熊倉じょういさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

熊倉じょうい

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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

頭脳明晰で、チームワーク抜群の仲間たちが織りなす完全犯罪がとっても気持ちいい。それぞれ役割をドジりながらも遂行していくのがリズミカル。最後に一人ずつ散っていく様子は、また必ず、という無言のメッセージを>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

皆それぞれのグリーン・マイルを歩いてる。誰しも必ず訪れる「死」の尊さを感じた。生まれてきたことを謝りたい、というジョンの悲哀に満ちたセリフの残酷さ、彼の特別な力に触れた4人の刑務官の複雑な心持ちが描か>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.5

キャラがハマりすぎている。日本のヤクザやら裏社会らを描くものは基本好き。アクションシーンはやっぱりカッコいい。岡田もいいけど、個人的には柳楽優弥がたまらない。緊迫してるところを、なんで俺もやねーん、と>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.0

一流になるには「血の滲む努力」が必要と言葉ではよく言われるが、この映画で描かれているのが実態なのかもしれない。ラストの演奏では、散々な扱いを受けてきた師に対する最大の報復と同時に、恩返しをしているよう>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

4.5

タイムリープ能力を使うことで、本来苦しむはずのなかった人を、自分勝手な行動によってただ苦しめてしまうことになる、と諭されるシーンに、この物語の複雑さや奥深さが感じられる。

グーニーズ(1985年製作の映画)

5.0

全人類がワクワクする、笑える、元気が出る、勇気がもらえる貴重な名作。仕掛けを残した先人にちゃんと敬意を表するところにマイキーの成長っぷりも伺える。仲間意識の強さがいい。毎日こうやってバカしたい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

いわゆる白人と黒人の友情モノにおいては珍しい構造。黒人シャーリーが教養深く、プロフェッショナルで孤高なのに対し、白人トニーがアングラで文書が苦手で、ソウルメイトや家族と過ごす毎日。互いの弱い部分を共有>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

4.0

エミネムがかっこよすぎる。。
家庭だとか恋だとか色々な、複雑な問題が取り巻く中でも、ソウルメイトたちと日々を共にし、見えない糸で通じ合ってる感じがしてとてもいい。経済的差別をマイク一本で吹っ飛ばすのが
>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

やっと初鑑賞。くっきりとした天国と地獄の二部構成。財宝探しを目的にしてた人たちが沈没の当事者の回想を聞くっていう構成がまたいい。全て話したヒロインの、凛として幸せで強い表情は忘れられない。また見たい名>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

日常会話で下ネタがとても痛快にテンポ良く交わされる様が、アメリカンで凄く新鮮。アメリカの高校生活、何だかお祭りみたいで楽しそう。最後の卒業式のシーンと空港のシーンも、特別な絆で結ばれた2人を象徴する名>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

家族間のやり取りや通じ合いに、じんわり心が温まる瞬間もあり、凄く切なくなるときもあるし、残酷さで締め付けられるときもある。父と祥太の男二人のシーンが何度も散りばめられてて、それぞれ別の意味合いで表現さ>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.0

アクションシーンは大迫力。吉沢亮、大沢たかおが特に古代の王や将軍っていう役にハマり、聡明さ、リーダーシップなどがクリアに描かれてた。話の掴み、設定も相当面白い。長澤まさみの一言で皆が生き返るシーンが好>>続きを読む

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

4.0

電車を全部止めるときの緊迫感が印象的。やりすぎぐらいの伏線回収ラッシュが最後に訪れたけど、それこそがコナンの醍醐味。蘭とのラストシーンは頂点。

七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

役者陣の演技が見事。。大企業の闇を描くストーリーも、現実でこんなことあったら怖いなと思う。野村萬斎が最後の会議に臨むシーンが好き。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.0

ハウルとソフィーの愛の物語だけど、それぞれのキャラクターに役割や意味があって、何だか厚みのある作品だと実感。リピートすればするほど良いんだろうな。個人的にはカカシのカブが大好き。ラストにああなるのは良>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

主人公の破天荒さが、とにかくコテコテのコメディ映画って感じで爽快。名門校でめちゃくちゃな論理でピンチを切り抜け続けて、最後には皆を巻き込むパワーと芯の強さを感じる。にしてもくだらなくていい。

インターンシップ(2013年製作の映画)

4.5

自分らしく、強みを生かして他の人に影響を与えていく様子がクリアで、しかも笑える。Google社員であっても、少しバカで単純な2人の考え方に心を動かされていく。本音で当たるのが結局1番いい。インテリ学生>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

描き方がとにかくリアル。恋へと発展していく、そして一緒に暮らしていく2人の会話のリズムが、まるで素人をモニタリングしてるみたいに滑らか。さすが坂元裕二。カルテットを彷彿とさせる。様々な岐路を経てだんだ>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

