3Dで鑑賞した映画。音響、映像、CGのリアリティどれをとっても、自分が見てきたものの中でナンバーワンかもしれない。
舞台が異世界であり、違う星であるからこそ、あれだ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

よくわからない鳥肌が立つ。グロさ。
サントラもカメラワークも色彩も表情も何もかもが何だか不気味で、狂気があって、ゾッとするつくりになっている。
大勢でご飯を食べるとき等の「沈黙」「間」が特に。
だんだ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

掴みが100点。前作のときのあのワクワク感と、内側から滾ってくるエネルギーにやられた。鳥肌が自然と立つ。開始数分で見事に引き込まれた。
アイスマンと語り合う熱いシーン、チーム皆でアメフトするシーンと、
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.5

1作目とはまたテイストの違った任務。
最初のシーンでハントがピンチを切り抜けるのがとってもスマートで好き。それでいてバイク、車、銃撃、そして格闘。アクションの全てを凝縮した内容。
「行き先を伝えては、
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

人生において何故か飛ばしてきてしまった本シリーズをようやく本腰入れて見始めた。
アクションにハラハラし、圧倒され、常に緊張感がある。見ているこちらが不安になる。特にワイヤーとラストシーン。人間離れして
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

本人の見えてる世界で全て描かれてる。幻やら、空想やら。とても恐怖感と虚しさに見舞われる映画。
「いつまで我々をいらつかせるつもりなのか」親族のリアルすぎるストレス、苦悩も全て、胸が痛い。
自分や自分の
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トップガン(1986年製作の映画)

4.0

オープニングが120点!Danger Zoneを聴くとゾクゾクしてくる。
マーヴェリックがとにかく圧巻の格好良さ。
グース、そしてグースの家族との絆を言葉以上に重んじる熱い男。型破りで恐れ知らずなマー
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

5.0

最愛の家族と25年間も生き別れ、互いに想像を絶するほど怖くて、寂しくて、どうしようもない状況でも、会えてない家族への想いの強さが勝って忍耐し続けるなんて、とてもじゃないけど無理だろう。誰もが諦めるはず>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

「本来買うべきは選手ではなく、勝利。」一見異端に見られてしまうデータ戦略を貫いた信念の強さと勝ちへのこだわりが見て取れた。選手を解雇したり移籍させたりする瞬間は切なくて、シビアに描かれていた。
他球団
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

移民差別が生活を苦しめる中、当人たちは故郷を想い、情熱を絶やさずに逞しく生きている。見てるとエネルギーが込み上がってくる。
撮影方法は見たことがないものばかり。ダンスシーンは圧巻。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

5.0

彗星を巡る展開が展開していく様がリズミカルで全く読めなかった。窮地に立ったり、もてはやされたり。人間は影響されやすい生き物だと何度も感じる。「国家権力VS民衆」「世界的企業の政治介入」といった社会派映>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

それぞれの心情の変化を緩やかに丁寧に映し出す、厚みのある映画だった。
終始、良い意味で「多くを語らず」進んでいき、終盤にどんどん紡がれていった。
効果的に使われてたのが「鏡」だった。車のミラー、部屋の
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

さすがルパン。道を外しちゃいけないと諭し、自分の気持ちに蓋をして振る舞うのがかっこよすぎる。これが何十年も前に作られたとは思えない。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

「1度綱を渡り始めたら、進むしかない」
極道と関わりを持ち続けるガミさんにしか備わっていない特別な覚悟と勇気が、最後にあらわになっていく様子に心打たれる。仕打ちはエゲツないが、それを描くところに徹底っ
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.0

ゼロ4やってる間、ほんの10秒足らずだけでも、俺は自由になれる。真っ直ぐで義理に熱いドレイクがめちゃくちゃカッコいい。それに対してブライアンはカーレースへの愛だけじゃなくて賢さが際立つ。刑事だとカミン>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

戦争映画の金字塔。賢さと大胆さを生かして、格式高い愛する人を射止めたり、仕事で人間関係を築いたり、息子と監獄生活を共にしたりする主人公は、愛情とユーモアに溢れた凄く素敵な人物だった。残酷な仕打ち、迫害>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

ハリウッドの華やかさと、イラン大使館付近の緊迫感や危機感の対比をくっきり描いてるシーンもある。決行シーンはとにかくずっとハラハラする。こんなことが実際の歴史であったなんて信じられない。「アルゴ、クソく>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

誰しもに背負っている立場が、権威が、家族や大切な人が、プライドがあって、自分は何を選ぶのかを一人ひとりが問われていき、彼らは緊迫の中で選択を繰り返す。「これでよかったのか」がグルグルしながらも突き進ま>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

真犯人とトリックを明らかにしていく順序をあえてズラし、「真犯人はわかってるけどどうやったのか」にスポットを当てているのが何だか新鮮だったし、だからこそ楽しめた。その順序で来てたからこそ、クライマックス>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

「人生は映画のようにはいかない」
サルバトーレを街へ送り出したアルフレードには、「1人前の大人として自立させなければ」という父親心があったのだろう。幼少期からまるで父親のように日夜を共にし、その絆は視
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

違う自分でいられるという仮想空間の演出が、桁違いに壮大でワクワクする。どこか華やかで、どこか攻撃的で鋭さのある空間で織りなされる展開に目が離せないから、さすが細田。そこに青春映画、恋愛映画、ミュージカ>>続きを読む

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.5

何だかんだ皆がまた集まり、一旦完全にミスしたと思われるが、ただでは終わらないのがさすが。ブラピが電話を取られちゃうシーンが好き。ロバーツの嘘を見破られる所も。ハリウッド俳優までを騙そうとするという無茶>>続きを読む

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