主人公が力強くて真っ直ぐで、それが周りの人の人生を好転させていく様子が凄く気持ちよい。翼を得たように走れた幼少期以降、大学でのフットボール、ベトナム戦争、そしてアメリカ横断と、彼が「走る」ことで今を生>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

後半の展開が凄まじい。水面下で計画を実行していくスリリングさ、人物1人ひとりの揺れる心情の描き方が天才的にうまい。。憎めない、すごく息の合った家族の柄もよくわかる。ラストまで面白い。伏線が完璧。。久々>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

魔法ファンタジーはハラハラしつつも面白い。呪文でピンチを脱したり、カギを開けたり、炎をつけたり。映像技術はさすがだし、ホグワーツ魔法魔術学校に行ってみたい。これからの各キャラクターがどうなっていくか楽>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

影響力絶大の総理大臣が、記憶を無くし、その前と後で人格がひっくり返ってしまうという設定からストーリーが進む中で、笑えるポイントも多かった。記憶を無くすという設定から予想できない展開が次々起こっていくの>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

キャラクターそれぞれに抱える想いとそれを裏付けるストーリーがあって、情が入ってしまう。家族に認めてもらいたい、強くなりたい、家族に会いたいと夢見ながらも前を向き、命の危機を彷徨いながら戦い続ける。炭次>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

夢が何層にも重なるという理解できなさそうな設定でも、つじつまがしっかり合う。撮影方法やスケールが圧倒的。制作に手間が凄くかかっていそう。夢に入るって聞くと抽象度が高いし、実際しっかり見てないと難しい。

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

体型や服装や肌の色に対する偏見がありふれている社会のリアルさと、そこに真っ向から立ち向かう主人公たちの姿の爽快さがよくわかる。人と違うということがこれから大切になってくる。自信をつけさせてくれるような>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.5

やっと観賞。想像以上に切ない話。ピーターは正義を貫いてるのに、身の回りの誰かしらの不幸を招いてしまい、悪とされてしまう。真の悪と戦う事情も複雑。スパイダーマンのはじまりを恥ずかしながら全く知らなかった>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

設定が面白い。ビートルズが世の中に存在おらず、自分だけが曲を知っているという軸の設定に留まらず、実は同じ状況の人もいる、メンバーも違う形で実在しているなど、+αの工夫が散りばめられてた。音楽映画は鳥肌>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

学生が一丸となって皆の居場所を守ろうとする様子が印象的。港町の風景、高校の風景一つひとつの描写が凄く細かくて堪らない。ジブリは壮大ファンタジー系統が好きだけど、こういう面も見ることができてよかったなと>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

4.0

常に誰かを想って動くひかり、目標のために心を鬼にする部長、誰よりも血の滲む努力をする顧問。チームスポーツの魅力を再確認させてくれた。「あの舞台に立たないと見えない景色」は本当にあるし、自分の部活最後の>>続きを読む

となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

おかしなことや怖いことも皆でゲラゲラ笑い飛ばせる、ただ母を想って各々が最善と思う行動に移せるという部分に、家族同士の絆がよく表れている。トトロを一切恐れず、好奇心だけで突き進むメイの姿は危なっかしいな>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

同性愛者もダウン症の子どもも同じ人間なのに、何も悪いことをしてないのに、どうしてこんなに差別されて辛い想いをしなければならないのか。願いも届かず、勝手な思い込みで話が進められ、いつしか居場所が無くなっ>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

現実は変えられないとわかっていても、過去に戻れば人の心は変わる。それだけ人は過去に対する想いとか悔いを抱いて生きているのだと感じる。この映画は、過去から戻ってきた人たちの行動に変化があるだけなのがむし>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

腐界と真っ向から対立することで人間世界を守るのでは人間側は無力に終わる。なのに、腐界やそこに住む虫を身をもって理解してきたナウシカの力が、誰もが諦めたことを可能にした。ひたすら感動。谷の仲間もいい味出>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

名台詞、名キャラクターはいつ見ても色褪せない…
誰も傷つかない共存の世界を望むアシタカの真っ直ぐな人間性に憧れる。自然に対して人間がしてしまっていることの惨さがメッセージとして伝わってくる。でもそれに
>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

「人間の未来は全て白紙ってことさ」に痺れた…
腰抜け呼ばわりされてビフにギャフンと言わせるシリーズお決まりシーンだけじゃなくて、ドクが過去を変えるか否かの葛藤をしているシーンもあって、1,2と違った良
>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

少女にこの現実はきつすぎる、、っていう切なさとか悲しさも沢山盛り込みながら、最後には温かいもので満たされる紛れもない名作。カワイイキャラクターたちの言動も繊細。映画館でポップコーンとジュースと一緒に楽>>続きを読む